バーナンキは大方の予想を覆し、緩和縮小姿勢を明確にした。
連銀総裁の中にはこれに異を唱える向きもあるようだ。
何故バーナンキがマーケットに配慮した玉虫色の装いを脱ぎ捨てたのか分からない。
これまでは概ねヘリコプター・ベンは市場を支える姿勢が明確で、
周知の通りバーナンキ・プットと呼ばれていた程である。
バーナンキの「翻意」はいずれ歴史家の研究対象となるだろう。
もう議長を辞める気でいるのかもしれないし、
自己のこれまでの「実績」に満足して注意深さを緩めているのかもしれない。
投資家にとって重要なのは日米金利差の拡大である。
米金利が上昇しているため、NYのボラティリティは上の記事の通り拡大するだろう。
しかし日米金利差の拡大から見れば異なる見方ができる。
週明けからスペックが大挙して東証の輸出関連を買ってくるということだ。
日本においても突発的な金利上昇に警戒が必要だが、
ドル高円安への備えはせざるを得ない。
▽ 田中泰輔氏がドル90円台は好機と指摘されている
▽ しかし円安は確実に日本の家計に打撃を与える。。
ドルが対主要通貨で続伸 FRB議長発言受けた買い続く=NY市場(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95J09K20130620
何より驚いたのは、新規失業保険申請件数が相当ネガティブだったのに
ドルがびくともせずに上昇したことである。
特に北米市場に強い富士重工が再度注目される可能性を見ておきたい。
↓ 富士重工(Rakten.sec) 2,267
↓ マツダ(Rakten.sec) 380
↓ UA(Rakten.sec) 4,025
何故か輸出セクターよりもUAのチャートが強烈に強い。
先月の急落前に折悪しく4,800円としてしまったUBSのアナリストは胸を撫で下ろしているだろう。
まさに神様仏様バーナンキ様といったところか。
楽天証券のサイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/
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連銀総裁の中にはこれに異を唱える向きもあるようだ。
何故バーナンキがマーケットに配慮した玉虫色の装いを脱ぎ捨てたのか分からない。
これまでは概ねヘリコプター・ベンは市場を支える姿勢が明確で、
周知の通りバーナンキ・プットと呼ばれていた程である。
バーナンキの「翻意」はいずれ歴史家の研究対象となるだろう。
もう議長を辞める気でいるのかもしれないし、
自己のこれまでの「実績」に満足して注意深さを緩めているのかもしれない。
投資家にとって重要なのは日米金利差の拡大である。
米金利が上昇しているため、NYのボラティリティは上の記事の通り拡大するだろう。
しかし日米金利差の拡大から見れば異なる見方ができる。
週明けからスペックが大挙して東証の輸出関連を買ってくるということだ。
日本においても突発的な金利上昇に警戒が必要だが、
ドル高円安への備えはせざるを得ない。
▽ 田中泰輔氏がドル90円台は好機と指摘されている
『週刊ダイヤモンド』2013年 6/22号 | |
▽ しかし円安は確実に日本の家計に打撃を与える。。
『日本の景気は賃金が決める』(吉本佳生,講談社) | |
ドルが対主要通貨で続伸 FRB議長発言受けた買い続く=NY市場(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95J09K20130620
”20日終盤のニューヨーク外為市場は、ドルが円やユーロなど他の主要通貨に対して続伸した。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が前日、年内にも資産購入プログラムの縮小に着手すると述べたことで、引き続きドルが買われる展開となった。
この日発表された米経済指標の一部が予想を上回る好調ぶりを示したこともドルの支援材料になった。
ロイターのデータによると、ドル/円は98.28円と約1週間ぶりの高値を付けた後、終盤は1%高の97.43円で取引された。ユーロ/ドルは1.3161ドルと2週間ぶりの安値を付けた後、終盤は0.6%安の1.3220ドルとなった。
〔中略〕
HSBC(ニューヨーク)のシニア通貨ストラテジストのロバート・リンチ氏は「他の中央銀行の中にはまだ金融緩和に向かっているところもあるだけに、米国のQE3が縮小して金利が上昇するとの見通しはドルの支援材料だ」とした。
バーナンキ議長発言後に10年物米国債利回りは約2年ぶりの水準に上昇。米国の短期金利先物市場は2014年の利上げ開始を織り込んだ。
6月の米フィラデルフィア地区連銀業況指数がプラス12.5と前月から大幅に改善して予想を上回り、2011年4月以来の高水準となったことや、5月の米中古住宅販売戸数が前月比4.2%増の年率518万戸と約3年半ぶりの高い水準を示したことも材料視された。週間新規失業保険申請件数は前週比1万8000件増の35万4000件と予想を上回る増加だったが、反応は乏しかった。
投資家は個々の統計を手掛かりに景気の状態を見極めようとしており、ドルは向こう数週間、値動きの大きい状態が続くとみられる。
アクション・エコノミクスのグローバル通貨アナリスト、ロナルド・シンプソン氏は「最も重要なのはボラティリティだ。かなり大きな動きになるだろう」と述べた。
FRBが金融緩和の出口を視野に入れたのに対して、日銀は最近になって大規模な緩和策を打ち出したばかりで、欧州中央銀行(ECB)も追加緩和を求める圧力にさらされている。
このため米国と日欧の金利見通しからドルは上昇基調が続く見通しで、対円で100円台に戻すとの見方もある。
〔中略〕
シティグループ(ロンドン)の通貨ストラテジスト、バレンティン・マリノフ氏は「米国、ユーロ、日本、英国の主要4カ国・地域(G4)中では米国の成長が最も確実だ。ユーロ/ドルは来月4日のECB理事会に向けて1.30ドルを付ける可能性がある」とした。
リスク通貨や新興市場国通貨が売られる中、豪ドルの対米ドル相場は一時0.9160米ドルと2年9カ月ぶりの安値を付けた。終盤は1.1%安の0.9186米ドル。”
何より驚いたのは、新規失業保険申請件数が相当ネガティブだったのに
ドルがびくともせずに上昇したことである。
特に北米市場に強い富士重工が再度注目される可能性を見ておきたい。
↓ 富士重工(Rakten.sec) 2,267
↓ マツダ(Rakten.sec) 380
↓ UA(Rakten.sec) 4,025
何故か輸出セクターよりもUAのチャートが強烈に強い。
先月の急落前に折悪しく4,800円としてしまったUBSのアナリストは胸を撫で下ろしているだろう。
まさに神様仏様バーナンキ様といったところか。
楽天証券のサイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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