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流出雑記 

2009/9/18

2009年09月18日 | Weblog
夜、大学時代お世話になったダンサーのせつ子さんとダーリン、私の3人で食事。
出町柳のスペイン料理屋に入る。
せつ子さんへ、試作した香水、3種類を小さいアトマイザーに入れて渡した。
以前私が調香を勉強していると話したら、何か作ってほしいと依頼していただいたのだ。バラとシトラス系が好きということで、ローズベースのシャープなもの、少し甘さのあるハーバルなもの、もうひとつはミュゲ、リラなどのローズベースではないフローラルで組み立てたもの。
私はバラを使うのが下手なのかも知れない。自信はないがしばらく使ってもらって3つの内どれがいいか決めてもらう。

それぞれワインなどを頼む。オーダーした料理が出てくるタイミングがやや間延び。お腹が空く。私はジンジャエールを飲んでいた。ウィルキンソン。
やがてぐつぐついうオイルの中で煮えた海老とマッシュルームが運ばれてきた。このアヒージョという料理をスペイン料理屋に来ると必ず頼む。熱いオイルをパンにつけて食べるとおいしい。
あとトリッパのトマト煮。トリッパとは牛の胃、ハチノスという部位。 これがとても好きなので家で作れないかと調べてみたが、塊のハチノスは見た目ちょっと鳥肌の立つ代物で、その上高いので手を出せず。
このトマト煮のソースをパンにつけるのもおいしい。パンがいくらでも食べられる。
そういうものを食べながら舞台周辺のことを話していた。
せつ子さんの話しを聞きながら、自分の体に他者の体や物、自分以外の物質を重ね、例えばそれが完全に理解できない思考や痛みを持っていたとしても、トレースし、引き寄せ、眺め、触れようとすること、そういうところからこの人の踊りは生まれているのだと思った。
そのときの触れ方、体が出会った他者や物をどのようにフォルムとして可視化するか、それがテクニックだと言っていた。
この言葉を聞けたことは私にとって重要なことだった。

私とせつ子さんはデザートにクレーム・ブリュレのようなものを頼んだが、それが鬼のような甘さだった。あまりの甘さにせつ子さんはちょっと食べて残りをダーリンにあげた。私はコーヒーを飲みながら少しづつ食べていた。ダーリンは甘党なので大丈夫ですと言いながら残りをぺろりと食べたので、せつ子さんから糖尿病に気をつけるように忠告される。

せつ子さんと別れてからまた別の誘いでカラオケに行くことになった。
カラオケなんて2年以上行ってないし、初対面の人を含む妙な面子でどうしようと思ったが、先に異様な盛り上がりをみせていたカラオケボックスに到着すると、もう歌わないでいるより歌うべき状況だと腹をくくった。
最初に欧陽菲菲の「雨の御堂筋」を歌ったら声を出すのが楽しくなり、ここぞと「CAN YOU CELEBRATE」を熱唱しておいた。ほんとはGLAYの「HOWEVER」も歌いたかったが閉店時間になってしまい残念に思ったくらいだ。

家に帰ってお風呂に入り寝たのは5時過ぎ。