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流出雑記 

ナビゲーター代行

2009年03月16日 | Weblog
2時頃就寝9時起床
昨夜、夕飯を終えた頃、大学の先輩D井さんから連絡があった。
今は名古屋在住だが京都に来ていて、お茶でもどうかと誘ってくれた。
D井さんは車だったのでうち来てもらうことにする。

今秋結婚されるのでその話しやD井さんの仕事のファイル、いろいろな舞台装置の写真を見せてもらった。
D井さんは大学の頃は主に音響をやっていて、また一緒に何かやりたいと話す。


今日は伊丹アイホールでワークショップ。
ダーリンはまだ東京で、直接伊丹に来ると言う。

電車で移動中、ダーリンから電話。
新幹線に乗ったが、ワークショップのはじまる2時に間に合わないという。3時半には着けるがその間を頼むと言う連絡。突如1時間半何かやらなくてはならなくなった。
どうしようか考えながら1時過ぎ伊丹着。

近くのコンビニで使おうと思っていたテキストを拡大コピーし、コピーのふたを開けた時にコピー機の後ろにファイルを落としてしまった。手を伸ばしても無理なので店員さんを呼んでコピー機を動かしてもらっているまぬけなところをたまたま入って来た音響のpsyさんに見られる。

アイホールの控え室でpsyさんと最近観た舞台の感想について少し話す。psyさんは博識で感想の出てくる下地が私と違うので興味深くおもしろい。
お昼ごはんにどこで買って来たのか鶏胸肉一枚分はありそうなでかいチキンカツに齧りついているのもおもしろい。

ワークショップの時間。今日はいつものメンバーがひとり欠席で6人。

まず椅子に座ったままできる体操。
背骨を呼吸に合わせて緩める、伸ばす。体側、股関節、肩首、無理のないように動かしていく。
私が今までいろんな人から教わったいろんな方法を組み合わせた高齢者向けメニュー。
立って左右に体を揺する。
肩や首の力がやはりなかなか抜けない。
左右の体重移動で体を揺するということをやりたいのだが、力で体をねじる運動のようになる。
無駄な力をぬく為にはやはり多少の努力がいる。
緩まった体、努力をしなければならない老人力というのもあるのだと思う。

体がほぐれた後に声のワークをする。
はじめは口を閉じたまま「んーー」と体の中に響く声の振動を感じ、それを聞く。虫の羽音のように響く。声と呼ばれる前の音の振るえ。
そこから口を開けると「んーーーあーー」と声帯からでる声になる。
その変化を感じてもらいたかった。

ひとりひとりの後ろを歩いて詰まっている首の位置を直し声を聞いて回った。
最年長94歳のF井さんは日頃から声が出にくいとおっしゃっていたが、こういうことをやるときの声もかすれている。砂のようなざらついた手触りの声。
F井さんだけでなく、年齢が高くなるほどそういう傾向にあった。

不勉強なことは多いが、人に何かを伝え教える事、それを考えることは自分にまた違う手つきで触れる事になりそういうおもしろさを感じはじめている。

休憩してテキストを読む。
全員でひとつの文章をゲームのように「の」だけ読む人、というようにルールを作って読んでいく。
それをなんどかやっているとダーリンが到着。
おみやげの舟和の芋ようかんなどを皆で食べて休憩し、やったことを見てもらい発展系を少し試すと終わりの時間になった。

脳の奥が疲れた感じがして、帰りの電車でよだれをたらし眠りこけた。

京都に着いてpsyさん、ダーリンと老安記で水餃子。
私が最近知った2012年頃に起こるといわれている「アセンション」というのを知って怯えたことを話す。

老安記のお兄さんは私のようにくだらないことに怯えたりしないで日々おいしい餃子を作り続けるのだろうな とお皿を運んできた逞しい腕を見てなんだか勇気をもらう。