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流出雑記 

衣装合わせ/ごはんを育てる

2009年03月10日 | Weblog
3時就寝9時起床

11時から写真の仕事の衣装合わせ。
定刻スタジオ入り。

スタジオでは衣装、メイク、造形、背景、照明、カメラマンなど十名あまりのスタッフが動いている。
シャッターの下りる一瞬を出来る限りイメージするものに近づける為様々な要素を詰めていく。
一瞬への貪欲さ。撮るものというより創るものという感じ。
でも描いたりするのではなく、撮るのだ。
人を一瞬にしてイメージの中に写し撮り印画紙に焼き付ける。映画のように時間の中に物語を織り込むことは出来ない。シャッターが下りる一瞬に奪った息を一枚の中に宿らせる。光の加減、陰影の中に息づく生身のフィクション。
本番はどんなふうに感じるだろう。

打合せして夕方スタジオを出る。
カナートに寄りアイライナーと墨のシャンプー、リンス買う。
何かマンガが読みたい気がしたので古本屋に寄ってみたが何が読みたいのかわからず。

帰宅。
玄関のにおいスミレが咲きはじめている。
去年はほったらかしの伸ばし放題にしていたら一輪しか咲かなかった。
土はアルカリ性が良いそうで貝の粉などを混ぜ、伸びた不要なランナーを切ってやったら花をつけることに集中できたらしく今年はたくさん蕾がついた。
薄紫で結構花びらが多い。古めかしく白粉を思わせる粉っぽいにおい、メチルイオノンという香料を薄くしたらこんなふう。

昨日からごはんを育てている。
田植えをしたのではなく、興味のあった「酵素ごはん」というのを試しているのだ。
玄米と小豆と塩を入れて炊き、炊飯器で保温したまま数日食べられる。半永久的に腐らないらしい。
玄米と小豆から酵素というのが出るからだそう。3日目くらいには酵素の作用でパサつきがちな玄米が赤飯のようにもちもちになると言う。
炊飯器が占領されて困るのと半信半疑で手が出せなかったがダーリン一週間不在の折、挑戦しようと思い立った。
玄米、小豆、自然塩、浄水かミネラルウォーター。ひとつ不思議な手順があって、米と小豆を洗った後、塩を入れて泡立て器で8分間かき混ぜる。時計回りに一混ぜ2秒、それを8分間。
後は普通に玄米を炊く時のように水加減し炊く。
昨日初日、まだ酵素ごはんにはなってないが食べた。我が家の炊飯器はいいやつなので玄米モードで普通に炊いただけでもおいしい。
どう変化するのか楽しみに保温したまま置いておく。
そして今日、炊飯器の蓋を開けると、全体に赤みを増していた。食感はそれほど変化なし。甘みは少し増したように思う。
明日には赤飯みたいになってくれるのか。
くわしい育て方は検索すると出てきます。