毛むくじゃら ノビル坊主に ノビル伸び
中村 梅士 Baishi
川堤の主役はニワゼキショウとノビルだった。
ノビルの風貌は面白い。
茎の先端の実のままに発芽するのである。
二段式である。
ノビルはゆり科の野草で、球根は生でも食べられると
言う。
今度はヨモギを摘んで、味噌汁にしてみようか。
春の七草、秋の七草などと言うが、野草を摘んで食べ
たことがない。
自然に接した山の暮らしもいいなあと思うが、大きな
家蜘蛛との共生は無理である。
女郎蜘蛛も嫌だ。
それを食う奴がいるから気がしれない。
蛇は食べられるが、恨まれるから遠慮したい。
やっぱり海がいいのかなあ・・・。
映画『下町ロケット』をみた。
凡事徹底というが、赤字ではあっても、どこにも恥じ
ない展望をもった会計帳簿作っているという場面があっ
た。
研究開発・営業という表の仕事は、そうした会計事務
に支えられているのだろう。
簿記というものが、全く理解できない。
源泉徴収の手続きをしたこともない。
税金が還付されたこともない。
税制を複雑にして無駄な仕事を強要している政治にも
腹が立つ。
複雑系の国家的詐欺である。
「バルブを制する者はロケットを制する」というのだ
そうである。
水素燃料制御用バルブの設計と品質はそれほどに難し
いらしい。
それを元ロケットエンジン研究者で大田区の町工場を
継いだ経営者が開発したが、大手企業担当者の嫌がらせ
や特許訴訟などの攻撃に苦しむ。
倒産間際にまで追い込まれながら、最後には本物の価
値と情熱が初の国産ロケット打ち上げ成功に貢献すると
いう成功物語が『下町ロケット』である。
宇宙人から見れば、ロケットなどというのは原始的な
発想であるが、人類の現時点では科学技術の粋を尽くし
た集積技術には違いない。
技術的にはUFO技術より高度な物理的技術なのかも
しれない。
日本の町工場の金属加工技術は他の追随を許さない職
人芸だという。
大資本に恵まれた企業は、傲慢に支配するのではなく、
敬意を払って活用するべきである。
日銀は、そうした企業にこそ融資を促進するべきなの
である。
政商ソフトバンクがアリババなどの儲けによって2兆円
規模の利益を上げたと言うが、M&Aの合算なのであり、
むしろ、10兆円規模の融資の偏在こそが問題であろう。
まさに、滅びに至る広き門となるであろう。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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