山里の 檀mayumi をくぐり 岩清水
額田の君の 秋にさざなむ
中村 梅士 Baishi
若杉に登ろうと思ったのは、登山口の集落がどん詰まった
小さな急流の橋のたもとに真弓の木があり、パステルピンク
に染まっている頃だろうなあと思ったからである。
晩秋は短い紅葉の風景も美しいが、色づいた木の実も美し
い季節である。
中でも真弓の木は珍しく、そこでしか見たことがないよう
に思う。
午後になってから出かけた若杉登山だったが、真弓のパス
テルカラーを観れただけでも大きな収穫だった。
あとは日没との競争だった。
午後3時には山頂を折り返して下り坂になったが、膝が笑
うような状態に近かった。
それでも、日没は18時ころだと思っていたから、少し楽観
していた。
しかし、16時を過ぎるころから薄暗く、藪漕ぎ状態にな
ったところで引き返して車道を下ったのだった。
日没は17時12分だった。
山歩きするなら朝8時にはスタートしたい所である。
若杉山オーバー・ウォーキング後遺症は、足の脛の痛みく
らいで、ほぼ回復した。
次は無理をしないコースとして、地島の椿ロード探索に挑
戦したい。
宗像駅からジョギングで港までたどり着きたい。
今は山茶花が満開なのである。
紅葉の最盛期は終わった。
マムシ草の赤い実も終わっていた。
もう、秋月も英彦山も、無理してゆくことはなくなった。
公園の紅葉で満足するとしよう。
霊言集『文豪たちの明暗』を拝読した。
太宰治、坂口安吾、芥川龍之介、川端康成の霊言を収めて
いる。
太宰治は大学受験の頃から夢中になって読んでいたことを
思い出す。
雨の武蔵野まで、桜桃忌の墓参をしたのだった。
一体、何がよかったのだろう。
人間の悲しさみたいなものだろうか。
ヒロポンなどの薬中や愛人との入水自殺など、頽廃の極み
だったのを見て太宰は読まなくなった。
小説自体から離れたというべきか。
もちろん、太宰治は今も無頼漢・色情地獄に堕ちたままで
ある。
霊言を読む限り、まだ、地獄が続くだろう。
坂口安吾は読んだことがない。
『堕落論』のままに、無間地獄の独房暮らしのようである。
芥川龍之介と川端康成は文学の神様級の作家のようである。
かつて、芥川は妖怪世界の住人と言われたが、違っていた
ようである。
因みに、三島由紀夫は邇邇芸命という神格を持ち、菊池寛
は文芸春秋社を創立して資産家になったが、地獄の底に沈ん
でいるという。
著述家というのは生活が苦しいし、地獄に堕ちる作家が多
いのが実態である。
漫画家も同様であろう。
不信仰な芸能人もジャーナリストも作家も深い地獄に封じ
られることになる。
幸福の科学の本は地獄には届かないという。
天上界であっても、幸福の科学の悟りの高い経典はそれな
りの霊格がないと読めないのであろう。
この世にあるうちに、熟読しておきたいものである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party