毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

桂枝雀

2007年05月31日 11時06分47秒 | 出会ったものたち
 最近「すびばせんね」と謝る桂枝雀の物まねが絶品だと評判のわたくしです。自転車で荒川沿いを走って熊谷だの森林公園だの行く機会が多く、その間ウォークマンで落語を聞いている(あくまで自転車道のみ。一般道ではウォークマンを外します)。
 今よく聞いているのが2代目桂枝雀。この人の訃報に接したとき、なぜ? と思ったけれど、聞き込むにつれ、なんだかわからんこともないなあ、と思うようになってきた(と、関西弁が移ったか)。
 彼の古典は、一見、変な声や顔で笑わせているように思われるかもしれないが、実は突き放したような遠くから生を眺めて語っていることに気づいた。
 その感を強くしたのが、自作のショートコント。実に、死と不条理と夢が多くテーマとなっている。
 「代書屋」だって、彼は遠くから代書屋の客を眺めている。そしてそれをきわめて意識的に演じている。だからこそ、あの抱腹絶倒が生まれるのだ。
 そんな中、ぼくが今んとこ一番好きなのは「貧乏神」。実に絶品である。貧乏神にまで同情されるどうしようもない男。女房にも逃げられ、仕方なく貧乏神が彼の世話を焼くようになる。長屋の洗濯物を引き受けて小銭を稼いで彼を助けるのだ。貧乏神が空を見上げ、「えぇ夕焼けやなぁ、明日もお天気えぇやろなぁ、洗濯もんがよぉ乾くわ」と一言つぶやいたとき、なんとも言えない風情に気持ちが満たされてしまった。
 荒川を走りながらふと見上げると、土手の上の空が青くまぶしかった。
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杉浦日向子「江戸塾」

2007年05月30日 09時59分05秒 | 読書
杉浦日向子 「江戸塾」      PHP研究所

 ご飯と飯の違いを知っていますか?
 大奥のトイレって、一生くみ出さないって知っていました?
 軽い口調で語られる江戸はとても不思議で魅力的な世界。
 普段イメージする江戸とはまるで違う江戸の世界。
 女性だって、ぼくたちのイメージだと「三年子なきは去れ」だの「三行半を書けばいつでも男の方から離婚できる」だの男尊女卑な江戸。
 でも、全然違う。「三年子なきは去れ」は武家の言葉。庶民はまったく様相が違う。なにしろ江戸は圧倒的に男が多い社会。結婚できただけでも男は感謝しなくちゃならない。だから朝ご飯を作って寝ている家人を起こすのは男の仕事。外に働きにいっている間に、奥さんは間男したり、カルチャースクールのようなもんに行ったり、あるいは自立のために小遣い稼ぎしたり。
 育児は男の仕事。ナンパは女の仕事。
 離婚して三行半を書いたら出て行くのは男。その三行半は離縁状というよりも、むしろ再婚許可証。もう結婚していないから好きに結婚できる証である。
 ほかにも、ほう、ほう、と頷くことしきり。
 時代劇がどれほど江戸をねじまげていたか。
 ひとつの時代に陰陽があるように、江戸時代だってユートピアじゃない。だけれど、江戸も案外いいんじゃない。この本を読むとそんな気になる。
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さらば、淡路よ、また会う日まで

2007年05月24日 14時00分56秒 | 観光
 ママチャリには先を急いでもらって、ぼくだけ訪れたのが北淡歴史民俗資料館。
 建物の中に歴史が堆積していて、実は一人でまわっているうちになにか薄気味悪いような怖いような、そんな気分に襲われてしまった。


 こんなところで寺山ワールド。田園に死す。
 石上神社の説明や磐座の配置図なども展示されていて、やはり行くべきだったと激しく後悔。そんな説明の中で興味深かったのは、「社日さん」の祭。社日は、春分・秋分にもっとも近い戌の日にまつる石塔の祭。太陽と石とがっぷり四つに組み合わされた祭だ。
 いつか調べてみたいものだ。

 先行するママチャリに追いつき、追い越し、一足お先に淡路観音に。

 なんというか、個人的観音(という言葉が変でなければ)の極致って感じのあか抜けないコンクリ物体である。パースを間違えちゃったのか、あきらかに頭の形が変。
 おまけに門には「本日定休日」。
 全身からやる気のなさを発散している負のパワーはすごい。長居をすると負のパワーにとりこまれそうなので、早々に退散。
 岩屋港でフェリーに乗り、明石へ戻る。

 さらば、淡路よ。去年の今ごろ、自分が自転車で淡路を走っているなどと想像だにしなかったよ、まったく。
 さて、今度はどこに行こうかな。
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荒川サイクリングロード、またはまだらな日焼け

2007年05月23日 08時02分21秒 | らくがき
 古代遺跡のような不思議な景色。携帯電話で思わず。



 自転車を買って1000キロ走るのに1ヶ月半。次の1000キロは1ヶ月。
 この年で目に見える形で短期間に進歩するってあまりない。
 初心者ならではの特権。40前に始めたテニスも初心者から初級、初中級、中級へと進むにつれ、進歩の度合いが遅くなってきた。同じペースで上級にあがれるとは思えない。
 一々が発見と感動の自転車初心者。しばらくは初心者であること自体を楽しんでいたいのだ。
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北淡震災記念公園野島断層保存館

2007年05月22日 13時10分28秒 | 観光
 絵島を出て、江崎灯台で島の西側へと入り、しばらく西側を走り続ける。
 アップダウンと信号がなく走りやすいと言えば走りやすいのだけれど、大型トラックが多い上に、道幅はあまり余裕がない。体の右半身すぐのところを大型トラックがすり抜けていくので、気持ちの良いサイクリングとはあまり言えない。風景は確かにいいのだけれど。
 西側をしばらく走って辿りついたのが、「北淡震災記念公園野島断層保存館」。
 月出の断層露頭にも行ったことのある、断層マニアとしては、是非見ておきたいところだ。民家の庭に断層が走っていたのだが、それを震災時のままに保存してある。ここに行くのは水曜日がお勧めである。なぜかその民家(もちろん、今は買い取ってあって保存館の施設の一部なのだが)を見学できるのは水曜日だけだからだ。



 入り口。崩壊した阪神高速道路のディスプレイ。
 地震のすさまじさをものがたっている。あの地震以来しばらく首都高でもずっと耐震工事をやっていた。



 保存された民家「メモリアル・ハウス」。この庭を見事に断層が横切っている。
 この断層が下の写真。



 月出の断層もそうだけれど、明らかな地質の違いがまるで模型のようにはっきりわかる。この断層に沿って塀が壊れ、並木がずれている。
 非常に興味深い上に地震の体験もできる。震度7を体験したのだけれど、実はあまりたいした感じはしなかった。やはり実際ものが壊れたりしないと実感がわかないのだろう。



 外にある「べっちゃないロック」。べっちゃない、とは、なんてことない、たいしたことない、という意味らしい。地震にめげない住民の心意気を現したモニュメントである。



 この施設のマスコット予知子。予知子だあ? 鹿島アントラーズのマスコット、「しかお」「しかこ」のネーミングに接したときのようなめまいが襲ってきた。予知子って。
 ちなみに、予知子、付属のレストランで食べられる。って、おい。マスコット喰っちゃうのか。
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絵島

2007年05月21日 14時47分40秒 | 観光
 石には何か力があるに違いない。
 東北でストーンサークルを眺め、飛鳥で石舞台を眺め、多くの山々で積まれた石を眺め、石はただの石ころ以外の何かを人間に対して持っているような気がするのだ。
 ストーンサークルが日本以外にも見られるように、石が人間に対して何かの力を持っていると思うのは日本だけではない。
 ヨーロッパ中世も同様だ。 
「古代において石は地中で成長すると考えられていた。かつては小さな石であったものが母なる大地から力を得て、大きく成長してゆき、母なる大地が持っていた治癒力をもあわせもつようになると信じられていたのである。こうして石はまず第一に民間治療の手段として用いられた」(阿部謹也「中世の星の下で」)

 石には何か力がある。その石、しかも巨石を何らかの規則に従って配列させてある場所などと来た日にゃ、聖所なんてもんじゃない。
 しかもその場所が北緯34度32分、太陽の道上にあるとしたら、これは行かなくては、である。

「だめよ、あそこは。マムシが出るから」
 だから、夕飯の席で、明日どこ回るか相談しているときに、淡路在住の彼女が、何言ってんのよ、あんた知らないの?みたいな口調でそう言ったときには、ぼくの頭の中で、マムシの恐怖とその神社に行ってみたい好奇心とが騒々しく口げんかを始めた。
「あ、aquiraくん、蛇苦手?」
 マムシの場合、蛇が苦手かどうかという問題じゃないと思う。シマヘビやアオダイショウとは違う毒蛇なのだ。もっとも、シマヘビもアオダイショウもぼくは確かに得意じゃないが。
「言っとくけどな」とぼくは悔し紛れに言った。「ぼくが怖いのは蛇だけじゃないからな!」
「威張って言うことか」と呆れられながら、石上神社行きは却下された。
 そんなわけで行程は約50km。
 まずは絵島へ。


 日本には絵島(江島、江ノ島)と呼ばれる島が多い。関東在住のぼくからすると江ノ島がポピュラーなのだが、この絵島、浸食された砂岩が美しい。このあたり岩屋と言い、石屋(いわや)神社もあるのだが、そう言えば江ノ島にも同名の地がある。
 「枕草子」にも出てくるし、西行法師も歌を詠んでいる。またこの島をおのころ島だという説もある。


 地層の模様が面白い。砂中の鉄分が酸化してこのような色になる。


 そして石屋神社。
 対岸の明石には岩屋神社も存在するが、この石屋神社の分霊を勧請してできたもの。
 の割には境内には人がおらず、閑散としている。というか、淡路全体がなんとなく閑散としているようなのであった。
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淡路島 百段園

2007年05月17日 08時28分05秒 | 観光
 ホテルと植物館の間にあるのが百段園や展望台。
 でも、ここは午後に来てはいけない。東向きなので晴れていても直接日が当たらないのだ。花は光が当たってないと。
 今日はサイクリングなので、早起きしてお散歩。

 展望台からの景色。


 百段園


 遠目に見ても面白いのだけれど、近寄ってみる花の表情もいい。




 自転車を担いで来たので、荷物は最小限。マクロレンズを持ってこなかったことを大いに後悔致しました。
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奇跡の星植物館

2007年05月16日 09時16分42秒 | 観光
 「奇跡の星植物館」。
 なんだか小田原にある「生命の星地球博物館」みたいなネーミングだな、と。どちらが先かわからないけれど。博覧会につきものの箱物だろう。最初からあまりいい印象を持ってなかった。
 ところが入ってみたら、これが実にいい。ほんとに細かなところまで手を尽くし、手が入っている。植物はテーマ別に配され、それぞれのテーマに基づきしばし別世界に遊ぶ。

 まるでヴェルサイユ宮殿のよう(行ったことないけれど)。


 ここはバリ島(行ったことないけれど)。
 
 
 ゼペット爺さん。左下にクリフ・エドワーズのコオロギが配されているところが細かい。ディズニーか、じゃあ。


 花の名前を知らないことが悲しい………、何でしょうこれ。きれいでした。


 並んでるとなぜか撮りたくなってしまう。かわいいサボテン。


 ムーミン谷へようこそ。にょろにょろ、だっ! と思わず小走り。


 ランの一種でドラキュラ、という。形が吸血コウモリに似ているからだとのこと。


 中国雲南省の珍しい植物(らしい)。可憐な姿にみとれてしまった。


  規模が大きいのに、植物たちの手入れは隅々まで行き届き、気持ちのいい時間を過ごすことができた。ほかにもエキゾチック・ジャパンなコーナーやレオナルド・ダ・ヴィンチの庭など面白いところ、珍しい植物が一杯。
 淡路、いいとこじゃん。
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ウェスティンホテル淡路

2007年05月14日 13時12分31秒 | 観光
 東京でのオリンピック開催があまり争点になることもなく石原都知事が再選されたが、こうした大きなイヴェントがよい結果だけをもたらすとは限らないと思う。淡路島に残された広大な駐車場跡という名の荒廃した空き地を見るにつけ、その危険を大きく感じるのだ。
 そう、ここで2000年淡路花博が開催されたのだ。
 ホテル・ウェスティンや夢舞台、明石海峡公園は整備されているものの、その向かい側は雑草が生えるに任せた駐車場跡地になっている。う~ん。
 去年の秋、淡路に行った時ウェスティンに泊まれなかったこともあり、今回はリベンジ。
 なにしろここには学生時代の友達が二人いる。どちらも女友達だけれど、あの頃付き合ったりしていなかったのが幸い、いまだに仲がいい。向こうがこちらに来る時もあれば、ぼくが淡路へ行くこともある(ま、一人は淡路じゃなくて明石なのだが)。今回は3人でサイクリング。しかし、二人はママチャリなんだよな………

 百段園から見たウェスティン。なんか殺風景なホテルだ。正面から見たら、団地か?と思うほど。しかし、中はよかった。こないだ箱根の富士屋ホテルに泊まったが、あれの正反対のホテル。新しく快適で、設備も整っている。部屋もきれいだし、至れり尽くせりのアメニティ、さらにクローゼットにはベランダでくつろぐための椅子やテーブルまで収納されていた。富士屋ホテルとはその方向性が180度違う。しかし、ウェスティンにしろ、富士屋ホテルにしろ、どちらもその方向において中途半端な感じがしないところがいい。ぼくはどちらも好きだ。

 ロビーのソファ。花博のイメージなのだろうか。

 エレベーターの壁。
 この花も生花。花博を意識しているのか、さらに花博後の淡路花博記念事業(ぼくが行ったときは淡路花祭り2007ってえのをやっていたらしいが、どのあたりからが花祭りで、どのあたりまでが平常なのか、よくわからなかった)を意識しているのか、至る所に生花が飾ってあった。
 とりあえずシャワーを浴びて、隣にある「奇跡の星の植物館」を散歩することにした。
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自転車旅行ではなく、自転車と旅行

2007年05月10日 16時42分36秒 | 観光

 早朝の東京駅。朝6時台に家を出て自転車で東京駅に。この時間、交通量も路上駐車も少ないので走りやすい。いつものドリンクケージをひとつ外して空気入れをセット。もう一つのドリンクケージには、輪行袋をセット。普段のモードから輪行モードへと変身。
 自転車を輪行袋にしまい、リムジンバスに乗せる。バス代900円を払って乗り込んだ先が羽田空港。
 羽田空港でチェックインを済ませ、自転車を預ける。自転車の運賃は1000円。ぼくがスカイマークのバーゲンチケットで6500円、合わせて7500円の空の旅。
 そして着いたのが、ここ。

 ぼくの車、電車を体験して、自転車くんは、今日、バスと飛行機も初体験してしまった。
 空港で組み立てていると、ちょうど修学旅行の高校生たちがわんさと通りかかり、このおっさん何してんの?みたいな視線を感じ、恥ずかしい。
 空港を出発して、スカイブリッジを渡るとポートアイランド、そしてもう一つ橋を渡るといよいよ本土上陸である。このまま2号線をひた走る。なんとなく海沿いのサイクリングを期待していたのだが、完全に裏切られる。東京で言うと甲州街道20号線を走っているような感じだ。道幅は広いが交通量が多い。別段風景も面白いものではない。
 それが須磨を超えるあたりからぼちぼちよくなってくる。
 汗まみれになって垂水のポルトバザールに到着。

 思っていた以上の気温で、着替えが足りなくなりそうなので、ここで調達。ヴィーナス・フォートっぽいんだけれど、アウトレットショップでお得な買い物ができる点がいい。
 さかなの学校などほのぼのした施設で一休みしたあと、再び走る。今日はもう一つ、この子に初体験の乗り物をプレゼントしようと思っているのだ。
 ここからは海沿いの道を走り、気持ちの良いサイクリング。
 そして、明石着。ぼくの運賃320円、自転車の運賃200円を支払い切符を買う。

 船、初体験。
 そしてぼくの自転車は初めて淡路島へやって来たのだった。
 それにしてもうちを出て、ぼくは40キロほどしか自転車をこいでいないのに、淡路にいるっていうのも、なんだか不思議な感じだ。
 淡路ぼちぼちポタリングの旅。さてどうなることやら。
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ホテルのロビー

2007年05月09日 23時44分51秒 | 観光


 旅っていいですね。
 自転車で走ろうとちょっとお出かけしました。
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初めての輪行

2007年05月05日 13時11分08秒 | 観光
 以前、川越の喜多院に行ったとき、帰り道がつまらなくてたまらなかった。そこで今回は帰り道を考えずに自転車で行けるところまで行ってみようと荒川サイクリングロードの終点を目指すことにした。
 家を出て40キロ。

 どことなくなぜか南国風の交差点で国道16号線にぶつかる。このままこの国道に乗って左に行けば横浜、右に行けば千葉へ行ける。まあ、環八の大親分みたいな国道である。

 入間川サイクリングロードとの分岐点あたり。ここで荒川は入間川と合流している。風景がのどかで走っていて、本当に気持ちがいい。

 こういうデートもあったんだよな、と過去を振り返ってみたりする。二人で遠くまで自転車をこぐなんていいな。
 たとえばこんな道。

 ぼくが待ち合わせ場所で待っていると、こっちに向かってる彼女の姿が草の間から見え隠れする。大きく手を振るぼくを見つけて、チリチリン。彼女もベルを鳴らして合図する。
 こういう青春も可能だったんだ。自転車に乗っていれば。
 そんな徒しごとを考えつつ、荒川サイクリングロードの終点の森林公園到着。思ったよりも疲れなかった。

 うちから約80キロ。この日の森林公園は駐車場待ちや駐車場を求めてウロウロする車で大渋滞でありました。別に森林公園をサイクリングする必要もないし、だいたいサイクリングなら今お腹一杯やってきたようなもんだから、このまま駅に向かう。
 そう、前回川越から帰りながら考えたのは、行くだけ行って電車で帰ってくればいいじゃん、ということだった。

 そこで手に入れたのが輪行袋。自転車をばらして袋詰め。10分かからずにできる。汗くさいだろうから、ついでに着替えもする。今回の反省点は、ウェットティッシュと軍手を忘れたこと。この2つは輪行の必須アイテム。
 東武線の急行に乗って約1時間。池袋に到着。池袋で自転車を戻して乗って帰宅。実に快適なサイクリングでありました。
              (写真はすべて携帯電話910SHで撮りました)
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インドメタシンとコンドロイチン

2007年05月01日 01時18分12秒 | らくがき
 実は長く自転車に乗っていると(おいおい、また自転車の話かよ? 去年あたりの神社仏閣巡りはどうしちゃったんだよ? などとおっしゃる方も多いでしょう。しょうがないんです。子どもが遊び道具見つけちゃったもんですから)、右足の膝が痛むようになってきた。歩いても平気。テニスしても平気。ただ自転車で長距離踏んだり、坂など重く踏み込んだりすると途端に痛みが訪れる。
 40~50キロくらい走る分にはなんともないんだけれど、それを超えると痛くなる。
 そんな状態が1ヶ月。
 いろいろ調べたら、痛くても自転車に乗って筋肉鍛えないと痛みはとれない、という意見が圧倒的。要するに、自転車に乗らなければ痛くならない部位を治すために、わざわざ痛くなる自転車に乗れ、と。
 それって、あまりにも自虐的じゃないですか? 
 もうちょっとよさそうな意見求めて調べたら、膝の軟骨のためにコンドロイチンがいい、と。それから痛みにはインドメタシンがいい、と。で、どちらも手に入れて、飲んだり、塗ったり。
 そのうちに、ロードバイクの入門書を読んだら、少し内股を意識して乗るといい、とある。それも試してみる。
 あ、不思議。
 あまり膝が痛くならない。
 しかし、問題は何が決め手となったかわからないことだ。コンドロイチンなのか、インドメタシンなのか、内股なのか。
 こんな風にわからないながらも、少しずつ進歩していく。それが楽しい。この年になると、目に見えた進歩ってあまりなかったりするから。
 自転車も毎月一つずつ進化させようと思う。焦らない。
 4月はグローブ。ヘルメットはあるのだけれど、グローブは100円ショップの手袋。これをちゃんと自転車用のものにした。
 5月はペダルかな。
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