毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

横浜

2006年04月28日 18時00分05秒 | 観光


 仕事先の人と二人で横浜。男二人、雨の横浜。
 空港まで送る合間、少し観光したいということで、「昔よくデートで行ったんですよ、横浜に、ははは、懐かしいですね、行ってみたいですね」との要望を聞き、横浜に。
 今はどうか知らないが、ぼくらが学生の頃は、東京の場合、デートと言えば西南だった。西南デートの最果てが湘南で、小田原まで行くと多少意味合いが違ってくる気がする。ま、とにかく東京の西や南がもてはやされた。
 そういうところはおしゃれな人間が行くところだと思っていたぼくは当然行かなかった。だから今でも横浜も六本木も自由が丘も詳しくない。
 反対に東や北にデートしに行く人間は皆無であった。県境をまたいで横浜には行くが、蕨には行かない。下北沢には行くが、錦糸町には行かない。初詣だって、「サークルのみんなと明治神宮に行って、表参道で食事してくるの」というのはいたが、「西新井大師に行って、帰りに田中商店でラーメン食べてくる」という学生はいなかった。いーじゃん、西新井大師(その頃田中商店はなかったか)。
 なわけで、車で少し走りながら、「あ、あそこユーミンの歌に出てくるドルフィンですよ」などと教えてもらったりしたが、知らないことばかり。
 「いったいどこでデートしてたんですか?」
 いったいどこでデートしてたんだろう?
 帰り道、首都高が珍しく混んでおらず、空港の駐車場を8時5分に出て、東池袋の出口に8時26分着。首都高銀座出口近くの直角的なカーブ(コーナーと言わないとだめ?)を気持ちよく走り抜けながら、思い出した。
 「そうだ。いつも走ってたんだ」

 写真はブラフ18番館。
 写真修正を練習して、いつか右の消火器とその張り紙を消せるくらい上達してやる!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつか見た桜

2006年04月27日 23時35分45秒 | 写真
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三日月

2006年04月21日 23時35分35秒 | 食べ物


 東京駅八重洲口を出て国際フォーラムの方へずっと歩く。
 富士屋ホテルの路地を入ると、「三日月」というお蕎麦屋さんがある。
 最近流行っているしゃれた感じのインテリアのお店は、しかし、おしゃれが売り物ではない。
 蕎麦はエッジが立ち、コシ、味、喉ごしともに素晴らしく、つまみもどれも完成度の高いものばかり。
 今日は、玉子焼きと鴨の台抜きをつまみにビールを飲み、もりそばを食べる。玉子焼きはだしも使っているが、東京風のもの。
 最近は関西風のふわっとしただし巻きを出すところが多いけれど、東京の玉子焼きはこんな感じ。どちらもそれぞれ、よさがあるが。
 鴨の抜き。抜きは台抜きのことで、蕎麦抜き、という意味。つまり、鴨南蛮の蕎麦抜き、というわけ。ぼくはよく天ぷらの台抜きを頼む。メニューに載ってなくても、ちゃんとした蕎麦屋さんで、天ぷらのあるところならやってくれる。
 最初パリパリっとした食感を楽しんで、ちびちび飲んでいくと、つゆに浮かんだ天ぷらが時間が経つにつれ、つゆを吸い、次第にほころんでゆく。今度はその食感を楽しむ。
 残念なことにこの店に天ぷらはない。そこで鴨の台抜きを。鴨はやわらかく、つゆは繊細。大変おいしい。
 しかし、このお店も今度の日曜日(4/23)をもって閉店。入っているビルの老朽化が原因だとのこと。
 おまけにどこで再開するかさえ未定。残念だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チューリップ

2006年04月18日 17時25分57秒 | 写真


 現像するときに色温度を下げてみました。
 チューリップくらい立派に赤いとこれだけ下げても風情が残っているので面白いかもしれません。
 写真は新宿中央公園で撮ったものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八重桜

2006年04月17日 16時48分00秒 | 写真


 週末の上野は八重桜が見頃でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の紅葉

2006年04月16日 21時18分52秒 | 写真


 昨日、上野公園で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エルンスト・バルラハ展

2006年04月15日 16時41分20秒 | 読書


 年代を追っての展示、バルラハの変遷がうかがえて大変興味深かった。
 初期には、日本の影響が大きかった時期やパリに滞在してフランスのサンボリズムの影響を受けていた時期がある。表現するスタイルを模索していた時期。
 それがロシアにおいて、自己のスタイルを確立するようになる。
 革命後の高揚感から一転厳しい現実にさらされたロシアの民衆の姿を通して、彼は人間存在に迫る。
 「すべての人間は物乞いか、あるいは問題を抱えた存在」
 「人間は貧困と諦念の中で苦悩する地上的な存在」
 そうした人間の本質を内面的な苦悩や内省としてとらえ、それを造形するイメージとして南ロシアの民間信仰の造形バラバノフを発見する。このときに作られた「盲目の物乞い」など、まさに諦念をそのまま形に造形したような彫刻だ。「ロシアの物乞い女Ⅱ」では、彼女と現実とを結びつけているのは、物乞いに差し出された彼女の片手だけ、というこちらに迫る造形となっている。物乞いの片手で辛うじて世界とつながっている、孤独な生。
恋人同士を描いた「ロシアの恋人たち」でも、二人の視線は見つめ合うことはなく、空中をさまよう。見つめ合うことさえできないほどの存在の疲れ。
 こうした彼の人間への視線に加え、フィレンツェ滞在で彼は胡桃材というマチエールに出会う。「ベルセルケル(戦士)」のためられた力強い動き。単純なドレープと左手の動きがより一層力を表現している。
 ここで多く見られるモチーフは占星術師だ。両手を合わせ天を見つめるモチーフがいくつか見られる。また「夢みる人」も同様に天をあおぐ。
 第一次世界大戦を迎え、最初は戦争に肯定的だったバルラハも、次第に近代の総力戦というものがどういうものか覚り、その悲惨さや人の苦悩から戦争に反対する立場をとるようになる。この時期の彫刻が素晴らしい。
 「苦行者」の静謐感。苦行しているはずなのに、この静かさ。目は外界のものを何も見ていない。見るという愉悦の拒否。苦行者は見ることをやめ、そのことによって自分の内なるものと向き合っている。
 「読書する修道院生徒」の深い瞑想。少し大きめの頭が中世風の情緒を醸しだし、ぼくはリーメンシュナイダーを思い起こした。この時期のバルラハの造形は、精神そのものの造形のように感じる。ぼくらはその造形の前で、まさにおのれの精神を問われるような気になるのだ。
 身の引き締まる展示だった。

 バルラハは晩年不遇だった。
 戦争に反対し、内省の世界を形作ったバルラハをナチスが好意的に受け入れるはずはなかった。彼の制作した公共的な戦没者慰霊碑などは撤去され、破壊される。作品そのものも、「頽廃美術」というレッテルを貼られ、反国家的な扱いを受ける。
 1938年バルラハは伸張するナチス勢力を見つめながら亡くなった。

                    
                    東京芸術大学美術館で5/28まで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の通勤写真

2006年04月14日 14時13分24秒 | 写真
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨には雨のお楽しみ

2006年04月11日 15時51分08秒 | 写真


 葉がしっとりと濡れて美しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しだれ桜

2006年04月10日 15時17分37秒 | 写真


 秩父の羊山公園。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秩父の桜

2006年04月10日 13時20分17秒 | 写真


 池袋からのんびりレッドアローに乗って秩父に。
 ちょうど秩父は桜の季節。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武甲山

2006年04月09日 00時41分53秒 | 写真


 秩父に行ってきました。
 秩父は桜が満開。さらに芝桜がこれから楽しめます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

響きの森クラシック・シリーズ マーラー交響曲第2番「復活」

2006年04月08日 23時23分55秒 | 音楽


 公開リハーサルが面白かったので、期待十分、今日はダニエル・ハーディング指揮東京フィルハーモニー演奏マーラーの交響曲第2番「復活」に。場所は文京シビックホール。
 一昨日のオペラシティでのコンサートは完売。こちらもS席に若干残りはあるらしいが、あとは完売。ハーディング人気もんだ。
 さて、演奏が始まる。
 日本のオーケストラの弱点の一つは金管楽器だと思う。今日もハラハラドキドキの演奏。ハーディングの指揮はなかなか見事なもので、オーケストラの隅から隅まで鳴らしまくるダイナミックレンジのきわめて広い演奏。第一楽章、不安定な金管楽器を差し引いても鳥肌が立った。ハーディングのリズムの取り方がよく、それが音楽を歌わせ、際だたせていたのだ。
 リハーサル時、紙袋に木製の弱音器をたくさん積めてきたハーディング、みんなにプレゼントすることによって、ゴム製の弱音器を排除したという今日の演奏。そう前情報があれば、そう聞こえるかな、という感じ。方々で弱音器をつけて演奏することが多い曲なんで、その効果はわかる人にはわかるかもしれない(公開リハーサルのときは、落としていた人もいたが)。
 ハーディングの指揮は明解でわかりやすい。
 最終楽章も、音楽の流れが安定へ向かうが、そこに例の死の旋律が出てくると途端にカタストロフが起き、雰囲気は変わり、バンダの金管・打楽器の演奏が加わり、クラッシュする。その流れがよくわかる。それにしてもヨーロッパ音楽での「死」というとこの旋律なのだから、このセクエンツィアを作ったトマス・ド・チェラーノは墓の下でどう思っているだろう。
 そして、今日は、思いも掛けぬ出来事が。最終楽章の、しかも最後。合唱がZu Gott, Zu Gott, Zu Gott wird es dich tragen!と歌いきったあと、死が清められ、盛り上がった演奏の中に響く鐘。この鐘があろうことか、一番目立つところで間違う。へ? とあっけにとられてしまった。
 オーケストラも新国立での「カバレリア・ルスティカーナ」「道化師」との掛け持ちでベストメンバーではなかったのだろう。
 ハーディング指揮で、もう少しいい感じのオーケストラでこの曲を聴いてみたい。是非。
 アルトのカタリーナ・カーネウスさん、好演でした。ブラヴァー!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダニエル・ハーディング

2006年04月06日 22時33分32秒 | 音楽


 明日が本番だと言うのに、前日のリハーサルでモーツァルトやベートーヴェンとの違いについてオーケストラ団員に話している。曲はマーラーの交響曲第2番。奏法が違うんだ、というようなこと(なにしろ彼は客席にいるぼくたちに背を向け、団員に向かって喋っているから、聴き取るのが難しいのだ)を話している。前日にそんな基本的な指摘を!?
 主に弦楽器に対して注文をつけながら、第一楽章のリハーサルが進む。しかし、その注文のたびに、確かにいい感じになっている。音がうねり始める。
 翌日の本番を控えた4月5日、オペラシティで行われたダニエル・ハーディング指揮東京フィルの公開リハーサル。初めて職業オーケストラのリハーサルを見て、いろいろ興味深いものがあった。
 しかし、それにしても、ハーディングの指揮したマーラーの音のうねり、爆発、これらはすごいもので、ぼくらが学生時代、額に皺を寄せて語られたような「ユダヤ人としてのマーラー」であるとか、「世界中から歓迎されない異邦人としてのマーラー」と言った側面は一切なく、その楽譜の持つエネルギーを解放していくような演奏だった(ぼくはだから、若い頃マーラーが嫌いだったのだ。純音楽的じゃない気がして。今でもそうだが、ぼくのヒーローはバッハとドビュッシーだ)。
 レヴァインのマーラー演奏がもたらしたショックに近いかもしれない。
 嫌う人もいるかもしれないが、ぼくはその姿勢にスコアからすべてを引き出そうとする強い意志を感じて好ましく思った。
 メンデルスゾーンがユダヤ人であるからといっても、そこにユダヤ人ならではの感情をこめてフィンガルの洞窟を演奏する者はいないだろう。マーラー演奏も一歩ずつそこに近づいているのではないだろうか。
 さて、今日4月6日がオペラシティでの本番。リハーサルでぼくの聴いたのは1楽章のみ。全体はどうなったのだろうか、すごく興味津々。ぼくの行くのは8日の文京シビックホール。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の桜

2006年04月05日 08時55分51秒 | 写真


 飯田橋から市ヶ谷にかけて、外堀通りは花見見物渋滞。
 今年の桜もこれで見納めかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする