毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

おのころ神社(淡路島)

2006年10月30日 09時39分01秒 | 観光

 沼島で見たおのころ神社。これが淡路島にもある。そもそもおらんとここそが国生みの神話の場所だと主張するところは何カ所かあり、しかも神話の話だからどこが正しいなどと決める証拠もない。いろんなおのころがあっていいのだ。
 そんなわけで淡路島のおのころ神社。比較的新しい鳥居がかなり巨大だが、神社そのものはこじんまりとしたもの。

 祭神はもちろんイザナギ・イザナミ。
 日本の神話には、インドネシアやギリシアから遠く響く話もある。イザナギの冥界行きにオルフェウスの姿を重ねてもいいし、コノハナサクヤヒメの話もインドネシアからニューギニアにかけて広く伝えられている話と同類型だ。沖縄の波照間にはイザナギ・イザナミの生み損ないと同型の神話が伝わっている。
 古代の海の道は考えられている以上ににぎわっていたのだろうし、また交流も広く遠くまで行われていたのだろう。
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大麻比古神社

2006年10月26日 15時16分42秒 | 観光


 そうそう、徳島から淡路に戻る前に行った神社を忘れていた。
 大麻比古神社。
 阿波一宮である。世の中には百名山巡りのように一宮巡りを趣味とされる方もいるらしい。何かのリストの端から端まで網羅するというのは人間の欲求の一つなのかもしれない。
 さて、大麻比古神社。祭神は天日鷲命、明治以後は天太玉命(これに猿田彦が合祀されている)。いずれにしても阿波忌部氏の祖と言われる神である。
 アマテラスの岩戸隠れの場面。オモイカネが鏡を使ってアマテラスをおびき寄せようという案を提案。この案をアメノコヤネと共に太占(ふとまに)で占ったのが天太玉命(アメノフトダマノミコト)である。アメノコヤネもアメノフトダマノミコトも共に、祭祀を司る神である。
 ところで、日本書紀のくだりを読むと、アメノフトダマノミコトに比べ、アメノコヤネの活躍が目立つ。これはアメノコヤネが中臣氏の祖とされるためである。中臣氏と言えば、現代では細川護煕元首相にまでつながる家系(だよね? 藤原氏の末裔だよね、彼は)。鎌足以降(不比等以降)、中臣氏=藤原氏は忌部氏より大きな力を手に入れた。そのため、アメノフトダマノミコトは祭祀神の一人で、アメノコヤネは祭祀神をまとめる長の神とするものもある。
 由縁来歴はさておき、この神社の特徴の一つが捕虜収容所があったところのすぐそばにある、ということだ。
 第一次世界大戦、日本は連合国側に加わり、ドイツの租借地である中国のチンタオを攻略する。このときの捕虜を日本のいくつかの捕虜収容所に分けて拘留していたのだが、とくにこの徳島の捕虜収容所の人道的扱いは映画にもなったほどである(「バルトの楽園」)。
 収容所内ではいくつかのオーケストラ、室内楽団が演奏し、新聞も発行された。捕虜たちは収容所の中だけでなく、広く地元の人びととも交流し、パンの焼き方やピアノを教えたりもした(ベートーヴェンの第九の日本初演はこの捕虜収容所)。太平洋戦争とは大きな違いである。
 その交流の跡がこの神社にもある。
 ドイツ人の優れた土木技術によって捕虜たちが建てた橋。


 独逸橋。

 さらにもう一つ眼鏡橋もある。


 いつもだったら隅から隅まで歩きまわるのだが、この日はやめておいた。
 だって、「マムシ注意」の看板があるんだもん。
 さ、次は淡路島の2つの神社へ。
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鳴門海峡

2006年10月24日 00時07分30秒 | 観光


 淡路島に戻る頃には夕方になっていました。
 ああ、しかし、淡路旅行をアップする前に、西湖に旅行してたりするし。
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朝の西湖

2006年10月23日 16時13分00秒 | 観光
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桂庵

2006年10月23日 13時12分04秒 | 食べ物


 西湖の帰り道、調布インターで途中下車して寄った三鷹の桂庵。そんなわけでアルコールなし、ただせいろを食べるという求道的昼食となってしまった。
 店の前に来た瞬間に車で来たことを後悔。

 からすみを干してる!
  からすみで一杯というファンタジーを胸に抱き、店に入る。店は2卓ほどの小上がりとカウンター。蕎麦のメニューは多くない。せいろ、てんぷらそばなど数種類。せいろ(850円)を注文。圧倒的に豊富なのは日本酒の種類とつまみだ。あ~、悔しい。中には蜂の子なんかもある。江戸前のアナゴもおいしそうだ。
 まず、薬味とつゆが運ばれてくる。普通のお店に慣れている人にはつゆが少なく感じられるかもしれない。薬味はわさびとねぎと大根おろし。
 ほどなくしてそばが運ばれてくる。6つの小山にきれいにわかれてもられたそば。蜂の子といい、この盛り方といい、なんか信州っぽい気がする。
 そばをまず一口。ああ、つゆいらない。小気味のいい歯ごたえとコシ。口の中に広がる甘い蕎麦の味。しかし、つゆもまたいいのだ。きりっと辛口で、そばとの相性もいい。
 夜に来たいなあ。夜来て、豊富なつまみに目移りしながらおいしいお酒が飲みたいものだ。
 いや、ごちそうさまでした。大変おいしゅうございました。
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西湖

2006年10月23日 12時08分49秒 | 観光


 水を見てきました。
 富士山は豊かな水をたたえた山。
 登山はまたの機会に、今回は富士山の水を楽しんできました。
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逃げ去る影

2006年10月20日 08時01分35秒 | 観光


 そんなわけで、ちょっと水を見に旅に出ます。
 みなさま、よい週末を。
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うずしお見物

2006年10月19日 14時16分49秒 | 観光
 映画「バルトの楽園」の題材になったドイツの捕虜収容所、札所を巡って鳴門へ。鳴門と言えばうずしお。
 ここで、よい子のための失敗しないうずしお見物法を。
 まず、一も二もなく、満潮か干潮の時間に行く。少なくとも前後1時間以内に行く。それ以外はうずしおがない。落とし穴は、うずしおを見物するための観潮船はうずしおがない時間帯にも出航していること。一人2000円程度のお金を払って船に乗ったはいいが、うずしおがないなどという事態も想定できるのである。
 そんなわけで満潮時(実際着いたのは満潮30分後だったが)を狙って行った。
 今回は船に乗らず、鳴門海峡大橋から見物。


 この橋は車の走っている下の部分がうずしお見物用の歩道になっているのだ。そこを歩く。かなり怖い、というか、ものすごく怖い。橋が落ちるかもしれない、海にたたき込まれるかもしれない、脳内を駆けめぐるマイナスイメージに足が震える。そう、ぼくは高いところが極端に苦手だ。ジェットコースターもスピードは全然怖くないのだけれど、あの高いところに自分が存在しているということがどうしても許せない。怖い。


 別に橋が揺れているわけでもないのに、横の手すりにつかまって体をひきずるようにして歩く。
 うずしおができるメカニズムについては「うずのくに.com淡路物見遊山」に詳しい。とても面白いのでお勧めです。ガイアです。わけわからないが。

 そのメカニズムの一つが潮の速さ。鳴門海峡の潮の速さはなんと時速20km以上。この写真は波ではない。潮の流れである。このように目に見えるような速さで潮が流れていく。
 ところで、ダ・ヴィンチ・コードに出てきた黄金分割。これがうずしおと関係あるんである。そんでもって、フィボナッチ数列の隣り合う二項の比は黄金比に収束するのである。だもんで、ぼくはダ・ヴィンチ・コードを思い、バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」のフーガを思い浮かべ、そうした思考で脳内をフルに満たし、マイナスイメージの駆けめぐるスペースをつぶそうとしたのである。というか、もう苦し紛れに現実とは別のことに思考を持っていこうと必死だったのだ。怖かったんだよお。


 ようやくの思いで辿りついた見物ポイントでのうずしお。おお、うず。ガイアだね(また)。
 再び鳴門海峡大橋を渡り、徳島を離れ淡路に戻ったのであった。
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一番札所「霊山寺」

2006年10月18日 14時55分15秒 | 観光


 真新しい巡礼装束に身を包んだ巡礼さんたちでにぎわう1番札所。
 ここと2番札所「極楽寺」、「大麻比古神社」を観光して、鳴門のうずしお見物に出かけました。大麻比古神社についてはまた後日。
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並んでいるのが好き2

2006年10月18日 14時39分18秒 | 写真


 1番札所「霊山寺」。
 不思議なお寺でありました。
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コスモス

2006年10月17日 15時24分55秒 | 写真


 鳴門市ドイツ館で見つけたコスモス。
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同行二人

2006年10月17日 11時20分09秒 | 観光


 淡路島でお相撲さんたちに囲まれて一泊した翌日、橋を渡って徳島へ。
 せっかく来たのだから二つほど観光お遍路。
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生命の形

2006年10月13日 11時10分53秒 | 写真


 学生の頃、同じ光景を見て感動したことがありました。
 淡路に行った翌日20年ぶりに再会。感動を新たにしました。
 何の写真だかわかります?
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淡路島

2006年10月11日 10時34分59秒 | 観光
 沼島から土生に戻り、砲台跡を探すその道中、不思議な光景に。


 狛犬ならぬ狛ゴジラ? なんだ、これは?
 ここは、もしや…………。 
 あまりのショボさゆえ、あまりの変さゆえ、あまりのチンケさゆえ、クラクラとめまいさえ起こる異次元空間として一部のマニアに「聖地」とすら言われている場所。
 世の中の秘宝館をいっそう手作りっぽくして、いっそう貧相にして、いっそうなんだか古くさい紋切り型の解説を加えてできた場所。


 ああ、やっぱり淡路島ナゾのパラダイス!
 ここまで来たからには入ってみるべきであろう。寺でもないのに珍寺大道場に堂々と紹介された場所。中に関してはこの珍寺大道場の説明に譲るが、一言ご忠告。現在では、同じ500円の入場料を取りながらせんべいもくれないし、フリスビーもくれない。
 中の展示は下らないの一言。


 あ~あ、強烈な脱力感。
 こうなることは半ば予想できたのだからやめとけばよかったのに。
 二日酔いの朝。
 夜中オークションで突っ張っちゃった翌日。
 何度同じような後悔をしてきたことだろう。
 そして思う、「やめときゃよかった」と。
 ぐっすん、ぐっすん、と心の中で男泣きしながら、南淡路ロイヤルホテルにチェックイン。しかし、ほんとの不幸はこのあと襲ってきたのだ。

 ロビーをうろつく巨体な人たち。
 荷物を運んでくれるという申し出を丁重に断りながら、女性の係員と一緒にエレベータに乗り込む。巨体な人たちを不思議そうに見ていたぼくに彼女は微笑みながら教えてくれた。
 「国体の相撲選手や関係者の宿舎になってるんです」

 心を癒す温泉が………。
 あっちもこっちも巨体な人たちの肉。お胸のお肉。お腹のお肉。お尻のお肉。うわあ。巨体な人たちの全裸が迫ってくる!
 彼らにまざって温泉に浸かってると、自分自身がなんだかちゃんこの具になってしまったかのようだ。お願いだから食わないでね。


 国体なんか大嫌いだ。
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小仏~城山

2006年10月10日 10時20分24秒 | 観光


 高尾からバスで小仏へ。そこからしばらく登ると小仏峠。さらに城山へ。
 2日前まで結構な雨が降っていたおかげで空気中の塵が一掃。
 見通しのいい景色を楽しむことができました。
 下は相模湖。向こうに見えるのは、もちろん富士山。
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