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格好いいよお、坂田明! 叫ぶから屋号教えてくれよ、って感じ。ちなみにうちの屋号は穀屋(誰も聞いてないって。米の相場師みたいな、要するにギャンブラーだったらしい)。
スイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライブ。アイラーの「ゴースト」で始まるのだが、もともとアイルランド民謡を下敷きにしたらしい調子を坂田明は見逃さずに、「ゴースト」のテーマに「赤とんぼ」をくっつけ、歌い上げる。格好いいよお。
モントルー・ジャズ・フェスティヴァルは、町興しのイヴェントとして約40年前に生まれた。これが大成功。今では開催時に世界各国から20万人がこの小さな町に集まってくるまでのイヴェントに。これを真似て、世界中でもこうしたジャズ・フェスができた。ライブ・アンダー・ザ・スカイなんかずいぶん通いましたよ、田園調布まで。エディ・ゴメスとディジー・ガレスピーの演奏は、もうね、今でも鮮明に浮かぶ。なんかあの日の二人は神懸かりみたいだった。
で、このCDでの山下洋輔トリオ。これも神懸かり。神懸かりになると、演奏に迫力があるのはもちろんなんだけれど、それはうるさいんじゃなくて、音が美しくなる。
そのリリカルになった瞬間をとらえて、坂田がハナモゲラ語で吠える!
坂田格好よすぎ。