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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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賢者は石にも木にも獣にもなれる…宇都宮市

2008年05月14日 22時17分53秒 | Weblog
KYとは、空気(K)を読めない(Y)人の事を言うのだそうです。周辺を見渡すと、けっこう空気、つまり雰囲気を読めない人間がいるものです。
会議などでまったく方向違いの意見を述べたり、質問を言う人などもKYなのでしょう。
静寂な空間で突如として大きな声で話し出したり、くしゃみや咳払いをする人もKYです。
人は、時として自分一人だけでこの世を闊歩していると錯覚を起こす場合があります。
KYは自分自身を俯瞰視野(高い鳥の目線)で見れなくなっている証しと言えるでしょう。

このKYと逆に、その場の空気、雰囲気に自然に溶け込める人も多く存在します。
小説、北方謙三著「水滸伝」に、人は、石にも、木にも、獣にもなれるのだと言う記述があります。これこそ賢者の為せる業と思えるのですが、その場の雰囲気、環境、状況、つまりは、そこの空気に同化出来ると言う事なのでしょう。

石になる…ひたすら耐え忍ぶ忍耐力であり、建物や人様の生活を下から支え上げる事なのでしょう。木になる…地面に根っこをはり、大風や大雨を遣り過し、息づきながら季節をつくり、自然環境と一体となれる事なのでしょう。獣になる…刃向うものと果敢に逞しく闘いを挑み、強さを強調する姿の象徴であろう。

石になる、木にもなる、獣にもなると言うのは、まさに完全にその空気の静寂さ、嵐の喧騒、樹木との乱舞などと自然の空気と完全に一体化していると言う事になのでしょうか。

昨日、私の新幹線の後ろの席で突然、携帯電話の呼び出し音がなり、周辺の方々の顰蹙をかっていました。周辺の空気を読める人は、乗り物に乗る際は必ず携帯電話をマナーモードにする事でしょう。私は空気を読める人こそ、賢者だと言い切れるような気がします。

写真は今日、行ったファース販売代理店、株式会社シノザキさん、主催の工務店経営者セミナーの講演後に撮ったものです。
創業320年の老舗企業、今なお右肩上がりの成長を続ける、㈱シノザキをしっかり支える社員さん達で、私の隣が篠崎社長の強力なサポーターの村上典子さんと、その隣の真ん中が、篠崎社長さん、そして参加工務店さんの方々です。
賢者の家系と立派な社員がいなければ、320年間も期間を継続経営など出来得る訳がありません。

午前中はファース工務店のオースタムさんを訪問し、社長の鈴木松男さん、奥さん、ご子息さんと懇談し、家族が「石」「木」「獣」の役回りを分担している様子を伺えました。

今日は久々の三時間講演でしたが、このセミナーを通じ工務店経営者は、石にも、木にも、獣にもなれる要素を習得する必要性を実感しました。また㈱シノザキさんの社員の方々のチームワークに感心して今日のコラムテーマとなりました。
明日は東京に戻って用事をこなし、夜には仙台に入ります。
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