毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

ある家族の家づくりの動機…東京~函館~北斗市

2007年04月12日 22時08分15秒 | Weblog
階下の奥さんがやって来て「音がとても響くんですよ」言葉は穏やかなのですが目に鋭い怒りを感じます。これで4回目だ・・・「申し訳ありません・・・きつく注意いたします・・・本当にごめんなさい」の言葉に階下の奥さんは引き下がって行きました。

隣の住居者である夫婦喧嘩の声もよく聞こえるし…子供達も成長してきて今の2DKでは狭く子供部屋も欲しいし・・・今度引っ越すなら、子供部屋があり階下や隣を気にする事のない庭付き新築の戸建住宅に住みたい・・・この夫婦は一戸建て住宅新築の夢を大きく抱く…

休日ともなると子供達を連れて住宅展示場を巡って歩きます。
子供達も自分の部屋のある家に住めるとなれば目が輝き、活き活きと楽しそうに次々とモデルハウスを見て回ります。
対面キッチンセットと大きな吹き抜け、居間を貫いた階段・・・寝室と子供部屋が二つ、実家の親や親戚が泊まれるような客室を兼ねた和室があれば最高・・・

家づくりを目指してから、この家族は毎日が楽しくて楽しくて・・・住宅雑誌を読んで勉強をし、そこに書いてある図面を自分達の好きなように変えて見たり、仕上げ材の見本を見て歩いたり、夢を持つと言う事がこんなに楽しい事だと気付きました。
いや夢なんかで無い、自分達の家づくりは実際に実現できると確信するようになります。

この夫婦が見つけた土地は職場から1時間2分の駅、バスで20分の所にありました。
貯金を全部引き出して頭金として使い、30年の住宅ローンを組めば現在住んでいるマンションとほぼ同じくらいになります。
一年後、この夫婦と子供達は念願の庭とカーポートのある土地付き住宅に引っ越す事が出来ました。
戸建の家を持ちたい一心で奔走し、念願の家づくりが成し遂げられたのですが…

住んだ後、寒い、暑い、結露、カビなどの温熱環境が伴っておらず、子供は二人ともゼンソクに、ご主人も通勤疲れで病気となり、パートに出ていた奥様も腰を痛め…
夢だった自分達、家族の城も、心身ともに傷ついて手放す事になるとは…
夢を追い求め奔走した時の方がはるかに幸福であった…温熱環境の家の性能ってとても大切なんです。

写真はコーチングと言って、人の話を上手に聴けるようになる勉強をして方々で仕事を終えてから、ファース本部本社の会議室で遅くまで実践練習をしておりました。
後ろ向かって右から理容店経営の斉藤進さん、金物店経営の山本泰樹さん、工務店経営の武田正人さん、前の右が幼稚園教師の芝西佳子さん、そして当社、副社長の福地小枝子です。
今夜はコーチングの練習だと言う事で、参加者の方々に上に記述した家の温熱環境の大切さを教材として話をさせて戴きました。上手に聴いて戴いて感謝です。

今日は葉桜の東京から、ミゾレが混じる天気の本社に戻りました。
午後から練っていた新しい装置の実験など行い、夜はコーチングの勉強のお手伝いを…
明日は電機メーカーの方々が来社する予定…
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
過去のブログ総集編
下のコメント欄にご意見を!!