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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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権利と義務は常に隣り合わせ…東京~函館~北斗市

2007年04月05日 21時40分33秒 | Weblog

高級官僚や大手企業の役員だった人も、仕事をリタイヤするとただの人になりますが、この時点で自分の勘違いに気付きだすのでしょう。
多くの人々と関わっているからこそ、地位、権限、権力が発生するのであって、人がひとりになった時はとても弱い動物なのです。

地位も権力も人がいるから成立しますが、社会的地位の高い権力者は、その自分の地位、権力を支える人々の存在を失念する者も出てきます。
権力者がその権力を行使して事を起す場合、独裁者のように従わないものを粛清する事があります。
この手法は決して長続きしなどませんし、命じた事項が失敗した時に、必ず、自分にその報いが跳ね返ってきます。

多くの方々に支えられて自分の地位や権力を持ち得ている事を熟知している権力者の命令は、命令を受けた人が自然とその指示命令に沿って行動が出来るものです。
その行動によって発生する問題の全てが、命令を出す権力者が引き受けるからです。
権力者が権力を行使した時に発生する問題は、その権力者が背負う義務も伴っています。

どんな場合も権利と義務が隣り合わせに組み合っています。
権力者は、企業不祥事や政治不祥事が起きますと、不祥事が起きた時の自分の関わりを否定し、責任を全てが現場にいる人々にあるかのように振る舞う姿が目に付きます。
上司が部下に仕事を指示し、その仕事が失敗した時、明らかに部下の失態であっても、その部下に指示した責任が伴います。

もっとも命令する権利を行使して、その責任を負えないものが、真の権力者にはなれないものです。例えなれたとしても一時的な傀儡権力に過ぎないものです。
権力を行使したら必ず義務が発生する…
この事を解って実践できる人はいずれ、人望の厚い、存在感の大きな人になる事でしょう。

今日は東京から北斗市の本社に戻り、ファース検査員講習の講義を行いました。
ファース加盟工務店さんの方々は、我々ファース本部が取得した多くの工業所有権、公的認定、評定などの資格を行使する権利を得ますが、そのファースの家が確実に施工できて性能が確立するため、その管理責任の義務が生じます。

写真は講習に参加した、向かって左から北海技建工業、棟梁の熊田良見さん、同じく常務の八巻省三さん、同じく棟梁の西山和彦さん、そしてサンケイ建匠の大矢輝明さんです。
今日は4人と少数でしたが、マンツーマンの講義が出来ました。
今日はQ値計算の手法を勉強しました。明日は試験ですが…今夜、呑みすぎない様に…
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