風のたより

つれづれに

                      能登の旅  その1    “ 間垣の里 ”

2015-06-14 | 能登撮影旅行



能登をめぐる1泊2日の撮影バスツアーに参加しました。

能登は一度ゆっくり行きたいと思っていたところ、行ってみたい場所が網羅されている
バスツアーを見つけました。
参加者は24名、うち女性は6名でほとんどの人が一人参加でした。

バスはまず奥能登の“のと里山海道”を進み、二本の滝が寄り添うように流れているという男女(なめ)滝へ。

右側の本流が女性、左の支流がが男性の滝とか。
逆の様に思えますが、緩やかな傾斜を流れる女滝と細く急峻な流れの男滝を表している
のだそうです。





男女滝を撮った後、バスはやがて日本海に面した間垣の里の大沢集落に入ってきました。
竹の垣根が家の周りを取り囲むこの地ならではの独特の風景です。

間垣はここ上大沢町と大沢町の二か所で見ることが出来ます。





この間垣は、日本海から吹き付ける冬の強風と、夏の日差しを遮ることにも使われているとか。
この地に生きる人たちの生活の知恵なのでしょうね。

以前テレビで能登の紹介の時見たことがありますが、実際に目にするのは初めでです。





続いて、もうひとつの集落の大沢町にある大沢漁港にやって来ました。





間垣に囲まれた家々の前には日本海が広がる漁場になっています。





何艘もの船が入り江を取り囲むように並んでいました。





いかにものんびりとした鄙びた漁村という感じです。





ここでは何が獲れるのでしょう。
こんな船場の風景を見るのも久しぶりでした。





海に面した間垣の前にのんびりとくつろぐおじさんの姿が印象的でしたが、この間垣の囲いの中には、
ジュースの販売機がありました。

ここでは何でも間垣の中にあるようで、、、、





民家はもちろん、、、





間垣の門をくぐると、ここは旅館になっていました。





さらにここは、駐在所です。

こんな場所まで、ここでは全てが間垣の中にある不思議な光景です。





民家の間垣の中庭では、らっきょ漬けの準備に忙しく働くおばさんの姿がありました。





”庭で出来たらっきょはおいしいよ!”と声をかけてくれ、一つ頂戴しました。
こんな交流が出来るのも旅の楽しみです。

この後バスは、今回のメインになる白米千枚田に向かいました。
日本海に沈む夕日と棚田を撮るのが目的ですが、、、、

                         奥飛騨の“ 平湯大滝 ”

2015-06-09 | 上高地ウォーキング



上高地を発ったバスは、奥飛騨の平湯大滝公園にやってきました。

ここで滝までのバスに乗り換え、ほどなくすると、遠くからでも大滝の姿が見えました。





歩いて更に近づくと、滝からの流れが岩場を通って流れ落ちています。





もうここからでも霧雨が降っているような水しぶきがかかり、思わず傘を広げてしまいました。





ここから滝壺までは更に上になり、坂道を登ります。





上まで登ると目の前に平湯大滝が現れました。

轟音とともに流れ落ちる大滝は、滝の幅も広く迫力十分です。
水しぶきがかかるので、カメラが濡れては大変と傘をさしての撮影は、ちょっと大変でした。





ごうごうと流れ落ちた水は、岩場を伝わり、、、、





勢いよく流れ落ちて行きます。





大滝の下の公園内には、大きな足湯の設備も備わっていました。

ここでの足湯は出来ませんでしたが、今回はバスの移動の途中、幸いに足湯につかるチャンスがありました。
わずか10分程でしたが、歩いた後の疲れもとれ、ちょっとさっぱりした気分で帰途に付きました。

                 上高地ウォーキング  その2 “ 田代池から河童橋まで ”

2015-06-06 | 上高地ウォーキング



木道を通り田代池にやってきました。

田代池も焼岳の噴火により流れ出た溶岩が梓川左岸の支流の千丈沢をせき止めて出来た浅い池で
水の透明度も高い湿地帯になっています。

でもこの日の水の色は、なぜか赤茶けていてびっくりしました。
以前来た時にはこんな色ではなかったように思いますが、、、、





この田代池もだんだん土などが堆積して池の水位も浅くなってきて、池の大きさもだんだん
狭まってきているようで、このまま数年後にはなくなってしまうのでは、、、、???

これも地球温暖化ということでしょうか?





こうして少しづつ環境の変化が起っているのは、仕方のないことなのかもしれませんが、、、





しばらく歩くとニリンソウの群生地がありました。
最盛期にはもっともっとすごかったようです。





歩いて行くと大きな木に絡まるこんな苔の様なものが目に付きました。
風にゆらゆらと揺れています。

昔子供のころ見た「森は生きている」というディズニー映画を思い出しました。





さらにあるいていくと梓川の支流の小川が流れ、水の中にはバイカモらしきものが、、、
水の中に咲くバイカモを一度見たいと思いつつ、花はもう終わっているようで残念でした。





ここで梓川にかかる田代橋を渡り対岸へ。





ここから見える山肌は、緑の濃淡が入り混じり一層綺麗です。





対岸の山を見ると、真ん中が三本槍、右が霞沢岳、左が六百山の立て看板がありました。





そしてこの近くには、この上高地を世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)はあります。

氏は登山家として日本各地の名峰を登り、上高地では山案内人の上條嘉門次とともに北アルプスに挑んだのだそうです。





上高地特有の白樺林が続きます。





白樺(シラカンバ)とよく似ているのはダテカンバ。
木肌だけみると同じように見えますが、葉っぱが違うようです。





ここからも、緑の帯の様な新緑に輝く山々の鮮やかな色に、ふと足を止め眺めました。





梓川沿いにやっと河童橋付近までやってきました。
河原から修学旅行生の賑やかな声が聞こえてきました。





ここで上高地のシンボルの河童橋を渡りまた対岸へ。
天気が良ければこの河童橋から穂高連峰をバックの写真を撮るベストポイントなんですが、、、、





残念ながらこの日は、先ほどまで見えていた穂高連峰はあっという間に雲の中に~~~

ゆったりと流れる梓川の瀬音を聞きながら、、、、





山桜の向こうにそびえる穂高連峰を見ながら、そろそろ集合場所のバスターミナルへ。





なごり惜しい思いで振り返りながら、、、、





ここにも一休みの人々が、、、
梓川の流れの音を聞きながら,ひと時の休息ですね。

同じシニア世代、みなさんちょっとお疲れのようで、、、(笑)





緑いっぱいの森を抜けてバスターミナルまでの道を急ぎます。





やっとバスターミナルに到着!!

途中持参したお弁当を食べる時間も入れ約2時間の上高地滞在でした。
前回来た時は、上高地散策だけの4時間コースでしたが、今回はこれから平湯温泉を回る
ことになっています。
平湯大滝を見たことがないので、これも楽しみです。

朝の出がけに降っていた雨も、現地に着くと小雨から曇りとなり、午後には薄日も指すほどで
ツアーのタイトルどうりの“ 新緑のさわやか上高地 ”でした。 

                     上高地ウォーキング    その1 “ 大正池 ”

2015-06-05 | 上高地ウォーキング



「新緑のさわやか上高地」と銘打ったバスツアーにカメラ仲間のお友達と参加しました。

連日さわやかな日が続いていたのですが、参加当日は生憎朝からの雨となり、集合場所の駅に向かう
バスを待つ間もかなりの降り方で、先が思いやられました。

雨の日にも関わらず参加者は46名と満席となり、バスは一路東海北陸自動車道を北上し
ひるがの高原SAでトイレ休憩となりました。

SA横から見える大日岳も白山もすっぽり雲の中です。





ひるがの高原SAを出たバスは高山を通り、やがて上高地に入り大正池に近づきました。

バスはターミナルまで行きますが、希望者は手前のここで下車し大正池に向かいます。
木々の間に焼岳が見えてきました。





この焼岳の噴火によりせき止められて出来たのが大正池ということです。
山肌の中央には溶岩の流れ落ちたような筋が見えています。





そして焼岳から目を転づると正面に穂高連峰の峰々が眼前に広がっています。
この風景は何度見ても素晴しいですね。

その下に広がるのが大正池ですが、年々池の大きさは小さくなっている上に、
大正池のシンボルとも言える池の中からの灌木もすっかり姿を消し、以前来た時より雰囲気が
変わっていて、ちょっとがっかりでしたが周りの山々は以前と同じでした。





それでもこの大正池から眺められる穂高連峰の峰々の姿は、いつ見てもやっぱり素晴らしく、、、





上高地にはこれまで何度も来ていますが、峰々を流れる雲を見ながら同じ風景の写真を何枚も
撮ってしまいました。





大正池を見た後は、緑いっぱいの森の道を次の田代池へと歩きます。
心配した雨は、上高地に着いた頃は小雨に変わりほっとしました。





そして雨上がりの森は、一段と緑を増したように瑞々しく、池に映る木々も鮮やかです。





ブナの高い木々の奥からは、うぐいすやカッコーの声が絶え間なく聞こえてきました。

マイナスイオンをいっぱい吸い込んで、、、、足どりも軽やかに~~~





緑いっぱいの森の道を写真を取りながらゆっくりと散策です。





雨にぬれたエンレイソウ(延齢草)が咲いていました。

延齢草とは寿命が延びそうな縁起の良い花なのかと思っていたのですが、中国では古くから胃腸薬などの薬草
とされていたようですが、実際は有毒成分を含む有毒植物で、過量に服用すれば、嘔吐、下痢などの中毒症状を
起こすのだそうです。

知らないとは怖いことです。





森の緑と自然が作った枯れ木のオブジェ??
田代池までは、もうすぐです。

                           ドクダミの花の咲くころ

2015-06-01 | 季節の草花



今年も早6月に入りました。

いつしか庭の隅にはこの季節の「ドクダミの花」が咲きだしています。
毎年この時期になると咲きだすのですが、今年はいつも咲く場所になぜかヒメオウギが群生して
ドクダミの花は選手交代の兆しです。

人によっては嫌がられる花ですが、白い四枚の清楚な花は私は大好きです。
今年もお気に入りのガラスの花器に入れて、、、、





爽やかな季節が続いたここ数週間、梅雨に入らない今のうちにと、すっかり伸びた庭の木々を
せっせと剪定しているうちに、あっという間に6月になってしまいました。

ツゲの木を刈りこんだり、椿やドウダンを剪定したり、シデコブシの徒長した木の頭部を伐採したり
連日庭仕事を楽しんでやっていました。

ネットで買った剪定ばさみの切れ味がよく、サクサクとリズミカルに動くのが気持ちよく剪定の
楽しさが増しました。
買った新潟産の剪定ばさみの「花酔」という名も気に入っています。(笑)





庭先でごそごそやっている間もモモスケ君は珍しそうに付いてきます。
そのうち飽きたのかお気に入りのベンチでお昼寝!!
その思いっきりのびのびと体を伸ばして寝ている姿に思わず笑いがこみあげます。
そうとうリラックス状態です。

でも最後はいつも通り玄関先の定位置で我が家のスフィンクスになりました。
“ モモスケ君、また門番お願いよ!!”