保護した日は猫ベットとキャリーバックにそれぞれ入っていたのに、翌朝そーっと部屋を覗いてみると、、、
”あー、やっぱり!”
ふたり仲良く猫ベットに入っていました。
夕べはふたりにとって激変の一日だったはず、きっとお互いに支えあっていたのでしょうね。
猫同士ってこんなにも静かなものかと思うほど、夕べは物音一つしない静かな夜でした。
多分緊張していたのかもしれませんが、、、
きっとふたりともじーっと次は何が起こるかと不安だったかもしれません。
でもこの姿を見て、やっぱり兄弟一緒に連れ来て本当に良かったと思いました。
次の日は病院へ連れて行くので名前を決めないと、、、
いろいろ考えた結果大好きなスタジオジブリの名作「魔女の宅急便」に出てくるキキとジジ
の名前から、サビちゃんと呼んでいた子はキキに、そして黒ちゃんは黒猫のジジに決めました。
”今日からキキとジジだよ!”
翌日の午後予約を入れて病院へ。
再びキャリーバックに入ったふたりは、車の中でも無言でした。
猫たちも緊張していたかもしれませんが、こちらも少々緊張していました。
たとえ検査結果がどんなことになろうとも、公園の片隅でふたりをキャリーバックに入れた
あの時から全ては私の責任です。
無条件に全てを受け入れようと決めました。
診察及び血液検査の結果は、先ずはふたりともオス、年齢はもっと小さいと思っていたのですが、
ふたりとも二歳から三歳の間ぐらいでしょうとのことでした。
キキちゃんの体重は3.52キロ。
20分ほどでふたりの血液検査の結果が出ました。
ふたりとも猫風邪をひいており、猫エイズは陰性でしたが、猫白血病ウイルスは陽性反応でした。
ジジちゃんの体重は、キキちゃんよりちょっと多い3.8キロ。
体重を計ったあと血液検査の為採血、その後ノミやダニ、シラミの駆除のフロントラインを
してもらいました。
首の後ろに液体を塗布でOKのようです。
猫白血病ウイルスの陽性反応は、先生のお話だと2~3か月後に消えていくケースが多いので
様子を見ましょうとのことでした。
ふたりとも野良でいたのですから何があっても仕方ありません。
病院に連れて行った段階でワクチンも打ちたかったのですが、先生のお話だとふたりとも
風邪が直ってもう少し体調の良い時にしましょうということになりました。
一週間分の風邪薬を頂いてきました。
自宅に戻ったふたりは、さっそくお水をゴクゴク。
昨日,今日と続く体験したことのない出来事にびっくりしたことでしょう
心配していたトイレはキキちゃんもジジちゃんもすんなりと成功!!
でも二つ置いているのに、わざわざキキちゃんが使ったトイレに入るジジちゃん??
そこまで仲良しなの??
今朝のニャンズの食事風景です。
食事前にまず風邪薬を、、、
カリカリの後に猫が大好きと評判のチャオ〇ールをあげたところ、この仲良し兄弟も
我先にとガツガツ食べる様子に笑えました。
”やっぱり!”
”ひとの分まで取らないの!”(笑)
一週間分出た風邪の粉薬を飲ませるには、このチャオ〇ールの中に混ぜて飲ませると良いと
聞いていたのでお陰で薬を飲ませることには成功でした。
ご飯が終わるとやっぱりふたり一緒の猫ベットがお気に入りのようです。
仲が良くてよかった!!
互いに体をなめあったり毛づくろいする姿を見ているだけで、こちらも幸せになります。
野良ちゃん時代から人懐っこいキキちゃんは、今朝も抱っ子からどんどん上に上ってきて
チューしょうとします。(写真は野良ちゃん時代の公園で)
まだワクチン接種が済んでいないので、こちらもいろいろ気を付けないと、、、
病院の先生や看護婦さんは素手で仕事されていてびっくり。
伺ったところその都度石鹸で手を洗っていますとのこと。
”それで十分大丈夫ですよ”とおっしゃっていました。
ただし唾液などの接触だけは気を付けてくださいとのことでした。
今日はお部屋の掃除をしようと掃除機を使い始めたら、その音にびっくりしたのか
ふたりとも部屋の隅っこに行き小さくなってこちらの様子を伺っていました。
ここ当分ふたりにとって毎日が驚きの連続で、それも野良ちゃんから家飼い猫になる為の
洗礼なのかもしれません。
“ふたりとも頑張ろうね!!”
白血病はエイズより厄介。
陰性に変わること祈っています。
でも今はこれで良かったと思っています。
あまりに過酷な現実をたびたび目にし
無視することができず、自分にとっても
後悔のない道を選びました。
猫の病気のことは何も知らずです。
良い結果になってくれることを願っていますが
もう後戻りはできません。
野生の猫ちゃんたちは寿命は5年くらいと聞いてます。
飼い猫は10年以上・・・
管理・病気・予防の結果でしょうか・・・
二匹とも幸せな家庭に行きましたね。
こちらもうれしい!!
環境から救ってあげたい一心でした。
これからも平たんな道ではないでしょうが
一日一日この子たちと楽しく過ごせたらそれでいいと思っています。