風のたより

つれづれに

   高台寺

2010-10-27 | 京都散策



        本山からの案内状をいただき主人の三回忌の法要をかねて初秋の京都へでかけました。

        京都駅から堀川通りを北に数百メートル行くと左側に西本願寺の立派なご門が現れます。
        門を入り広いお庭の先に左に御影堂、右に阿弥陀堂が配置された伽藍建築が見渡せます。





        たくさんの門徒たちの法要はこの阿弥陀堂で行われました。
        三人の僧侶による読経は大きな本堂の中で厳かにひびき、一人ひとりのご焼香があり、
        僧侶による説法の後、合掌、礼拝で法要は40分ほどで終了となり、お土産に“松風”と
        書かれたお干菓子を二ついただきました。





        無事法事を済ませ庭に下りると結婚式を済ませた白無垢姿のお嫁さんの一行に遭遇。
        こんな立派な場所での仏前結婚式だったんですね。
        いつまでもお幸せに!!






        お庭の左奥には西本願寺で有名な唐門があります。
        入母屋造りの黒漆塗りに彩色彫刻された豪華なご門で、別名日暮門(ひぐらしもん)
        と言われるとか。







        近づいて見ると麒麟や雲門、牡丹に唐獅子などの透かし彫りが飾り金と黒漆塗の柱に
        映え見事です。
        日暮門と言われるのも、いつまでも見ていると日が暮れるほどというところから
        付けられた名前とか。
        この唐門は国宝になっているようです。





        西本願寺を出た後はしばしの京都見物となりました。
        京都駅からバスで清水まで行き今回は三年坂から二年坂を下りて高台寺への道へ。
        石畳の坂道の両側には京都らしいお店が軒を並べています。






        途中にはこんな可愛い舞妓さんに出会いました。
        でもこの舞妓さん、どうやら観光客が貸衣装を借りてのお出ましのようです。
        ちょっと恥ずかしげに微笑んでいるところがいいですね。





        しばらく行くと、かすかなお経の声が、、、
        そしてこんな人も、、、

        このお坊さん、よく見ると外国の方でした。
        日本文化に触れ何か得るものがあり僧侶の道を選んだのでしょうか?






        二年坂の先に今回ぜひ寄りたかった高台寺の庫裏が見えてきました。
        高台寺は豊臣秀吉没後正室の北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために建てたお寺です。






        入るとすぐ大きく開かれた縁側にはお庭を眺めるたくさんの方々が、、、
        庭の木々は紅葉にはまだ早くわづかに色づく程度でしたが、素晴らしいお庭が
        広がっています。





        お庭は小堀遠州による庭園で国の史跡、名勝に指定されている庭園だそうです。
        まん中には桧皮葺の観月台がありました。
        風情ある落ち着いた佇まいです。





        そして高台寺で有名なのが開山堂と霊廟を結ぶ廊下で、龍の背に似ているところから
        付けられた臥龍廊。
        長い木の回廊が山を登っていました。





        高台寺の隣には北の政所の終焉の地とされる圓徳院があります。
        このご門から入り見学に。






        桃山時代の代表的庭園で国名勝指定にされている北庭の庭は、築山を中心に枯山水の
        回遊式庭園になっていました。

        ここのお庭も素晴らしく、いつまでも眺めていたい気分でした。
        京都はなんといってもお庭がいいですね。







        高台寺のついでにもう一つ寄りたいところは石塀小路です。
        高台寺までの道の途中から細い路地が続くところが石塀小路と言われる場所です。
        ちょと入口が分かりづらく何度も人に尋ねてやっと入った小道は京都の町屋の
        雰囲気が漂っていました。





        更に細い道を進むと石塀小路の名の由来の様な石で囲まれた道になっていました。
        細い道の両側は高い石垣が続き、途中には暖簾をかけたお食事処がところどころに、、、





        散策を楽しんでいるうちに日はすっぽりと暮れ夕闇に。
        急いで祇園までの道を急ぎ、にぎやかな大通りへ出てバスで京都駅まで戻り今夜の宿へ。





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10 コメント

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京都 (気ままにオーマ)
2010-10-28 06:25:16
初秋の京都、風情があります。
ゆったりとした散策、良かったですね。

ご主人、もう三回忌。
月日はあっという間に過ぎていきます。
我が家は、七回忌を迎えます。
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おはようございます ()
2010-10-28 08:47:16
京都にお出かけでしたか、私も先日久しぶりに行ってきました、
いつどこでも京都は素晴らしいですね。
それはそうと風のたよりさんは茨城出身なのですね、西山荘をよくご紹介いただいて、
最初の画像でこれは西山荘かと分かりましたが
私は水戸市ですので同県人とは今まで知りませんでした、
とても嬉しいような気分です、
今度お帰りになるときはお知らせください、よもやま話なども
私へのメールは右サイドのブックマークにありますから。
返信する
気ままにオーマさんへ (風のたより)
2010-10-28 09:38:04
本当に月日の流れは速いですね。
主人の三回忌が近づきましたが、未だに
まだ実感がないのですよ。

これからもづっとこんな感じの月日の
流れなんでしょうね。
気ままにオーマさんの御主人様はもう
七回忌を迎えられるのですか。

初秋の京都はまだ紅葉には早かったですが
楽しく散策出来ました。
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玲さんへ (風のたより)
2010-10-28 09:50:37
玲さんお久しぶりです。
玲さんも京都へお出かけでしたか。
私は主人の三回忌の法要をかねての旅
でしたが、一泊どまりであちこち回り
楽しんできました。

岐阜は京都へは割合近いですしこれからも
ちょくちょく出かけたいなと思っています。

実は私も茨城出身です。
最近実家には法事の時などしか戻らなく
なりましたが、一度お会いしたいですね。
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上洛 (バルちゃん)
2010-10-28 14:56:40
ええなええな京都は、ええな!!

私も上洛したいわ!!

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バルタンさんへ (風のたより)
2010-10-28 19:47:30
バルタンさんこんばんは。
法要をかねて京都へ行ってきました。
紅葉にはまだ早かったんですが、秋の
京都を十分楽しんできました。

地方から京都へ行くことを「上洛」というの
ですね。
この言葉初めて知りましたよ。

バルタンさんも京都へ行かれる予定では
おありのようでしたね?
どこへ行かれるのでしょうか?
良い所があったらご紹介ください。
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おはようございます。 (yuu)
2010-10-29 09:04:20
ご主人様の三回忌の法要を無事終えて
良かったですね。
月日の流れは早くても、何年たっても
昨日のようですよ。。
我が家は25年になりますが・・
以前息子が京都に転勤で2年暮らしていましたので西本願寺と高台寺も歩いてきました。
暮れから正月を京都で過ごしたことを
昨日のようにい出されます。
以前にもコメントに書きましたとおり我が家も
西本願寺派ですので画像を
嬉しく拝見させていただきました。

可愛い舞妓さんですね~
ご姉妹かしら~??
お顔が似ているような気がします。
京都の紅葉時期は大勢の観光客で、静かな京都散策はこの時期が一番かも・・
ありがとうございました。
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yuuさんへ (風のたより)
2010-10-29 13:19:18
主人が亡くなってからあっという間にもう
丸二年が過ぎようとしています。
本当に月日の流れは早いものですね。

でもあまりに突然のことだったので、今でも
まだ実感が薄いんですよ。
何年たってもいつまでもこんな感じで月日
が過ぎていくのでしょうね。

yuuさんのお宅も西本願寺派でしたね。
阿弥陀堂での法要に参加できとても良かった
です。
これでまた少し心の整理がつきました。
京都見物で気分も一新,良い旅になました。
また機会を見て京都には出かけたいなと思っ
ています。
ありがとうございました。
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こんにちは♪ (yocco)
2010-10-29 15:14:12
ご本山からのご案内とは粋な計らいですね
紅葉の季節にはまだ少し早いとはいえ
京都はいつ訪れても、いい所ですね
食べ物も美味しいですし・・
食いしん坊の私はすぐに食べ物が頭に浮かびます(笑
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yoccoさんへ (風のたより)
2010-10-30 13:03:34
こんにちは。
そうですね。
一周忌の時も西本願寺さんからの法要の
ご案内を頂き行ってきました。

どうやら50回忌の法要まではご案内を
頂けるようで有難いなと思っています。

ついでに秋の京都を楽しんできましたが
まだまだ回ってない所がいっぱいあり
これからも機会を見つけて行きたいなと
思っています。
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