6月もあっという間に半ば近くになりました。
沖縄では今日2週間近くも早い梅雨明けとか。
東海地方も7月中頃には梅雨明けらしいとのことですが、、、、
毎年この時期になると開催される伝統の有松絞り祭りに出かけました。
有松は広重の東海道五十三次に出てくる鳴海とともに東海地方の絞りの名産地です。
駅前から古い道に入ると「有松絞」の大きなのれんが目を引きます。
早速古い東海道沿いに並ぶ絞りを扱う商店街を歩いてみました。
道沿いに並ぶ各店の店先にも、大きなのれんが並んでいます。
ミス有松を乗せた人力車のお兄さん方の衣装もいなせな絞りの半被姿です。
色合いも鮮やかでかっこいいですね!!
街道沿いの会場周辺には、たくさんの買い物客がいっぱい。
からくりの屋台や、道を飾る浴衣のストリート展示が、雰囲気を盛り上げています。
東海道沿いのこの辺りの街並みは、五十三次が描かれた当時とほとんど変わっていないとか。
歴史を感じますね。
休憩所に魅かれた大きなテーブルクロスも絞り、、、、
町内毎にあるからくりの山車で着るそれぞれの衣装の展示も目を引きます。
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大通りからちょっと入った小道の先にはこんな素敵なお店が、、、久田さん。
数年前にもこのお店に立ち寄りました。
お店の玄関先に置かれた大きな花器には彩りも鮮やかなお花がお出迎えです。
お店は階段を下がったこの下にあります。
階段を下がった所には素敵な和風庭園が眺められ、しばしの休憩所にもなっていて
冷たい麦茶のサービスがありました。
お店の横に続く和室はもう夏のしつらえです。
お店の方のお話では、「お客さんが家の中まで見えるので、住人は家の隅の方でひっそりと
住んでいるんですよ。」とのことでした。
お店に隣接した住宅はそうなんでしょうね。
とっても落ち着ける素敵なお店でした。
再び商店街に戻り絞り会館へ。
ここではいろいろの絞りの実演がされています。
道路沿いからたくさんの見学者が、絞りの実演を興味深げに眺めています。
これは「巻き上げ絞り」
経験を積んだおばあちゃんがたの鮮やかな手さばきが見事ですね。
一つ一つの小さい丸い点をしぼっていく、これは「かのこ絞り」でしょうか。
ちょっと気が遠くなりますね。(笑)
会館を出て道筋を進むと、ここ有松で有名な絞りの老舗の竹田邸です。
この日はお店全体が解放となっていて、立派なお庭や屋奥座敷も見学できました。
早速裏に回って、、、そしてこちらが裏のお庭側。
このお庭を通り、絞りが展示されている奥座敷へ。
奥座敷に飾られた素晴らしい絞りのお着物の数々。
総絞りとなると、やっぱりかなりお高そうですね。
ただただため息ばかりですが、十分目の保養をさせて頂きました。
奥座敷横の大きな御蔵も立派です。
表のお店では若いご主人が可愛い後継ぎさんと一緒にご商売の最中でした。
もうちゃんとしっかりと後継ぎが見え、お店も安泰ですね。
若いご主人のゆかた姿もいいですが、ちらっと見えた半襟のピンク、、、
なんとも粋ですね。
有松絞りがいっぱいの一日でした。