風のたより

つれづれに

五月節句飾り

2006-04-27 | Weblog

立派な五月節句飾りを目にしました。

3月の雛飾りの女の子の祝いの飾りつけとは趣を異にし
こちらは鎧,兜など凛々しく勇壮なお飾りです。

昔、鎧、兜は、戦の時、自分の身を守る大切な防具となりました。
また、子供が元服しないと鎧、兜を身につけられないことから
無事に成長し、強く逞しい立派な男の子になるようにとの親の
”出世祈願”も込められていたようです。

地方によっては、この鎧、兜などのお飾りは、難を避けるための
身代わりとの意味から、前者の厄付きの物を送らないとして、
一代飾りを旨としている所もあるそうです。
長男は鎧飾り、次男は兜飾りなどと区別し、代々のものは、本飾りの
横に飾り付けるというのが正当だそうです。

一人一飾り、親は大変ですね。娘しかいませんので、こんなことも
初めて知りました。