風のたより

つれづれに

始まった「木曽川うかい」・・・②

2020-06-25 | 木曽川の風景



何時しか乗船所付近も灯が入り、辺りも暗くなってきました。





出発の準備も終わり、いよいよ鵜舟も岸を離れ犬山城下までの移動が始まりました。





船はここで大きく迂回し木曽川を下ります。





鵜飼の船と乗客を乗せた船は、名鉄電車の通る陸橋の下をくぐり、川下へと進みます。





船はいつしか犬山城が見渡せる場所までやって来ました。

船には篝火がたかれ、暗い川面を明るく照らし始めました。

いよいよ鵜飼のショーの始まりです。





乗船客も身を乗り出して鵜がアユを捕る様子を眺めます。

そして時折歓声が上がります。





暗い川面に揺れる篝火の明かりは、とても幻想的な光景です。

この風景を見ると、この地方にもやっと鵜飼の時期がやって来たのだなと、、、、





ショーもいよいよクライマックスに入ります。

赤々と燃える篝火の周りで繰り広げられる古式ゆかしい漁法です。





そしてついにショーは、鵜舟が川幅いっぱいに横隊となり一斉に鮎を浅瀬に追い込む
「総がらみ」へと、、、、





篝火の明るさで乗船客にもアユを捕る鵜の様子がよく分かったようですね。

ショーは約30分ほどで終了となりました。





今年はコロナウイルスの影響で乗船客も制限しソーシャルディスタンスを守ってのショーとなりました。

なお、この「木曽川うかい」は10月15日まで開催されます。

コロナの中でも今年もまた、こうして無事に季節の行事を眺めることが出来ました。

始まった「木曽川うかい」・・・①

2020-06-23 | 木曽川の風景



今月19日より待ちに待ったコロナの自粛要請が緩和され、いよいよ「木曽川うかい」も始まりました。

例年だと一日が始まりでしたが、今年はコロナウイルスの影響でだいぶ遅れての開幕です。

開幕から数日後、この日も午後7時半より鵜飼船が出るということで、家から近い場所でもあり
今年も見学させていただこうと出かけました。





「木曽川うかい」は、この辺りからの乗船になります。

時間が早かったせいか、まだお客さんの姿も鵜匠さんの姿もありません。

時間まで心地よい川風を受けながら、ちょっと周りをぶらぶらした後再び乗船所へ、、、、





乗船場は、この名鉄電車が走る陸橋の下をくぐった先にあります。

もうすでに用意された鵜飼船が見えてきました。





名鉄電車と「犬山うかい」のこの取り合わせは、やぱり木曽川の夏の風物詩です。

梅雨の晴れ間、川風も心地よく、むしむしすることもなく、ちょうど良い「うかい」びよりです。





そろそろ準備が始まったようです。

並んだ丸い籠の中には、今夜の主役の10羽の鵜が入っています。





方折れ烏帽子と腰蓑をつけた犬山職員の鵜匠さんたちによって出発の準備が始まりました。

鵜匠さんのお仕事の初めは、鵜たちの首にひもをつけることですが、その匙加減が結構むづかしい
のだそうです。





きつく縛れば鵜が可愛そうなことになり、ゆるく縛れば鵜がアユを食べてしまい、お腹いっぱいの
鵜はアユを捕ることをしなくなってしまうとか、、、、





鵜匠さんの二人がかりでの作業がつづきます。





鵜も縛られたくないのかバタバタもがきますが、手慣れた鵜匠さんたちの手で
上手に付けられました。

毎年のように川岸から見学させてもらっていますが、この作業を見るのは始めてでした。





無事に作業も終わり鵜たちも、ぽっと一息でしょうか。

鵜匠さんからは今夜の観光客に作業の内容や「うかい」の歴史などが解説されていました。





そのあと今夜の観光客の乗り込みが始まりました。

出される観光船は今夜は二隻とか。

乗客を乗せた船は、いよいよ犬山城下の鵜飼いのショーの場所へと移動が始まります。

川霧に浮かぶ国宝犬山城!!!

2020-06-14 | 木曽川の風景



どんよりとした梅雨の朝7時。

通りがかったいつもの道から木曽川の川霧に浮かぶ幻想的な国宝犬山城に
思わず車を止めて~~~





川霧の向こうに、ぼんやりと浮かぶ国宝犬山城。





立ち込める川霧に、すっかり消えてしまった木曽川の流れ。

これほどまで深い川霧を見るのは初めてです。





いつも渡るライン大橋も今朝は霧の彼方にぼんやりと~~~

あの橋を渡って、いつも扶桑の野良ちゃん達に会いに行きます。





対岸に渡ってから車を止めて、、、

ライン大橋から眺める今朝の木曽川と国宝犬山城の眺めです。

この時期にしか見れない風景かもしれません。





振り向けば、、、岐阜県側の風景も霧の向こうに霞んでいます。

右上に名鉄犬山線にかかる犬山橋も今朝は霞んでうっすらと、、、、





岐阜県側の伊木山もぼんやりと、、、





いつものウォーキングコースも、、、

今朝は雨に打たれた濡れ落ち葉が道にびっしりと並んで、、、、





水嵩を増した木曽川が、今朝はとうとうと流れていました。

帰りもと来た道を戻ると、、、、川霧はすっかり薄くなっていました。

朝早く見たあの川霧の風景は、、、、やはりあの時だけの一瞬の光景でした。


5月の風と栴檀の花、、、そして野良ちゃん達

2020-05-22 | 木曽川の風景



いつものウォーキングコースの途中には、木曽川の瀬音が流れるこんな場所があります。

近くには「パワースポット、瀬音の眺め」の案内板が、、、

5月の爽やかな風が渡るこんな光景を眺めていると、ふとコロナのことなど忘れそうです。





川風を受けて大きく揺れる木がありました。

ふわふわとした木々の枝は、まるで遠くから見るとスモックツリーのようにも見えましたが、、、、





近づいてみると、薄紫とピンクの可愛い小花がびっしりと、、、、

枝を大きく揺する川からの風でなかなか上手に撮れません!!





何の花か分からなかったのですが,あとで栴檀の花と分かりました。

”栴檀は双葉より芳し”のあの栴檀の花です。

栴檀の花をこんなまじかに見るのは初めてでした。





藤の花にも似た色合いの栴檀の花。

ウォーキングをしていると、まだまだ知らない季節の花に巡り合えます。





大木の下には紫の三寸アヤメでしょうか?





崖をちょっと下がった所には、黄色いアヤメの花も咲いていました。





こちらはノイバラ?





コース横には、ススキの様なこんな変わった植物も、、、

名札を見てくるのを忘れました。





小屋の近くの土手の草は、すっかり綺麗に刈られていました。





この日は珍しくモコちゃん発見!!!

この子はいつもこの辺りがねぐらのようです。

道を通る人たちに、いつも声をかけられたりご飯を貰ったり、、、、





丸々としているのは、みんなに可愛がられている証拠ですね。

でも雨の日など、どこで雨露をしのいでいるのか今だ不明ですが、健康そうなので、、、





行きと帰りには必ず寄る南の畑には、、、、

この日も白ちゃんとスリちゃんの姿がありました。





ご飯を食べた後は、、、、

どうやらトイレかな??





白ちゃんも、、、






そして、、、スリちゃんも、、、、(笑)





ご用が済んでも、いつも仲良しの二人です。

もう少したてば、梅雨の6月がやってきます。

こんな爽やかな5月の風を楽しめるのも、今だけでしょうか???


そして我が家に帰ると、、、、白猫さんが待ってました!!!



思いがけずコース外れのウォーキング!!

2020-04-22 | 木曽川の風景



いつものウォーキングコースの途中、ふと柵の下に白い花の群生が、、、、

今までに見たことのない白い花です。

あの花は一体何だろう?と誘われるまま、いつものコースから外れ崖の下へ~~~





コースからちょっと外れた崖の下の斜めの草むらに群生して咲く白い花。

水仙の仲間でしょうか?

スズランの花のようにも見えます。

花は下向きですが可愛いベルのような花がいっぱい下がっています。





近づいて見ても,けっきょくお花の名前は分かりませんでした。

で、、、戻ろうとしたのですが、土手沿いに下に通じる獣道の様な道を発見!!!

思い切って下りてみることに、、、、





ウォーキングコースから崖を下りて見ると、、、、ここにも道が???

左上がいつものウォーキングコースですが、ここは初めて見る風景です。

”うわー、行ってみよう!!”ちょっとワクワク気分です。

右側が木曽川、左の崖下には古いボートが一艘。

細い獣道のような道がづっと続いています。





勇気をもって更に進んで行くと、、、、

またまた見たことのない風景が急に広がりました。

いつものコースから、ちょっと下りただけなのに、まるでどこか違う場所にでも来た気分です。





振り返ると、いつも見慣れている木曽川からは、だいぶ西になっているようです。





更に行くと、、、樹のそばに置かれた木のベンチが、、、

近くに小屋があるので、アユ釣りの時期泊りがけで来る人が使うのでしょうか??





いつもの崖の下に、こんな風景が広がっていたなんて、、、、

初めて目にする光景に、なんだか妙に感動でした。





木曽川はこの辺りで大きく南に蛇行して流れていきます。

野良ちゃんに引かれて通い続けるこのウォーキングコースですが、ここは私の知らなかった
もう一つの扶桑緑地公園でした。





ベンチに座り木曽川の瀬音を聞きながら、、、、しばしの休憩。

今日もまた、誰にも会わず、一人気ままなウォーキング。

我が家から車で約15分で来られるこの公園、今日もどこへも寄らずまっすぐ帰ります!!!

好奇心だけで下りてみた崖下は、思いもよらないもう一つの素晴らしいウォーキングコースになりました、