Radio workshop & everyday.

自灯明法灯明

「自らを灯(ともしび)とし、拠り所として、他を灯とすることなかれ。」

現世を生きる為に

2011年10月15日 | 日記
蓮如上人のご文章に、次の通りの物が有ります。

「人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、おほよそはかなきものはこの世の始中終、まぼろしのごとくなる一期なり。
すでに無常の風きたりぬれば、すなはちふたつのまなこたちまちに閉ぢ、ひとつの息ながくたえぬれば、紅顔むなしく変じて桃李のよそほひを失ひぬるときは・・・」

ボーッとしていると、あっと言う間に人生は終わってしまうよ、と言う戒めの意味も有りそうです。

今日近所の方のお通夜が有りました。
大そうな分限者どん(昔の大金持ちの事)で戦前お嫁入りの時自動車でお越し入れをされたとか

本人も家には使用人が何人もいたと仰っていました。
でもそんな幸せな人でも・・・・
人間いつどうなるかも分からない

今この時を自分の求める事に従い、「せーいっぱい」生きる努力を自分の為にする事が大切だと思う

山本有三の「路傍の石」と言う小説の中に

「たった一度しかない一生をほんとうに生きなかったら人間に生まれてきたかいがないじゃないか」

まさにそうだと私は思う

コメント
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