明窓浄机 第59話「へいりー」
↑のリンクを参考にしてください。
昨日の高井住職の講演で、私の知らない言葉を教えていただきました。
禅寺では一日に二回か三回食事をするそうです。
朝、小食…お粥、漬物、ごま塩
昼、中食…麦飯、漬物、煮物、味噌汁
夕方、薬石…かやく飯、漬物、味噌汁、煮物
中食のときに、数粒のご飯を自分のお膳の片隅に先ず置いて、それから食事をいただきます。
後から係の方が置いてあるご飯粒を回収して、鳥や虫、魚たちに分け与えるのだそうです。
これを生飯(さば)と言い、六波羅密の一つ、布施行の一種なのだそうです。
布施の心を養いますと、欲張りな心が自然と減って行きます。
欲張りな心が減りますと、四苦八苦の一つ、欲しいけど得られない苦しみも減ることになります。