元公爵・徳川義親(尾張徳川家19代当主)の邸宅として、昭和9(1934)年に東京は目白に建てられたもの。 設計者の渡部仁は、先日ちょっとだけ紹介した銀座和光などを手掛けている人です。 この建物は昭和43(1968)年に現在地に移築され、翌年からはホテルとして営業していたそうです。
高原リゾート地に移築された元々は都内の建物・・・という事だったので、何と無く華奢な建物を思い描いていましたが、実物はかなり荒々しいというか男性的な印象を受けました。 むき出しの柱や梁などの木目の粗さがそう見せるものだと思いますが、当初からこの地に建てられていた、といっても納得してしまうくらいに風景の中に溶け込んでいて違和感はありません。 現在はレストランや売店等として営業してますが、ゴールデンウィークと夏季(7月半~8月末)の合わせて2ヵ月程の期間限定営業。 チャンスを逃して内部は未見ですが、有名な(?)熊の彫り物を一度この眼で見てみたいですね。 長野県南牧村海の口 07年09月上旬他
※写真が一部大きくなります。
08年08月上旬再訪。 写真の追加・変更を行いました。 階段の手すりの熊さんが激カワです。。。