旧近藤酒造(近藤酒店)

2008-03-31 18:49:54 | 埼玉・千葉




 秩父の北西、旧両神村に建つ大正期の店舗兼住宅(大正12年築 1923)。 こんな山奥に(失礼!)、これだけの洋館が残っているとは正直思ってもみませんでした。 関東ではほとんど見かけなくなったタイプの建物ですね。 設計(施工?)・小指常吉。  埼玉県小鹿野町両神小森  08年03月下旬

 ※現在は個人邸かもしれませんので、見学の際は十分なご配慮を願います。
  写真が一部大きくなります。 

今年見た・・・その2

2008-03-25 20:06:21 | その他・雑記
 年末年始に訪問した大阪を中心に、神奈川と埼玉の近代建築を公開。。。










































 お楽しみ頂けましたでしょうか?

 お休みしているにも拘わらず、毎日多くの方々のご訪問本当にありがとうございます。

 ガイドブックを聞きかじっただけの建築ド素人ですが、これからも色々な建物達を見ていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

 もう暫くお休みしますが(汗)。

お休みします。

2008-03-13 20:49:17 | その他・雑記
 ごめんなさい。

 年度末で多忙の為、しばらくブログの更新をお休みさせてもらいます。

 その代わりと言ってはなんですが、今年になって見てきた建物たちを全てではありませんが大量UPしときますので、宜しければご覧になってお待ちくださいませ。

 今年は仕事の方がちょっと忙しいので関東から一歩も抜け出せませんが、なんとか泉布観(大阪)の一般公開に見学に行けるようこれから頑張ります・・・
 























旧井上家住宅西洋館

2008-03-07 18:15:44 | 愛知・岐阜





 天気予報は見事に外れて朝から雨の豊田をゆく。 この建物は明治時代に名古屋で行われた博覧会の貴賓館として建てられ、その後は銀行、農場の迎賓館と移築の度に用途を変え使用されてきたそうです。 3度目の移築によって今の場所に落ち着き現在は無料で公開中。 1階部分は窓も小さくて薄暗かったのですが、2階はバルコニー側に大きな窓が開いており、一転して明るい雰囲気に包まれます。 外から見れば2階の小さな窓には「カブ」みたいな意匠が施され、とぼけた感じが可愛らしかったです。  愛知県豊田市平戸橋町波岩86-100  07年09月下旬 

禄剛埼灯台

2008-03-06 18:21:49 |  石川県



 能登半島の最北端に位置するこの灯台は、明治16(1883)年にイギリス人技師の設計で築かれたもの。 正面の記念額に菊の御紋章がついているのは全国でもここだけだそうで、歴史の重みを感じられます。  石川県珠洲市狼煙町  06年08月中旬

 ※おまけ こちらは多間栄開堂(昭和5年築 1930)。 和洋菓子のお店です。 情報が無くて珠洲ではこれしか見つけられませんでした(無念)。  石川県珠洲市飯田町

 

盛美館

2008-03-05 20:34:44 | きた東北 (青森・秋田・岩手)






 国の名勝・盛美園の中に佇む和洋折衷の建物(旧清藤家別邸 明治42年築 1909)。 地元の名士・清藤家による農閑期の農民救済策(景気雇用対策)として9年の歳月をかけて造園されたのが盛美園。 その庭園に似合う洋館を依頼された棟梁・西谷市助は、弘前で数々の建築を残した名工・堀江佐吉の助言を受けてこの建物に取り組んだそうです。 
 2階角部のドーム屋根の展望室にまずは目が行ってしまいますが、建物1階部分に目をやれば完全に和風の造りになっており、畳に座してゆっくりとお庭を眺められるようになっています。 和室の障子の真ん中には円形の窓ガラスが嵌め込まれ、雪の降る寒い日でも障子を開けずに外の景色を見る事も可能。 2階も完全な洋式ではなく、畳敷きの部屋もある和洋折衷だそうですが、一般には非公開という事で残念ながら見る事は出来ませんでした。  青森県尾上町猿賀石林1  05年08月中旬

 ※参考 こちらは弘前にある旧弘前市立図書館(明治39年築 1906)。 堀江佐吉の設計・施工です。 確かにドーム屋根が似ているように見えますね。


酪農学園大学旧精農寮

2008-03-04 18:28:07 | 北海道 その他のエリア





 昭和20(1945)年築の煉瓦造りの建物で、見る角度によって表情がガラリと変わる楽しさを持っています。 レンガ積みの実習を兼ねて教員と学生が一緒になって建設に参加したと云われるだけに、表面の凸凹もかえって人の手の暖かみが感じられる仕上がり。 1階部分の「焼き過ぎレンガ」と緑色の屋根(当初はワラぶき屋根だったとか)が表情の変化に華を添え、白樺越しの風景に彩りを与えていました。  北海道江別市文京台緑町582-1  06年05月上旬 

有山薫家

2008-03-03 20:55:00 |  東京都



 小学生の頃からここは知っていたのですが、チャンスが無くてなかなか写真を撮りに行けなかった建物です。 今住んでいるアパートから自転車で15分くらいの距離なので、先日ようやく訪問してきました。 『総覧 日本の建築 東京』によると、日野に大火のあった明治26(1893)年直後に建設されたそうで、店蔵と袖蔵からなる土蔵造り商家の建物なのですが、大正12(1923)年の関東大震災で外壁と屋根を損傷し、それを修復する際に現在のような洋風の外観をまとったみたいです。 建設当時の家業は定かでないようですが、昭和の初めのころは質屋を営んでいたとの事。 今現在どのような使われ方をしているのか分かりませんが、きちんと手入れされ大切にされているのは見て分りますね。  東京都日野市日野本町  08年02月中旬他

 ※個人邸(?)なので、見学の際はご配慮願います。 

文化興業

2008-03-02 19:06:04 |  神奈川県





 旧松田建設(昭和13年築 1938)。 元々が建設会社の社屋として建てられたものだけに、背面に建つ大きなマンションに負けない存在感を持っています。 ゴツゴツした外観の意匠もおもしろいですが、内部も手が込んでいるらしく、階段はライト風の装飾で飾られ洋室の応接室には床の間まで備わっているそうです。  神奈川県横須賀市米が浜通2-4  06年03月下旬他

 ※参考  『ヨコハマ建築慕情』  1991
      『建物で読む横須賀』  2008  

旧高畠駅

2008-03-01 19:34:38 | 南とうほく (宮城・山形・福島)








 地元特産の高畠石で建てられた旧駅舎(昭和9年築 1934)。 淡い黄色の外壁が雪との対比でとっても綺麗でした。 かつて国鉄糖ノ目駅とこの高畠市街を結んでいた山形交通高畠線は昭和49(1974)年をもって全線廃止され、この建物はバスの待合室として使われていましたが、現在は閉鎖され保存されているようです。  山形県高畠町高畠  05年02月中旬他

 ※09年06月下旬再訪。 写真の追加・変更を行いました。