芸濃町資料館

2006-09-30 07:42:38 |  三重県



 旧明村役場(大正5年築・1916)。 建物の老朽化のため閉鎖されていますが、ちょうど近づいて撮影してる時に大きな突き上げ(震度3か4くらいの地震!)を感じ、一瞬倒壊するのではないかと本当に肝を冷やしてしまいました。。  三重県津市芸濃町林346-2  05年12月下旬  

松井田商工会

2006-09-28 07:07:58 | 北関東3県 (茨城・栃木・群馬)




 松井田警察署として建設され、その後は商工会が買い受けて現在に至る。 築年に関しては資料により異なるので昭和13~15(1938~1940)年頃としておきます。 いかにも昭和戦前といった帝冠様式の建物です。  群馬県安中市松井田町新堀13  05年08月下旬

 ※08年08月上旬再訪。 写真の追加・変更を行いました。
  写真が一部大きくなります。

すわ公園交流館

2006-09-27 07:09:49 |  三重県






 昭和4(1929)年築。 元々は昭和天皇の御大典記念事業として建てられ、図書2000冊と共に四日市市に寄贈された図書館。 御大典とは新天皇の即位式と大嘗祭(だいじょうさい)を合わせ賑々しく行われる国家的なイベントのようです。 現在は1階がホール、2階が児童館として活用されています。  三重県四日市市諏訪栄町22-25  05年12月下旬

 ※07年08月中旬再訪。 写真の追加・変更を行いました。                                                                        

日本女子大学 成瀬記念講堂

2006-09-26 07:13:38 |  東京都





 明治39(1906)年に日本女子大学校豊明図書館兼講堂として建設される。 大正12(1923)年の関東大震災で被災するも内部の造作はそのままに修築。 外壁を煉瓦から木造に変えられましたが現在に至るまで比較的創建当初の姿を保っているようです。 映画『天井桟敷の人々』(1945 仏)を見てから桟敷席という言葉の響きになぜか思い入れがあり、ここでも二階桟敷席に座り思わず感慨に耽ってしまいました。  東京都文京区目白台2-8-1  05年03月中旬 

金沢 建築散策 その5

2006-09-25 07:03:41 |  石川県
 尾山神社を後にして県立体育館脇の坂道をのぼっていき、金沢城公園に入ります。 度重なる火災で城の大部分は焼失してしまい一時は金沢大学のキャンパスとなっていましたが、現在は櫓や長屋が復元・整備されています。 この中に少し異質の建物があります。 

旧第六旅団司令部  明治31(1898)年  旧陸軍の建物           


                                   

更に  

鶴丸倉庫  明治初期に陸軍により建設とされてきましたが、最近の調査によると加賀藩藩政末期の建築である可能性が高まりました。                   

                                   

兼六園と併せてこの辺り一帯は桜の名所としても有名のようです。 機会があればその時期にゆっくり回ってみたいですね。   次に訪れたのは  

石川近代文学館(旧制第四高等中学校)  明治24(1891)年  広坂2丁目   


                                   

泉鏡花、室生犀星(むろうさいせい)、徳田秋声etc・・・ 石川県ゆかりの文学者たちの著書・原稿・愛蔵品の類が集められ、彼等に思いを馳せながらより深く身近に感じることが出来る場所です。 外界の喧騒が嘘のように内部には静寂な時間が流れています。 文学に興味をお持ちの方には外せません。    文学館を後にし百万石通りを東に進むと 

旧石川県庁舎  大正13(1924)年  解体か保存かで揺れ動いているようですが・・・  中には入れず。                            


                                   

旧県庁舎を離れ金沢21世紀美術館の裏側(南側)に廻ると  

石川県知事公舎  昭和10(1935)年?  広坂1丁目            

                                   

監視カメラにびびり、じっくりと見ることが出来ません。 古い建物だと思うのですが。 

まだまだ続きます。 次回 その6 もうしばらくお待ち下さい。

旧唐津銀行本店

2006-09-23 07:13:50 | 福岡・長崎・佐賀





 明治45(1912)年築。 設計・田中実。 古き良き明治の香り漂う銀行建築の逸品。 1階には唐津の観光協会が入り、2階には辰野金吾(唐津出身で田中の設計を指導。 日銀本店・東京駅等を設計)のパネル展示がされ無料で見学が出来ます。 塔屋に続く螺旋階段や地下の金庫室が見られなかったのが今となっては心残りです(通常非公開?)。  佐賀県唐津市本町1513  05年04月下旬

聖徳記念絵画館

2006-09-22 07:02:48 |  東京都




 大正15(1926)年築。 明治天皇・皇太后お二方の御事績を描いた巨大な絵画が年代順に80枚展示されています。 基本的に展示替えが無いので一度見れば充分かなと思えてしまう内容なのが少々難点でしょうか。 内部の造作やステンドグラスは立派なのですが内部撮影禁止なのもちょっと残念です。  東京都新宿区霞ヶ丘町1-1  05年12月上旬他 

入間宮寺教会

2006-09-21 07:09:09 | 埼玉・千葉


 往来の激しい国道16号から斜めに少し入ったところに赤い尖塔が見えてきます。 明治43(1910)年に建てられた埼玉で最も古いカトリック教会で、こぢんまりとした可愛らしい建物です。  埼玉県入間市宮寺2837  06年09月中旬

 ※現役の教会ですので見学の際は御配慮願います。

四郷郷土資料館

2006-09-20 07:07:03 |  三重県





 大正10(1921)年に三重郡四郷(よごう)村役場として建てられる。 小高い丘の斜面に建ち建設当時は遠くからでも建物を眺められたようです。 塔屋には螺旋階段があり展望台になってるようですが、現在は1階部分しか公開されておらず見る事は出来ませんでした。  三重県四日市市西日野町3375  05年12月下旬

旧開智学校

2006-09-19 07:10:14 |  長野県




                                    
 明治9(1876)年築の擬洋風建築の代表とも言える建物。 昭和38(1963)年まで90年近く現役で使用された後、現在地に移築・復元され教育博物館として生まれ変わりました。 天使や龍など、細かいところにも見所がたくさんあり楽しい気分にさせてくれます。 一年に一度、9月21日(松本市博物館の日)には八角塔の内部見学が出来る様です(明後日です! チャンスが有る方は是非)。  長野県松本市開智2-4-12  06年07月中旬

金沢 建築散策 その4

2006-09-18 08:36:25 |  石川県
 下堤町からUターンして東に向かうと
谷庄古美術店 昭和2(1927)年  十間町

和洋並立の店舗兼住宅です。 同じ通りには

中島商店  昭和7(1932)年

かなりモダンで新しい建物と思ってしまいます(設計・村野藤吾)。 何でも当時の店主が加能合同銀行の役員であり、武蔵ヶ辻で工事が進む同銀行本店の建物を見て村野藤吾のデザインに惚れ込み自社ビルの設計も依頼したのだとか。 再び西に向かう途中で

不明物件

こちらも和洋並立でしょうか?  西町四番丁

百万石通りを突っ切って西進すると
玉川図書館・近世史料館(旧専売公社煙草工場) 大正2(1913)年  玉川町


落ち着いた煉瓦は風格を感じさせます・・・と、ここで目が合った警備員のおじさんと暫しの談笑。 彼のお勧めは京都の同志社のよう。 今度行ってみます。

ここから南へ向かいます。
聖霊修道院聖堂  昭和6(1931)年  長町1丁目  設計はマックス・ヒンデル

午前中は逆光で上手く撮れず、午後に再訪して撮り直しています。

次は尾山神社を目指します。
尾山神社神門  明治8(1875)年  尾山町

この神社には加賀藩藩祖・前田利家が祀られています。 神門にはステンドグラスや避雷針(日本初)があり、一風変わった様相が興味を引き立てますね。

とりあえず今回はここまで。 次回は金沢城公園に進みます。          

旧門司税関

2006-09-17 09:05:46 | 福岡・長崎・佐賀






 明治45(1912)年築の赤煉瓦の建物。 昭和初期まで税関庁舎として使用された後、昭和11(1936)年からは民間所有となり倉庫等に転用。 装飾は取り除かれ、2階の床は撤去されるなどの改造を受けました。 晩年は屋根が落ち廃墟状態になるなど解体まで計画されましたが、平成2(1990)年に北九州市の所有になり門司港レトロ事業の一環として復元、再生されるところとなりました。 現在は税関関係の展示室・ギャラリー等になっています。 設計・大蔵省臨時建築部(妻木頼黄・咲寿栄一)。  福岡県北九州市門司区東港町1-24  05年04月下旬他

北海道林木育種場旧庁舎

2006-09-15 07:13:27 | 北海道 その他のエリア







 昭和2(1927)年に内務省所管林業試験場として建てられる。 森林の維持管理等について研究・実験の場となり、平成8(1996)年に新庁舎が出来上がるまで使用されました。 外観はハーフティンバー様式で非常に端正な趣があり、土日祝日には内部の休憩室やトイレなどが利用できます。 管理人さんのご厚意で、屋根裏など普段見られない所も見学させていただきました。  北海道江別市文京台緑町561-1  06年05月上旬他

日本基督教会 夕張教会

2006-09-14 07:12:04 | 北海道 その他のエリア



                                     
 夕張鹿鳴館の近くにある「アカシアの教会」(大正15年築?・1926?)。 赤く塗られた急勾配の屋根は雪景色の中でも綺麗に映えそうです。  北海道夕張市鹿ノ谷1-61  06年04月下旬他

 
 ※おまけ その1

 こちらは旧北炭北海道支店石炭分析室(大正8年築・1919)。 現在は個人邸の倉庫になっている様子で可愛らしい小さな番犬が繋がれておりました。  夕張市鹿の谷山手町


 ※おまけ その2

 北炭真谷地炭鉱資材倉庫(旧北炭真谷地炭鉱事務所 昭和26年築・1951)。 廃墟系のサイト等ではよく取り上げられている建物です。 じっくり見たかったのですが辿り着いた途端に土砂降りの雨に祟られてしまい、泣く泣く見学を切り上げた曰くつきの物件。  夕張市真谷地