報徳社は、江戸後期に二宮尊徳(二宮金次郎 1787~1856)が唱えた経済と道徳の融和を図った報徳思想の普及活動の為に、尊徳の弟子であった岡田佐平治により明治31(1898)年に設立されたのが起源のよう。 この建物は報徳社の2代目社長・岡田良一郎(岡田淡山)の業績を記念して昭和2(1927)年に建設。 小ぶりな建物ながら、昭和27(1952)年から昭和44(1969)年までは掛川市(町)の図書館として機能していたそうです。 現在は内部公開もされていて、玄関を入ると直ぐに階段室、2階は報徳社関連の展示室となっていました(1階は非公開)。 静岡県掛川市掛川937 08年07月上旬他
※おまけ 図書館に隣接しているのが、仰徳記念館(明治17年築 1884)。 有栖川宮邸の一部として建てられ、霞ヶ関離宮として使用されていたものを昭和13(1938)年に移築してきたそうです。 普段は公開はされていないっぽいですが、公会堂の管理人さんに特別に(?)見学させてもらいました。 内部は意外にも洋風な造りです。
こちらは仰徳学寮。 仰徳記念館と一緒に移築されてきたもので、やはり有栖川宮邸の一部だそうです。 玄関前ではネコさんが気持ち良さげに睡眠中。
最後に大日本報徳社公会堂(明治36年築 1903)。 こちらは有料で公開されています。 詳細はまた次回にでも・・・。