放牧中。

2007-04-27 18:30:25 | その他・雑記
  
  申し訳ありません、ただいま外出中です。
 5月6日まで会社からお休みを頂きましたので、旅に出ます。
 
 おかげさまで毎日だいたい60名様位のご訪問を頂いており、日々感謝しておりますが、そんな訳でしばらく更新・お返事出来そうにありません。

 帰宅したら再開いたしますので、しばしお待ちを。
   










   行き先は北海道(江差・余市・小樽・札幌界隈)の予定です!

田戸台分庁舎

2007-04-27 07:08:08 |  神奈川県












 大正2(1913)年に横須賀鎮守府司令長官官舎として建てられた洋館と和館の接続住宅。 京急「県立大学」駅裏手の丘の上に建ち、横須賀の町並みを見渡せる絶好の立地条件にあります。 現在は海上自衛隊の横須賀地方総監部によって管理されており、毎年桜の開花に合わせて限定的に公開されるので、なかなかお目にかかれない建物です。 建物の設計は桜井小太郎によるものでステンドグラスは小川三知の作、元々は下見板張りの外観だったと云われます。 満開の桜の下で春の風を感じながらの見学は日本的な美意識を強く刺激するものでした。  神奈川県横須賀市田戸台90  06年03月下旬他

旧鷲田農場事務所

2007-04-26 07:06:32 | 北海道 その他のエリア




 明治43(1910)年頃の建築。 ドイツ下見、上げ下げ窓など洋風の外観をしていますが、2階の客間は和室になっているようであり、和洋折衷の特徴が残るようです。 昭和5(1930)年に音江村役場庁舎となった後、昭和38(1963)年に深川市が誕生すると音江公民館として使用されました。 長年の間に増・改築されましたが、近年の修復工事により玄関部分は創建時のベランダ付きポーチに戻されています。  北海道深川市音江町2-11-38  06年05月上旬

鳩山会館

2007-04-25 07:10:37 |  東京都









 急勾配の曲がりくねった坂道を登って行くと、大正13(1924)年に建てられた瀟洒な洋館に辿り着きます。 現民主党幹事長・鳩山由紀夫の祖父で、内閣総理大臣も務めた一郎により構えられた建物。 設計は岡田信一郎(1883~1932 歌舞伎座、明治生命館など)であり、彼は一郎の旧制中学からの友人であったといいます。
 
 建物は南面に大きな窓が開かれ、サンルームは文字通り明るさに包まれたもの。 玄関上部や階段踊り場のステンドグラス(製作・小川三知?)には鳩が描かれ、屋根には4羽のフクロウが並んでいるのが目に入ります。 鳩山家の理念である「友愛」の精神を、平和と知恵の象徴によって表しているのでしょうか。  東京都文京区音羽1-7-1  05年03月中旬

愛媛蚕種

2007-04-22 08:03:13 | 愛媛・香川




 旧日進館(手前の洋風事務所・玄関は明治後期、奥に連ねて建つ第一・第二蚕室は大正8年築 1919)。 明治17(1884)年創業で、今では西日本唯一の蚕種製造販売会社の現役施設。 狭い路地の傾斜地に建ち全体像の把握が難しいのですが、かなり大きな建物と思われます。 建物は蚕(カイコ)の飼育に大切な要素である換気・通風が練られ、防火の為にレンガの間仕切りが入るなど機能的な造りになっているようです。 映画『船を降りたら彼女の島』(出演・木村佳乃、石原さとみ他)のロケに使用されたようなので、興味のある方は映画をご覧になってみて下さい。  媛県八幡浜市保内町川之石3-70   07年01月上旬

旧村林商店

2007-04-20 06:21:19 |  東京都




 昭和4(1929)年築。 この建物については資料が無く大林組の施工ぐらいしか分かりませんでしたが、とにかく玄関上部のレリーフに目が釘付けになってしまいます。 建物の大きさに比してアンバランスなほどに大きくて、それでいて稚拙な感じが無くかなりレベルが高いものに思えます。 一体何を意味しているのでしょう・・・。 このビルはドラマのロケなどに良く使われているので、テレビ等で見たことがある方も多いのではないでしょうか。 永代橋の東側すぐの所にあります。  東京都江東区佐賀1-8  07年03月上旬

JR日光駅

2007-04-19 07:14:12 | 北関東3県 (茨城・栃木・群馬)







 東武日光駅の賑わいと比べると物静かなものですが、気品溢れる優美な姿は明治期の木造駅舎としては格別なものではないでしょうか(明治45年築 1912)。 駅長室隣りには旧田母沢御用邸を訪れた大正天皇の為に貴賓室が備わっており、2階のホワイトルームには豪華なシャンデリアが吊り下がるなど、かつての栄華を感じさせる名残が今も見受けられます(貴賓室は非公開)。 正面車寄せの天井には東照宮のような鳴き竜が描かれていますが、本物のように反響して鳴くのかは未確認。  栃木県日光市相生町115  07年04月中旬

水戸市水道低区配水塔

2007-04-18 07:18:19 | 北関東3県 (茨城・栃木・群馬)






 水戸市街の低地部分に給水する為に建設されたもの(昭和7年築 1932)。 2年位前に訪れた時は単色でもっと地味だったように思いましたが、今回改めて訪問してみたらご覧のような姿になっていました。 上部が薄いブルーに塗られ、赤い玉っころ(なんていうの?)が目に付く派手めな建物に変貌。 コントラストがはっきりとして、特徴的な装飾部分は見やすくなったのですが。  茨城県水戸市北見  07年04月中旬

旧町屋変電所

2007-04-17 07:01:04 | 北関東3県 (茨城・栃木・群馬)




 明治42(1909)年に日立鉱山により建設。 町屋発電所と、上流にある中里発電所からの電力をここで変電し送電していたといいます。 昭和31(1956)年まで稼動し、その後は地域の集会所として使用。 現在は空手教室??? もう少し季節が進むと緑に囲まれ、とてもいい雰囲気になりそうな所でした。  茨城県常陸太田市西河内下町1382-1  07年04月中旬

黎明館

2007-04-16 07:39:17 | 大分・熊本・宮崎・鹿児島



 大正5(1916)年に大分合同銀行日田支店として建てられ、その後は病院として使用されました。 現在は「ひた押し花美術館」となって、押し花体験も出来る文化交流サロンの様な施設として生まれ変わっています。  大分県日田市隈2-2-1  05年05月上旬

 ※追記 『大分県の近代化遺産』では辰野金吾の設計により大正7年建設とあります。

旧浅山医院

2007-04-13 07:01:11 | 岡山・広島・山口



 個人病院の建物は中央地方を問わず質の高い物が多いように感じます。 特にこの旧医院の建物は状態も非常に良くて、一瞬登録文化財かと思ってしまいました。 家主の愛情が強く感じられる良品です。 明治43(1910)年築。  山口県美祢市大嶺町四郎ヶ原  05年12月下旬

田平教会

2007-04-12 07:11:57 | 福岡・長崎・佐賀




 大正7(1918)年築の煉瓦造の天主堂。 設計・施工は鉄川与助によるもので、今村教会と並ぶ彼の代表作の一つ。 外壁の赤レンガは全て信者の手によって作られ、その窯跡は天主堂の前に今も残るといいます。 礼拝中の為内部見学は出来ませんでしたが、ちらりと覗き見た限りでは荘厳で幻想的な雰囲気が満ちていました(ステンドグラスは98年に新しいものに変っているようです)。  長崎県平戸市田平町小手田免19  05年5月上旬

 ※現役の教会ですので見学の際は充分な配慮をお願い致します。

野方配水塔

2007-04-11 07:07:32 |  東京都



 みずのとう公園にそびえる巨大な配水塔(昭和5年築 1930)。 高さ33.6メートル、直径約18メートル。 昭和41(1966)年まで使用され、現在は災害用の給水槽となっています。 板橋にはこれとそっくりの大谷口配水塔なるものがありましたが、近年になって取り壊されてしまいました。 2年前の桜の季節の訪問。  東京都中野区江古田1-3  05年04月上旬


 ※おまけ  こちらが大谷口配水塔(昭和6年築 1931)。 野方と同じ中島鋭治の設計でした。 解体2か月前の写真。 板橋区大谷口

  

岩科学校

2007-04-10 07:08:44 |  静岡県










 明治13(1880)年築の擬洋風木造校舎。 唐破風(からはふ)・海鼠(なまこ)壁といった和と、アーチ窓・バルコニーといった洋のテイストが絶妙に融和された外観、そして左官の名工・入江長八(1815~89)によるコテ絵が施された内装と見所が多い建物。
 
 設計・施工は地元の大工だった高木久五郎と菊地丑太郎。 彼らは三島学校、沼津学校(共に現存せず)といった県内に既に建てられていた洋風学校を見学・参考にし、この学び舎を作りあげました。 正面玄関の「岩科学校」の額は時の太政大臣・三条実美の書によるもので、その上の龍は長八がノミを手に持ち彫ったものと伝わります。 2階・西の間の欄間には長八の手による千羽鶴(丹頂鶴と真鶴、全部で138羽)が青空に飛翔する姿が見られ、漆喰コテ絵の傑作をつぶさに堪能する事が出来ます。 この建物は中学校や幼稚園として昭和50(1975)年まで使用されました。 敷地内には明治8(1875)年築の旧岩科村役場が移築されており、みやげ物などが売られています。  静岡県松崎町岩科(いわしな)北側442  06年12月下旬