お医者さんの自宅兼診療所として昭和6(1931)年に完成。 4面とも同じ外観のこの建物は是枝氏自らの設計によるものだそうです。 物の本によると、命を助けてもらった患者の宮大工・村田元蔵が御恩返しにと情熱をかけて建設に打ち込んだものだったらしく、その心意気が伝わってくるような作品になっています。
お姫様でも出てきそうなこんな建物は、ゲームやアニメの中くらいにしか存在しないものと思っていたので実際に目の当たりにすると度肝を抜かれます。 しかも木造で建てられたとは驚くばかりです。 2階まで伸びる円柱に比べ、ポーチを支える3階部分の柱が何の変哲もない細い白い柱なのですが、これはオリジナルなのでしょうかねぇ。 それにつけても色々と想像が掻き立てられる素敵な洋館であります。 見事に登録文化財。 大阪市堺市北区百舌鳥梅北町 07年12月下旬
※写真が一部大きくなります。 現役の医院(!)なので見学の際はご配慮願います。 本文に加筆・修正を加えました。