明治9(1876)年に日野吉三郎により建てられた小さな灯台。 高さは5メートルで、現存する日本最古の木造灯台だそうです。 北前船が行き交っていた頃には、この小さな灯台からの僅かな光でも船乗り達にはそれこそ頼もしく思えたでしょう。 石川県志賀町(旧富来町)福浦港 06年08月中旬
こぼれ話。 この灯台の近くには車数台を停められるスペースがあるのですが、そこまでの道が狭い上、少し手前にある坂道クランクが脱輪の危険があるので運転には大変気を使います。 大型ミニバンは厳しいかも。 おまけに車を降りて灯台へ向かう小道には、おびただしい数のフ・ナ・ム・シ。 その数ざっと、数百匹(数えちゃあいませんが)。 一歩近寄ればワサワサァーと、『モーゼの十戒』で海が割れるように道を開けてくれますが、小道は人が1人くらいしか通れない狭さなので、きゃつらの陣地に踏み込むのは身の毛がよだつオゾマシサがあります。 一瞬マジで灯台を諦めようかと思いました(汗)。 基本的に虫苦手な管理人ですが、この時はさすがに意を決して小道に飛び込み灯台を見学。 しかし見学を終えて車に戻ってからも、自分が居ない間に車内に何匹か入り込んだのではないかという妄想に取りつかれ、見えないフナムシの亡霊に暫らく苛(さいな)まれました・・・