百十三銀行の前身である百十三国立銀行は道内に本店を置く初の銀行として明治11(1878)年に創設。 本店は函館に置かれ、明治26(1893)年には道内初の支店として小樽に店舗が構えられました。 この建物は2代目の小樽支店として明治41(1908)年に建設されたもので構造は木骨石造り。 後の改装で外壁はタイル貼りに改められたものだそうです。 とても100年も前の建物には見えないくらいしっかりしていますね。 北海道小樽市堺町1-25 07年04月下旬
※写真が一部大きくなります。
※おまけ こちらが明治26年に建てられた初代の小樽支店(旧第百十三国立銀行小樽支店)。 軒下にこの銀行のマークである分銅印の模様が取り入れられています。 小樽市堺町1-19
小樽と函館では確かに建物の傾向が違うように感じましたね。
端的に言うと、小樽は石造りやコンクリートの重厚な建物が印象に残り硬質のイメージ。
対する函館は明るく開放的、多種多様でカラフルといったところでしょうか。
この差は町の生い立ちや生活する人々の気質の違いによるものなんでしょうかねぇ。
そういえば今週も仕事が忙しく、例の作戦は来月以降になってしまうかも知れません。
土曜の午前中だけは空いているので、東京見物にでも行ってきます。。。
函館の百十三銀行本店は大正末まで木造店舗でしたが、小樽は石造り煉瓦タイル張りと早くから防火建築のお店を構えていたというのが面白いです。デザインを見ても、函館風味ゼロの建物ですね。
昔の函館対小樽というのは、ライバル的な街でしたから函館の棟梁が小樽に赴くなんて出来なかったんでしょう(笑)。
★・・・・あと、謎の台湾在住?の私たちと同好の建築探訪さんの今回の写真↑、この建物を私も見つけたんですけど豪雨で撮影出来なかったのを思い出しました。
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