旧逢坂医院

2010-03-23 19:30:33 | 徳島・高知





 大正10(1921)年頃に建てられたという個人医院。 右手に和館らしき建物が連なった和洋接続タイプの住宅に見えました。 ほとんど創建当初のまま、という感じでオリジナル状態を保っているのですが、某廃墟サイトに内部写真が公開されているので恐らく現在は空家になっているのだと思います。  徳島県つるぎ町  10年03月中旬




 ※追記 『徳島県の近代化遺産』によるとこの地域は無医地区であった為、この医院が開業した時は地元住民達に非常に喜ばれたそうです。 家主(医師)は熱心なキリスト教徒で人間を非常に大切に扱ったので村民からは聖者と仰がれ、昭和17(1942)年には寿像(存命中に造っておく人の像)が関係町村民によって建てられたといいます(医師は昭和24年に72歳で逝去)。


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2 コメント

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昔の歯医者さん (加島昭三)
2010-03-24 10:50:04
また旅に出たのですね.今、私の住んでいる地方都市でも.古い病院が何時の間にかリニアルされています.大正時代の建築様式懐かし限りです.こんな話が有ります!子供の頃.行きつけの歯医者さんが、戦災に合い、当時もう古かった歯の治療器械を担ぎ出し.焼け跡のバラックで、治療を受けました.研磨ドリルの駆動部分が.なんと!足踏みミシンの様に・・・. 先日、西部劇のワンカットに出て来て懐かしく感激しました(笑)

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お医者さん (es)
2010-03-25 20:08:11
昭三さん、こんばんは。
連休2日前にデジカメを買い替え(今回もキャノンのコンデジ)たので、
つい嬉しくなって遠出してしまいました(笑)。
ぶっつけ本番でしたので上手く撮れているか不安だったのですが、
やっぱり今回もピントが微妙にズレていますね。
特性をつかむのにもう少し時間がかかりそうです。。。

お医者さんって地方では特にステータスが高くて、
民間レベルでは一番早く洋風建築を取り入れた人たち(職業)なのではないかと思います。
今でも全国各地に立派な建物が残っていますし、
街の景観のアクセントになっている建物も多いですね。
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