JR高徳線の板野駅の北側、板野東小学校に向かう途中に見えてくる下見板張りのレトロ医院。 当初は鳴門市大津町で産婦人科を開業していた施主が、昭和9(1934)年に医院と住宅を新築して移転してきたものだと伝わります。 ネットで調べたところではまだ現役の医院としての登録があるようですが、文献では既に廃業しているような情報もあり詳細は不明です。 徳島県板野町大寺亀山西 10年03月中旬
カーテンの破れ具合から判断すると内部は放置状態かも。 外壁はドイツ下見のようですね。
玄関ポーチを支えるのは丸柱で下部は角柱になっています。
妻面や破風の部分は白い漆喰仕上げにする事も多い中、この建物では同色の処理にして重厚感を強調しているように思います。
大津町から移築してきた入院棟(大正11年築・1922)とはこれでしょうね。
黄味がかった塀の色が味わい深さを増幅させる。
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