小樽警察署の向かいにあるこの建物は大正4~5(1929~30)年頃に買い入れた本宅に、大正10(1921)年に増築したという事務所建築でした。 2階部分のスティックスタイル風デザインが一際目を引きますが設計者は分かっておらず、施工については大虎(大虎組)ではないかといわれています。 北海道小樽市富岡1 07年04月下旬他
左奥の茶色い建物が大正4~5年頃に買い入れた本宅?
窓の菱形部分には何か模様が入っているようにも見えるのですが、資料に載ってた内部写真にはそれらしきものは写っていませんでした。
建物は秋山氏の娘婿の宮澤弁護士の事務所として受け継がれ、近年はレストランに転用されていた時期もあったようです。
※参考 同じ小樽市内にある北海道大学共同利用施設忍路臨海実験所(旧北海道帝国大学水産学科忍路臨海実験所 大正13年・1924)。 1階が下見板で2階がモルタルという同様のテイストの建物ですが印象はかなり異なりますね。 こちらの設計は北海道帝国大学営繕課(阿部某)。
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