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大阪・淡路の金庫屋で仏教美術コレクターであった松山与兵衛の住宅の中の一つ、「松濤館」と名付けられていた美術品収蔵庫を芦屋市が敷地と共に買い取って図書館へと転用したもの。 元々は大阪の両替商であった逸身銀行の店舗として明治後期に建てられたもので、与兵衛が建物を購入して昭和5(1930)年に大阪から現在地に移築してきたものと伝わります。 兵庫県芦屋市打出小槌町15-9 09年01月下旬
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こちらが本来の正面玄関と思われますが現在は使用されておらず、増設された新しい建物から中に入るようになっています。
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窓が小さく壁も厚く、石造りという事もあって非常に堅牢な建物という印象が強い。 構造はRC造となっているので、移築された時か図書館へと転用された時に内部を補強されたものと思われます。
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中華風というか東洋趣味的なデザインですね。
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北・東面はルスティカ積み風の凸凹とした荒々しい仕上げ。
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調べていたら「逸見」と「逸身」がごっちゃになってしまいましたが、明治34(1901)年の金融恐慌で解散に追い込まれたという「逸身」銀行が正しいのでしょうか?
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戦後は進駐軍や警察予備隊が建物に駐留し昭和27(1952)年に芦屋市が買い取って内部を改装、2年後に図書館として開館。 昭和24(1949)年から同・29年までは芦屋仏教会館内に市立図書館が置かれていました。
と思わず書いてしまいました。
なんか、凄いですな~!!
何故かとっても気になります。
塊。岩窟。そんな感じです。
侵食する蔦も趣深い。
またまた、行きたい場所が増えました。
とにかく塊感というか圧縮感が半端ない建物ではあります。
開館前の訪問でしたので中は見てないのですが、内部写真を見ると玄関周りも良い感じですよ。
阪神間は良質の建築が本当に多いので、関東の建築ファンとしては非常に羨ましく思います。
御覧のように図書館としては風変わりな建物ですから、多感な少年が空想に耽るにはうってつけの場所だったのかも知れません。
男の子には秘密基地とか、自分だけの何か特別な場所を持つ事がいかに重要なのかこれで分かりますね。