坊主の家計簿

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人間の写真

2014年06月18日 | 坊主の家計簿
 口の裂け出た赤ちゃんの写真。詳しく調べていないが、どうやらチェルノブイリ原発事故とは無関係の写真らしい。でも、あの赤ちゃんがその後どうなったのか、生きているのか死んじゃったのか知らないけど、あれは確かに『人間の写真』。

 仮にデマだったとしたら、あの赤ちゃんは、自分とは無関係な事で、自分の姿、自分の写真を使って政治利用される。その子の気持ちや、仮にその子が死んじゃったにしても、その子のお母さんやお父さんは、どう思うのだろうか?

 仮に本当にチェルノブイリ原発事故での放射能汚染が原因だったとしても、あの写真で訴えたいメッセージは「こんな酷い事になりますよ」だ。「避難しないと、こんな酷い姿の赤ちゃんが産まれてきますよ」だ。まあ、しきい値がないのなら、どこまで避難すれば安全なのか知らんが。気が済む所なら福島だろうが、北関東だろうが、どこでも同じだと思うが。まあ、いい。

 人間の写真を使って「こんな酷い姿になりますよ」って、人間のする事か?

 いや、それが人間なんだろう。愚かでどうしようもない人間という存在なんだろう。原発事故による放射能汚染の恐怖を警告する為にはそういう愚行を、酷い、醜い行為をやってしまうのが人間という存在なんだろう。障害者に対する差別を拡大する事を平気でやってしまったりするのだろう。そして、それが今回の福島第一原発事故でタマタマ『放射脳』の人たちに出てしまった、現象として出てきただけなんだろう。日頃は人権に関して熱心で障害者差別なんかしない、というか、恐らく「放射能で奇形児が!」でも、「劣化ウラン弾で奇形児が!」が、障害者差別だなんて思えないのかも知れないけど。差別って、そういう無自覚なもんが殆どだと思うが。

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