坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

臨床

2020年06月02日 | 坊主の家計簿






吉村知事って、並行世界から散々デマを流している人たちと違って物凄く優秀だと思うねんけど、ツルツルやねん。人間なんて論理で生きられへんねん。松井&橋下が「俺らの世代は喧嘩ばっかりして」と吉村知事を評価してたけど、論理もクソもなく喧嘩する大事さがあるやろ。

「体罰アカン」のは当たり前やろ。でも、殴ってしまう所に、論理を超えた限界から来るものがあるやろ。


これは別に大阪維新だけの話ではなく、今現状進行形の、生身の人間を離れた「論理」、それは宗教でも思想でも何でもエエわ。「カルト」にハマるな、っちゅうねん。実在に立て。


以下、オマケ。



【無免許で単車を乗り回しては事故をおこして罰金を出して、それでも学校に居つかんちゅうのがおって、それに対して部落研の生徒が、「お前、今度単車に乗ったらしばき上げんぞ!」と、こう言うわけです。こういう言葉にこめられている、ほんとうの人間の温かさというものが、実は、なかなか感じとれないんです。】(河田光夫『親鸞と被差別民衆』より)



【「あってはならない」ものが「ある」のは社会が悪い。そういう社会として成り立たせている仕組みが悪い。だから、仕組みを変え、社会を変えなければならない。そういうことだったろう。これのどこが悪いといわれるかもしれないが、私はあえて異を唱えたい。「あってはならない」ものが「ある」という、そもそもの発想が逆立ちしていると思うのだ。こういう発想においては、「あってはならない」という正しい理念をもった自分がいて、そこからまちがった現実が見下されている。それは、プラス・マイナスの符号をつけるところが違っていたり反対だったりするだけで、いてはならないやつらを社会から一掃しようという平沼的思想と基本的に同じである。】(宮崎学『近代の奈落』240~241頁より)


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