坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

成人の悲

2008年01月12日 | 坊主の家計簿
 1月12日

 食類  無添加ワイン      438円
     絹揚げ          99円
     シラス         128円

 合計              665円
 1月累計          82467円

 「寒い、寒い」と夕方から爆睡。

 ふと、ソウルフラワーの中川が確か雑誌『胡散無産』で何の曲やったか忘れたけどモノノケサミットで歌ってた曲の
 
 ♪がんばろう がんばれる人は
 
 について、「震災で色々な所に廻ってたら『がんばれる人は』と付けざる得なかった」みたいな事を書いていたのを思い出す。

 成人式が近いらしい。
 世の中は不景気である。
 『勝ち組 負け組』『格差社会』なんぞの言葉もある。
 「いいじゃんけ」と思う。

 正月休みに讃岐の温泉につかってた。露天風呂で足をチャプチャプさせる。波紋が起る。波紋が広がる。
 
 なんか、もう慣れてしまう自分が怖いのだが、変わらずややこしい事件が多い。
 年末だったか年始だったか忘れたが東京の商店街で100円ショップで買った包丁で次から次へと人を斬りつけて行った事件があった。スーパーお疲れモードだったのでちゃんと見てない。でも、ニュース映像で流れた少年が喚いてる姿があった。

 頑張る事なく、静かに地味に生きてて何が悪いのだろうか?

 『エロ坊主』というハンドルネームを使っているくらいに私は派手好きである。
 学生時代、専修学院本科時代に私が何か発表した後にタバコを吸ってたら同級生のオバさん(失敬)、北陸の聞法者のオバさんが「それがあなたの問題なのよ」と声をかけてくれた。
 っちゅうか、そのオバさんの服装も無茶苦茶オシャレで、あのオバさんも同じ問題を抱えていたから声をかけてくれたのかも解らん。

 『平々凡々と、その生涯を生ききる事が出来る事が真宗の現世利益』やったっけ?恩師から教わった言葉を最近よく思い出す。
 それは疲れて脳味噌が廻らんとか、イマイチ気合が入らんとかの状況だからだと思う。
 
 追い込むのは得意である。自分に対しても他人に対しても。だから、色々な事が出来ない状況下でそんな言葉を思い出すのだと思う。聞いて来た言葉が「今や!」と来てくれるのだと思う。
 
 子どもは労働力の為や、年金の為に作られる『モノ』ではない。
 人生も自己実現の為の道具でもない。

 成人式は14日の月曜日らしい。二日酔いの事を考えると13日の日曜日にした方がエエと思う。

 『人に成る』
 違う。
 『人である』
 だ。
 どんな人でも、どんな人生でもたった一度の掛け買いのない人生。思い通りに行かない、思い通りにならない他人。でも、人である。その事だけは間違いない。
 そんな当たり前の事、当たり前過ぎて忘れがちな事。そんな事を再確認出来る『成人の日』