坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

伝統

2008年01月23日 | 坊主の家計簿
 1月23日

 食類  鯖&巻き寿司      200円
     焼きイカ        100円
     イカさし&サーモン   100円

 合計              400円
 1月累計         130698円

 「お父さん、娘さんを僕に下さい!」
 「貴様のようなヤツに娘をやれるか!」

 っちゅう会話がよく解らん。まあ、女性をモノ化しているのは解るのだが、何故『親の許可』が必要なのかが解らんかったのだが、戦前まではそう決められていたのね。親、っちゅうか具体的には戸主の了解がないと結婚出来なかったのね。それの名残りか。

 仕事絡みでちょっと『家』っちゅう事を考えさせられた。具体的な話は書かないが。
 なので、ちょい脳味噌お疲れ。
 
 上記と全然関係なく。
 うちの実家は大阪の守口市という町。松下の城下町でサンヨーなんぞもあって、松下の下請け、孫請けの工場、その下請けの工場なんぞがある町。よく知らんが、住民の多くは工員。
 少し前にその町で赤ちゃんが殺された。奪った金はごくわずか。
 http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2008/01/18/20080118ddn041040005000c.html
 そのお母さんも今日自殺したらしい。
 http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2008/01/23/20080123dde041040029000c.html
 死因はまだ解らないらしい。
 でも、最愛の子どもに死なれたら。。。
 「ごめんね、助けてやれなくって。ごめんね。」

 赤ちゃんを殺した人が居て、殺された赤ちゃんが居て、自殺したらしいお母さんが居る。
 これで最悪なのは殺した人が自殺する事。

 単に生まれ育った町での出来事。
 でも、生まれ育った町、親しみ深い町だからこそ気になる。そこでの歴史があるから。多分、他の町ではそこまで感情移入出来なかったと思う。

 家。家制度に話を戻す。
 人の歴史、伝統なんだろうな。

 今日読んでた本。今日中に読もうと思ってたので読み終える。
 念仏。私の家も真宗門徒だが、実家で念仏を聞いた記憶がない。
 ただ、ウチの実家に御参りに来てた人が結構社会運動に熱心な人だったので、私が社会運動に関わりだした時に「あれ?この人ってウチに御参りに来てた人やん?」と云う事があった。
 所属寺の住職と知り合った時も「なんや、うちの実家に御参りに来てる人の仲間かいな」っちゅうのがあった。その縁で一緒に坊主バーをやり、気がつけば坊主になってるわけなんだが。

 御陰さま。意識に登らない解らない縁。様々な関係性。

 今日自殺したお母さん。ニュースで知ってちょっとショック。
 赤ちゃんを殺した人がこのブログを読んでいるとは思えない。

 波紋は広がる。歴史として広がる。
 一番大切な恩師と話してる時に短気な私が「損やん」と言った事がある。短気な私は世の中を生きるにあたって損なのである。
 「損やねん」と恩師は云った。

 損な私はナカナカ得な私になれない。損な私を見捨てる事なく、他の誰にも変える事が出来ない私として生きて行かなければならない。

 念仏。何処の誰がどんな立場からでも「私の名前だけは呼んでイイ」(恩師受け売り)。

 どうも私は何か問題があった時にすぐにシステム作りを考えようとする発想に陥る。
 『お内仏』が『家』のものになっているのなら、こういうシステムを作ればイイ、等と。
 また、教義で説明する。「真宗では」等と。
 今日、私に質問した人の事を考えてなかったな。切り捨ててたな。

 「二歩進んで三歩戻る」と恩師が云ってた。
 戻らんとな。
 機械相手にしてるのと違うねんし。