坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

寺で酒

2008年01月14日 | 坊主の家計簿
 1月14日

 雑費  ハンガー       596円
 食類  鶏肉(昨日)     200円
     鳥から         93円
     無添加ワイン     398円
     オニオンサラダ    100円
     料理酒        128円
     ドレッシング     168円
     きつねうどん      68円
     豚肉         338円

 合計            2089円
 1月累計         95561円
 
 しゃて、成人式だった。御参り中に晴着姿の娘さんとかを見掛ける。なんか、エエな。
 「お、なんやここには大量の晴着姿が。っちゅうか、何でだんじり囃子が流れとんねん」
 そこは、だんじり小屋だった。だんじり小屋の前で青年団の皆さんが集まって成人式をやってた。。。だんじりは当然小屋の中。でも、小屋の扉を開いて、だんじりの中に人が乗り込んで、だんじり囃子が。。。ったく、この辺らしい成人式や。きっと大酒飲んでも『青年団の先輩』っちゅう、ものすご~く怖い人達がいるので大丈夫だろう。っちゅうか、先輩達に大酒飲まされているんだと安易に想像出来るが。。。御愁傷様です。

 成人式をやってる寺ってあるのだろうか?例えば北陸・真宗王国で
 「お前もこれからとりあえず公に酒を飲んでエエ事になったのぉ」
 「いや、でも僕、酒キライなんです」
 「なんでや、酒をキライっちゅう事は親鸞を否定する事になるぞ。まあ、飲め」
 「いや、だから僕酒がキライですし、親鸞聖人はそんな事書いてないと思いますが」
 「なんじゃこら。お前は俺に反抗する気か?それに書いてなくても、親鸞なら必ずそう云ったはずや」
 「ですから、僕は酒がキライですし、それに親鸞聖人はそんな事を云わなかったと思います」
 「それやったら、その事についてとりあえず酒でも飲みながら話しようやないか」
 等と、住職にからまれる門徒とか居てるのだろうか?居ったらエエなぁ。。。

 とはいえ、真宗寺院には酒は付き物である。何時の頃からか知らんが、とりあえず蓮如の頃には寺で酒飲んでたみたいやし。
 当然、『般若湯』ではない。『酒』である。
 『寺で酒』っちゅう、上座部仏教からするとビックリする様な事が平気で行われて居るのが真宗寺院である。これは画期的でっせ。

 『酒は程々に』とは当然なんだが、これがやなぁ。。。
 飲酒は当然欲である。でも、食欲旺盛な人が『デブ』として差別されるのはおかしいと思う。同じく『酒飲み』にしても。物欲にしても。
 それは欲である。でも、欲が多いのが凡夫なんだろう。それが『人』っちゅう存在なんだろう。
 『酒も飲まない、タバコも吸わない。食べるのも最低限で、不必要な買い物もしない。』という人が居たら、それはその人にとって『たまたま』なんだろう。別に偉くもなんともなく、その人はそういう人なんだろう。
 同じく、様々な欲に塗れている人も、それはその人なんだろう。

 ストレスが溜ると欲が増える。『今あるその人』がタマタマ世間から『欲の塊』と批判されるターゲットになる状況下なら、その人のストレスは増える。
 それを「俺も同じやねん。。。」と云って呉れる場があってもイイと思う。
 っちゅうか、そういう『場』って大切やと感じる。