首長竜の魅力は?と聞かれ
「首の長いところ!」と答えたという
綾瀬はるか氏のコメントは
ボケのようでいて、実はこの映画をすべて表現している・・・(大笑)
「リアル~完全なる首長竜の日~」12点★☆
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浩市(佐藤健)と淳美(綾瀬はるか)は
幼なじみの恋人同士。
しあわせに暮らしていた二人だが
しかし1年前、淳美が自殺未遂を計り
以降、昏睡状態に陥っていた。
浩市は<セイシング>という最新医療を使って
淳美の脳内に入り、
会話することに成功する。
「なぜ自殺したのか」という浩市の問いに
淳美の答えは――?
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原作がすっごく面白いと聞いていたので
かなり期待してたのですわ。
しかし、これは・・・・・・
原作とは違うよ?
完全なる黒沢清テイスト、てかホラーなんですけど?!(笑)
完全に「後ろになにかいる!」な構図を使いまくり、
音もかなり脅かし系。
実は佐藤健のほうが‥というネタも
かなーり簡単に想像つくし。
島の開発とか子ども時代の事件も
あり得ないほど薄くて唖然。
で、最後は恐竜ですか?!
もうやけくそ?(失笑)
たとえ話で
もし自分がこの映画に主演して
「この映画の魅力は?」と聞かれたら
「首が長いところ!」と答えるしかないと思う(笑)
綾瀬さんって、やっぱりただ者ではない。
この映画の功績は
「こりゃちょっと原作読まないと気が済まない!」という気にさせたところ。
これを観てから、読みましたからね。
で、原作はというと
――うーん・・・
確かに全然違うんだけど
これはこれで、そんなにピンとこない。
原作先だったら、もっと感銘したのかしらん(微妙)
ちなみにワシ、
いままでで一番怖かったJホラーは
黒沢清監督の「スウィートホーム」(89年)ですからね。
★6/1(土)から全国で公開。
「リアル~完全なる首長竜の日~」公式サイト