「女が職場で戦うには二つの方法がある。
女を武器にするか、女を捨てるか」
「男と女が、男と女にしかなれない世界なんて、つまらないと思う」
(男と女の友情があってもいい)
今回は職場における男女差別(女性への偏見)、
リカの臨時上司の理不尽な扱いをきっかけに、柚木(水野美紀)がオッサンになったの過去のトラウマが主題
今回は細かい説明は不要。意味のある思いのこもった台詞が多かった。
「女はダメ」という色眼鏡でしか見ない男性上司を、罠に嵌めるリカ
「恩を売っても喧嘩は売るな」と釘を刺した阿久津チーフディレクター(生瀬勝久)に叱られる。
その阿久津の言葉
「「でも」、「だって」、「だから」…女はすぐそれだ。…ああ、女は関係ない、女房の口癖だ」
「私は普通に働きたいだけなんです、男も女も関係なく。
だから、女を理由に馬鹿にする男がいたら、私はできる限り戦います。
トイレで黙って泣くくらいなら、面と向かって「理不尽だ」って言ってやった方がいいと思うんです」
「まんまと相手をハメて、言いたいことを言って、さぞかし気分がいいでしょうねぇ。
自分はただのヘルプだしぃ…でも、同じ場所でずっと働かなければいけない女性が、あなたみたいな軽率なことしたら、どうなると思う?
『理不尽だ』って叫べば叫ぶほど、泥沼にはまることもある……自分の知っている世界だけがすべてだと思わないで」
柚木は、女性幹部候補として部隊で特別扱いを受け、「私が女だからって、特別扱いしないでください」と訴え、余計にこじれて、孤立した過去があった。
男所帯の部隊で女たったひとりで孤立。そうなると、女性ということが邪魔にしかならず、オッサンになった(女を捨てた)
槙(高橋努)は、柚木の後輩で、柚木の細やかな気遣いの中に凛とした女性の強さを感じ、思慕の情を抱いていた。
そんなある日、リカ、柚木、空井、槙は防衛大学を訪れる。
そこで、剣道部の女子部員が稽古の厳しさに耐えられず、物陰で泣いているのを目撃する。
声を掛けようとするリカを止め、税金を使っている学生に優しい言葉は不要と言う。
「女だから、体力も力も負けていて、全然かなわなくて…。
でも一番悔しいのは、こんなことぐらいで泣いてしまう自分自身です」(剣道部員)
そんな彼女をやるせない表情で見つめ、立ち去る柚木に
「何か一言ぐらい」(リカ)
「言うことなんてない。彼女の言ったことはその通りだし、ここは女だからって、甘やかしてくれるような場所じゃない。
今はまだいい。仲間もいる。でも、ここを出たら、新米幹部としてひとりで現場に着かなきゃなんない。待っているのは自分よりベテランの部下、右も左もわからない女の上司なんて、煙たがられるのがほとんど」
「女を捨てることで……そうするしかないんですか?さっきの子にもそう言うしかないんですか?
女を捨てるのって、敗北じゃないんですか?
私は女を武器にするのも、捨てるのも、どっちも嫌です。
普通に仕事をして、普通に認められたいんです。
柚木さんのいる世界では、それ、無理なんですか?
何か、あの子にあげられる希望みたいなもの、ないんでしょうか?
「私たち、あの子よりずっと長いこと女をやってきたわけでしょう。
なのに、『女も案外、悪くないよ』って、言ってあげること出来ないんでしょうか?」
槙、柚木に竹刀を渡す……
……道場で、次々に部員たちを打ち負かす柚木。
その姿を見て、勇気づけられる女子部員。
「後輩に稽古を付けながら言っていた。
『訓練は、勝ち負けじゃない。昨日までの自分を超えることだ』って」
「戦うべき相手は男ではなくて、自分自身か…」
「やめませんか、もう!無理にオッサンひけらかすのは。
過去のことは…超えればいいじゃないですか!きつい思いをしたかもしれないけど」
「ずっと思ってました。いつまで過去を引きずって、いつまでオッサンの芝居を続けるんだろうって」
「あんたには分からない!弾かれたことのない、あんたには」
「『女のくせに』、『だから女は』って、私はそれしか言われなかった。………だから私は…」
「鷺坂室長はどうなんです?広報室のみんなは?……みんな、あなたがオッサンだから、仲間として接しているわけじゃない。なのに、一人で引きずって、オッサンの振りして…滑稽ですよ」
「見てて痛々しいんです。……今まで先輩が、どんなやつらと接してきたのか知らない。
だけど、俺たちを…俺を、そんな奴らと一緒にするなあ!」
【ストーリー】番組サイトより
初めての自分の企画が好評でホッとしたリカ(新垣結衣)と、初めてメインで担当した企画が好評で喜ぶ空井(綾野剛)。リカは次の企画も任せてもらえることになり、女性自衛官を取り上げたいと柚木(水野美紀)に新企画の協力を求める。だが、自分に女性目線を期待するなんてどうかしていると一喝されてしまう。
一方、入間基地でマスコミ向け公開訓練を行うことを柚木に伝える鷺坂(柴田恭兵)は、「本来なら柚木を行かせるところだが…」と口を濁す。昔、柚木の下にいた古賀准尉(的場浩司)が訓練に参加することにどうやら理由があるようだ…。
ひょんなことから珠輝(大川藍)と空幕広報室のメンバーとの合コンをセッティングさせられたリカ。合コンにノリノリの片山(要潤)より無骨な槙(高橋努)が女性陣に人気があり不思議に思っていると、空井から企画の参考にもなるからと、防衛大出身の槙と防衛大に見学に行かないかと誘われる。
見学当日、リカが空井との待ち合わせ場所で待っていると、リカの前に現れたのは空井ではなく柚木だった。槙と同じく防衛大出身の柚木が学生時代に所属していた剣道部へと向かうと、剣道場から飛び出してきた女子学生(石橋菜津美)が泣いているところに遭遇する。心配するリカに反して、柚木は厳しい言葉を投げつけるだけ…。
そんな2人の後をこっそりと追っていた空井と槙。柚木の態度を見かねた槙は、学生時代の柚木をリカらに打ち明け、過去が徐々に明かされていく…。
女を武器にするか、女を捨てるか」
「男と女が、男と女にしかなれない世界なんて、つまらないと思う」
(男と女の友情があってもいい)
今回は職場における男女差別(女性への偏見)、
リカの臨時上司の理不尽な扱いをきっかけに、柚木(水野美紀)がオッサンになったの過去のトラウマが主題
今回は細かい説明は不要。意味のある思いのこもった台詞が多かった。
「女はダメ」という色眼鏡でしか見ない男性上司を、罠に嵌めるリカ
「恩を売っても喧嘩は売るな」と釘を刺した阿久津チーフディレクター(生瀬勝久)に叱られる。
その阿久津の言葉
「「でも」、「だって」、「だから」…女はすぐそれだ。…ああ、女は関係ない、女房の口癖だ」
「私は普通に働きたいだけなんです、男も女も関係なく。
だから、女を理由に馬鹿にする男がいたら、私はできる限り戦います。
トイレで黙って泣くくらいなら、面と向かって「理不尽だ」って言ってやった方がいいと思うんです」
「まんまと相手をハメて、言いたいことを言って、さぞかし気分がいいでしょうねぇ。
自分はただのヘルプだしぃ…でも、同じ場所でずっと働かなければいけない女性が、あなたみたいな軽率なことしたら、どうなると思う?
『理不尽だ』って叫べば叫ぶほど、泥沼にはまることもある……自分の知っている世界だけがすべてだと思わないで」
柚木は、女性幹部候補として部隊で特別扱いを受け、「私が女だからって、特別扱いしないでください」と訴え、余計にこじれて、孤立した過去があった。
男所帯の部隊で女たったひとりで孤立。そうなると、女性ということが邪魔にしかならず、オッサンになった(女を捨てた)
槙(高橋努)は、柚木の後輩で、柚木の細やかな気遣いの中に凛とした女性の強さを感じ、思慕の情を抱いていた。
そんなある日、リカ、柚木、空井、槙は防衛大学を訪れる。
そこで、剣道部の女子部員が稽古の厳しさに耐えられず、物陰で泣いているのを目撃する。
声を掛けようとするリカを止め、税金を使っている学生に優しい言葉は不要と言う。
「女だから、体力も力も負けていて、全然かなわなくて…。
でも一番悔しいのは、こんなことぐらいで泣いてしまう自分自身です」(剣道部員)
そんな彼女をやるせない表情で見つめ、立ち去る柚木に
「何か一言ぐらい」(リカ)
「言うことなんてない。彼女の言ったことはその通りだし、ここは女だからって、甘やかしてくれるような場所じゃない。
今はまだいい。仲間もいる。でも、ここを出たら、新米幹部としてひとりで現場に着かなきゃなんない。待っているのは自分よりベテランの部下、右も左もわからない女の上司なんて、煙たがられるのがほとんど」
「女を捨てることで……そうするしかないんですか?さっきの子にもそう言うしかないんですか?
女を捨てるのって、敗北じゃないんですか?
私は女を武器にするのも、捨てるのも、どっちも嫌です。
普通に仕事をして、普通に認められたいんです。
柚木さんのいる世界では、それ、無理なんですか?
何か、あの子にあげられる希望みたいなもの、ないんでしょうか?
「私たち、あの子よりずっと長いこと女をやってきたわけでしょう。
なのに、『女も案外、悪くないよ』って、言ってあげること出来ないんでしょうか?」
槙、柚木に竹刀を渡す……
……道場で、次々に部員たちを打ち負かす柚木。
その姿を見て、勇気づけられる女子部員。
「後輩に稽古を付けながら言っていた。
『訓練は、勝ち負けじゃない。昨日までの自分を超えることだ』って」
「戦うべき相手は男ではなくて、自分自身か…」
「やめませんか、もう!無理にオッサンひけらかすのは。
過去のことは…超えればいいじゃないですか!きつい思いをしたかもしれないけど」
「ずっと思ってました。いつまで過去を引きずって、いつまでオッサンの芝居を続けるんだろうって」
「あんたには分からない!弾かれたことのない、あんたには」
「『女のくせに』、『だから女は』って、私はそれしか言われなかった。………だから私は…」
「鷺坂室長はどうなんです?広報室のみんなは?……みんな、あなたがオッサンだから、仲間として接しているわけじゃない。なのに、一人で引きずって、オッサンの振りして…滑稽ですよ」
「見てて痛々しいんです。……今まで先輩が、どんなやつらと接してきたのか知らない。
だけど、俺たちを…俺を、そんな奴らと一緒にするなあ!」
【ストーリー】番組サイトより
初めての自分の企画が好評でホッとしたリカ(新垣結衣)と、初めてメインで担当した企画が好評で喜ぶ空井(綾野剛)。リカは次の企画も任せてもらえることになり、女性自衛官を取り上げたいと柚木(水野美紀)に新企画の協力を求める。だが、自分に女性目線を期待するなんてどうかしていると一喝されてしまう。
一方、入間基地でマスコミ向け公開訓練を行うことを柚木に伝える鷺坂(柴田恭兵)は、「本来なら柚木を行かせるところだが…」と口を濁す。昔、柚木の下にいた古賀准尉(的場浩司)が訓練に参加することにどうやら理由があるようだ…。
ひょんなことから珠輝(大川藍)と空幕広報室のメンバーとの合コンをセッティングさせられたリカ。合コンにノリノリの片山(要潤)より無骨な槙(高橋努)が女性陣に人気があり不思議に思っていると、空井から企画の参考にもなるからと、防衛大出身の槙と防衛大に見学に行かないかと誘われる。
見学当日、リカが空井との待ち合わせ場所で待っていると、リカの前に現れたのは空井ではなく柚木だった。槙と同じく防衛大出身の柚木が学生時代に所属していた剣道部へと向かうと、剣道場から飛び出してきた女子学生(石橋菜津美)が泣いているところに遭遇する。心配するリカに反して、柚木は厳しい言葉を投げつけるだけ…。
そんな2人の後をこっそりと追っていた空井と槙。柚木の態度を見かねた槙は、学生時代の柚木をリカらに打ち明け、過去が徐々に明かされていく…。
今回水野美紀さんが好きだったこともあるけど
内容がとってもよかった。
泣いてくやしがってた後輩に対しても
ただ甘い言葉を発せずにみまもって自分の行動(試合)を見せて指導する。
一番効くよなぁ・・よかったです。
このドラマあんまり期待してなかったんだけど
最後までしっかり見てしまいました。面白いです。
>このドラマあんまり期待してなかったんだけど
>最後までしっかり見てしまいました。面白いです。
第2回のヒロインの描写には疑問を感じましたが、あとはとても素晴らしいです。
キャラ設定もしっかりしていて、魅力的です。若干、鷺坂が活躍しすぎの気もしますが、とにかく、今回イチオシのドラマです。
柚木のつらい思いや、葛藤、そして、後輩に示した厳しさと優しさ、槙の柚木への思い、リカの女性への偏見に対する抵抗、すべて、頷かされました。
今クールは秀作が多いですね。
主役のふたりより周りのキャラが魅力的って思って観ています。来週は見逃さないようにしよっと
>見逃していたので、内容がわかって嬉しいです~
そうですか。台詞ばかりのレビュー記事でしたが、よかったです。
>主役のふたりより周りのキャラが魅力的って思って観ています。
主役も素敵だと思います。それぞれのキャラが魅力的で、面白いですね。
今日のFBCで観れました~
koumamaしゃんの書いたとおりだぁー
みんな、女性が仕事をしていると多かれ少なかれ差別は受けていて共感できる部分ってあると思います。
ちょっとウルッときちゃいました。
今日も9時から観なきゃ~
でも裏番組の「探偵はBARにいる」も気になります。
どっちか録画しよっと~
>面白かったぁーーーーーー
>今日のFBCで観れました~
これを補足すると、
将棋を知らない母さんは、TBS(石川県のMRO)での第4回の放送を観られなかったのですが、地元の福井県のFBCでは1週間遅れの昼に放送され、それを見たということなのです。
>みんな、女性が仕事をしていると多かれ少なかれ差別は受けていて共感できる部分ってあると思います。
男性は、この回の放送を観て、自分のこれまでの行為を顧みる必要があるかもしれませんね。