英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

A級順位戦 谷川九段×羽生二冠 その2

2012-09-30 09:58:00 | 将棋
A級順位戦 谷川九段×羽生二冠 その1 【追記あり】(9月26日記事)の続きです。


 香車を取るため角を打ち込んだが、香取りを受けつつ飛車当たりに▲4五角とされた局面。これに対し△8四飛とかわしたが、先に桂を取られたうえ後手を引くのでは、面白くなさそうな手順だ。
 先手の課題は1筋に退避している飛車の活用。そこで、さっそく▲3六飛と現場復帰させる。角が4五にいなければ▲2五桂から▲3三歩と絡んでいく手もあるが、4五に角がいるため△4四銀と銀をかわされた時、角当たりになってしまう。

 これにより1八の香車への利きが遮断されるが、迂闊には取れない。△1八馬には▲3三飛成がある(△3三同金なら▲1八角、また▲3三飛成に△同金とせず△4五馬としても▲同桂で3三の飛車に紐がついてしまう)
 なので後手も△4四銀と根本の角を攻める。角が逃げると1八の香車が取られるので、変則的な角香両取りになっている。
 ここで、▲3四飛がしゃれた受け方。

 △4五銀と角を取ると▲8四飛と飛車を抜かれてしまう。しかし、これには△9五角の王手飛車取りの返し技があるがどうなのだろう?
 一見、▲8六飛△8五歩▲9六歩(変化図1)で先手がうまくいっているように見える。

以下△8六歩▲9五歩で駒の損得はないが、4五の銀取りが残っている。
 ところが、変化図1で△8四角とされると飛車が詰んでいる。いや、ここで、▲8一飛と角取りに打つとその対応も難しい……
 それに、△9五角の王手飛車に対し素直に▲8六歩△8四角と飛車を取らし、そこで▲4五桂(歩)と銀を取り返すとどうなのか…………素人には分からないなあ………

 『将棋世界』の勝又教授の講座を調べなければならないかなあ。でも、その項目(場所)を探すのが大変そう。
【以下続く】

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