復讐……だったのかぁ?
(いや、違う!)わしは武士じゃ 武士の世を創るのじゃ!
西光に自分の志を否定され、激昂する清盛
平治の乱の時、義朝・頼朝親子に、「武士の世を創る!」と宣言し、そのためには醜き事にまみれようとも必ずこの世の頂に立つと誓ったのだが、「醜き事にまみれること」は実行しているが、徐々に「志は歪んで」きていた。
それを清盛自身も自覚していたのだろう。だから、我を忘れて否定した。
でも、西光さん、「復讐のため」ではないんじゃない?
「野望」とか「私欲」という台詞を虎ノ助さんが「復讐」と言い間違えちゃったから、ケンイチさんが激怒したのかと思っちゃった。
清盛の父は、王家に犬のように扱われ、武士の世を起こすという志半ばに亡くなり、清盛は物の怪の血に苦しめられた。
しかし、私にはそれらが「復讐」という言葉に繋がらない。この『平清盛』の大河ドラマとしても、清盛の生き方をそういうふうに描いてきていたようには思えない。
それを「復讐」としてしまっては、断腸の思いで叔父を斬り、友を討ったのが偽りになってしまう。
清盛を討つことに異常に執念を燃やす西光
でも、この感情もイマイチ理解できない。
師・信西の仇は清盛じゃない。と言うより、叔父の敵である信西を許し同士として行動し、信西の死後も、信西の目指した世の中を創ろうとしていた。
西光の息子をハメて流刑にしたのはともかく、信西の仇の義朝の息子の頼朝を斬首にしなかったことを根に持つのは筋違いである。
「復讐」に囚われていたのは西光ではないのか?しかも、八つ当たり。
立ち上がる頼朝
鹿島しい…いや、姦しい女子、気楽な女子、政子の激しき言葉に心を奮い立たされ
「連れて行ってくれ、私を明日へ。連れて行ってくれ、昨日とも違う、今日とも違う…私の明日へ」
「連れて行けとは、女々しい御方じゃ。……共に参ろうぞ、まだ見ぬ明日へ!」
義朝への突っ込みは、政子がしてくれた。
政子が主人公になって、次回から「姦しい女、政子」をした方がいいかも。
【ストーリー】番組サイトより
京・鹿ヶ谷の山荘では、後白河法皇(松田翔太)が成親(吉沢悠)・西光(加藤虎ノ介)たちとともに平家打倒の計画を進めていた。
数日後、法皇は清盛(松山ケンイチ)と盟友関係にある比叡山の明雲(腹筋善之介)を流罪、さらに平家に比叡山を攻めよと命じる。法皇の横暴な振る舞いに疑問を感じた清盛は、福原から上洛して法皇に面会を求める。そんな清盛を捕らえ、後白河法皇は一気に平家を攻め落とそうとするが、意外なところから清盛は、平家打倒の陰謀を知らされる。一方伊豆では、父・時政(遠藤憲一)の思いに従い、政子(杏)は山木家に輿入れする決意を固めた。そして嫁ぎ先に向かう途中、ふと何かを思い立った政子は雨の中、頼朝(岡田将生)の元へと向かう。
(いや、違う!)わしは武士じゃ 武士の世を創るのじゃ!
西光に自分の志を否定され、激昂する清盛
平治の乱の時、義朝・頼朝親子に、「武士の世を創る!」と宣言し、そのためには醜き事にまみれようとも必ずこの世の頂に立つと誓ったのだが、「醜き事にまみれること」は実行しているが、徐々に「志は歪んで」きていた。
それを清盛自身も自覚していたのだろう。だから、我を忘れて否定した。
でも、西光さん、「復讐のため」ではないんじゃない?
「野望」とか「私欲」という台詞を虎ノ助さんが「復讐」と言い間違えちゃったから、ケンイチさんが激怒したのかと思っちゃった。
清盛の父は、王家に犬のように扱われ、武士の世を起こすという志半ばに亡くなり、清盛は物の怪の血に苦しめられた。
しかし、私にはそれらが「復讐」という言葉に繋がらない。この『平清盛』の大河ドラマとしても、清盛の生き方をそういうふうに描いてきていたようには思えない。
それを「復讐」としてしまっては、断腸の思いで叔父を斬り、友を討ったのが偽りになってしまう。
清盛を討つことに異常に執念を燃やす西光
でも、この感情もイマイチ理解できない。
師・信西の仇は清盛じゃない。と言うより、叔父の敵である信西を許し同士として行動し、信西の死後も、信西の目指した世の中を創ろうとしていた。
西光の息子をハメて流刑にしたのはともかく、信西の仇の義朝の息子の頼朝を斬首にしなかったことを根に持つのは筋違いである。
「復讐」に囚われていたのは西光ではないのか?しかも、八つ当たり。
立ち上がる頼朝
鹿島しい…いや、姦しい女子、気楽な女子、政子の激しき言葉に心を奮い立たされ
「連れて行ってくれ、私を明日へ。連れて行ってくれ、昨日とも違う、今日とも違う…私の明日へ」
「連れて行けとは、女々しい御方じゃ。……共に参ろうぞ、まだ見ぬ明日へ!」
義朝への突っ込みは、政子がしてくれた。
政子が主人公になって、次回から「姦しい女、政子」をした方がいいかも。
【ストーリー】番組サイトより
京・鹿ヶ谷の山荘では、後白河法皇(松田翔太)が成親(吉沢悠)・西光(加藤虎ノ介)たちとともに平家打倒の計画を進めていた。
数日後、法皇は清盛(松山ケンイチ)と盟友関係にある比叡山の明雲(腹筋善之介)を流罪、さらに平家に比叡山を攻めよと命じる。法皇の横暴な振る舞いに疑問を感じた清盛は、福原から上洛して法皇に面会を求める。そんな清盛を捕らえ、後白河法皇は一気に平家を攻め落とそうとするが、意外なところから清盛は、平家打倒の陰謀を知らされる。一方伊豆では、父・時政(遠藤憲一)の思いに従い、政子(杏)は山木家に輿入れする決意を固めた。そして嫁ぎ先に向かう途中、ふと何かを思い立った政子は雨の中、頼朝(岡田将生)の元へと向かう。
視聴率が歴代大河ドラマで過去最低を更新したことについては、「すごく光栄」と胸を張った。「本気で作品を作って(最低視聴率を)出せることはめったにないことで、高視聴率を出すのと同じくらい難しい。(作品のできには)自信を持っています」と語ると、見学していた関係者から拍手が起こった。
いさぎよい、というか、かっこいいですねぇ。
>いさぎよい、というか、かっこいいですねぇ
そうだとも言えますが、負け惜しみや自虐とも受け取れます。
少し厳しい目で(そういう立場ではありませんが)言わせていただくと、「負け惜しみ」でないと困ります。
確かに、面白いとも頑張っているとも思いましたが、独りよがりやその場の小手先だけの脚本と感じることも多かったです。(『江』や『天地人』よりははるかに良い作品だとは思っています)
この作品で、自信を持たれては困ります。
こんなレスで、ごめんなさい。