英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『フランケンシュタインの恋』 第1話~第7話 感想

2017-06-07 20:44:22 | ドラマ・映画
 フランケンシュタインこと深志研・仮名(綾野剛)のキャラ設定が疑問。
 ≪ピュアな怪物が、人間界でやってきて騒動を巻き起こす≫というのは面白いのだが……
 「ラジオを通じて意思の疎通は何とかできる」「飲み込みが早く、インターネットもこなしてしまう」というご都合主義は許容するにしても、≪人間社会に入って心的傷を負い、菌をまき散らしてしまう≫というマイナス面ばかり見せられると辟易してしまう。
 稲庭(柳楽優弥)は基本的には“いい奴”なのだが、ヒロイン・津軽継実(二階堂ふみ)を思う気持ちから、研をラジオの世界へ引き入れてしまうのは理解できるとして、そのヒロイン・継実のモヤモヤ振りにイラつきを感じてしまう。
 研を人間界に引き込んだのに、自身が難病を抱えているせいもあるが、研をほとんどフォローをせず、見てるだけ。

 ≪ピュアなフランケンに周囲が振り回される≫とか、≪実直なフランケンに、周囲が感化され前向きになる≫とか、陽性なドラマを期待したが、残念。………【脚本】大森寿美男氏

★毒毒コンビに嫌悪感
十勝みのる(山内圭哉)……ラジオ番組のパーソナリティ
 彼の主張は、ある意味正論だが、その発する源は、≪自分中心に周囲を動かしたい≫という自分本位さ。
大宮リリエ(水沢エレナ)……ラジオ番組のアシスタントパーソナリティ。
 人当たりは良いが、計算高く、腹黒い。自分の思い通りに、十勝やスタッフを巧みに誘導する。

★(ヒロインと同様に)よく分からない天草純平
天草純平(新井浩文)……ラジオ番組のレポーター
 最初は純粋に自分のコーナーでリスナーの相談に乗っていたが、研がコーナーに出演するようになってからは、番組制作サイドの人間にシフト。


☆面白かったシーン
 「深志 研」と紹介された稲庭恵治郎(光石研)が、「高倉健さんの“健”さんか?」と尋ね、「研究の“研”」と説明を受けた際
「研究の“研”?……こぶしの“拳”でも、謙虚の“謙”でもなく、研究の“研”。………それは…“ケンさん”の中でも、一番、位の低い“ケンさん”じゃないか……ふっふっふっ」
   ………………光石“研”……自虐ネタ。

 あと、研が『天草に訊け』のコーナーで、コンビニ店員を体験し、クレーマーの客を撃退したシーンも面白かった。

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