全日本バスケットボール選手権は、
“結局”、JX-ENEOSが圧勝し、23回目の優勝、6連覇を達成した
“結局”という言葉を使いたくなるような、ここ数年のJXの強さである。
第1Q
トヨタが長岡の気合の入ったプレーや多彩なオフェンスで点を重ねるのに対し、渡嘉敷のジャンプシュートや岡本の3Pシュートなどで対抗するが、渡嘉敷はダブルチームでペイント内のプレーを封じられ、その他、ターンオーバーとしてカウントされないようなオフェンスミスが目立った。
6分48秒、トヨタ15-13JX、ややトヨタペースか、と見られたところで、JXがタイムアウト。
タイムアウト明けに、吉田がコートイン。藤岡も4得点、3アシストと悪くはなかったが、オフェンスの核となるべき渡嘉敷、宮澤が機能していないと見ての交代かもしれない。(渡嘉敷はダブルチームに手こずり、宮澤も長岡の徹底マークされるうえに、シュートタッチが悪い)
早速、JXは吉田からのパスを受けた岡本が3Pシュート。その後は渡嘉敷がゴール下でシュートを2本決めるなど、若干、オフェンスが機能し始めたが、宮澤の3Pシュートは決まらず、渡嘉敷はダブルチームされ、ヘルドボール(ジャンプボールシチュエーションでトヨタボールに)になるなど、オフェンスは完全には機能していない。
とは言え、オフェンスが今一つでもJXは慌てず、ディフェンスをしっかり行い、ゲーム序盤にハイピッチで動いたトヨタのオフェンスを止められるようになっていた。
第1Q、残り50秒弱、トヨタ19-20JX。ここで、ターニングポイントとなるプレーが出る。
馬瓜ステファニーのシュートミス(石原のシュートブロックかファールかは微妙)から、吉田が素早くボールを運び、サイドライン付近に走り込んで待つ宮澤にパス。すかさず、3Pシュートを放ち、ネットに吸い込まれる。この時、チェックに行った安間がファールを取られ、バスケットカウント。フリースローを決め、宮澤の4点プレーとなった。(トヨタ19-24JX)
“結局”、JX24-19トヨタで第1Qを終了。
JXはオフェンスが今一つうまくいっておらず、トヨタペースで進んだにも拘らず、5点のリードは望外の展開。
トヨタは良く動いたが、3Pシュートが5-0と決まらないなど、シュートを決め切れなかった。
第2Q
JXは吉田、岡本、石原、宮澤、渡嘉敷と第1Q後半と同じメンバーでスタート(石原は第1Q中盤に2つ目のファールを犯した梅沢に代わってコートに入っていた)
このピリオドで出だしも岡本がターンオーバーを犯すなど、ピリッとはしなかったが、1分10秒(JX24-21トヨタ)に、吉田がオフェンスリバウンドに跳び込み、岡本を経由してパスを受けた宮澤がドライブインシュートを決め、26-21。
そして、ここからJXの怒涛の攻撃が始まった。
まず、ボールを運んでいた山本に対しハーフライン付近で宮澤がプレッシャーを掛け、ボールがサイドラインからコート外に飛び出たボールを、宮澤が跳び込んでキャッチし、背面にボールを放り投げる。これを岡本が受け、一旦コート外に飛び出した宮澤がサイドライン付近に走り込み、吉田からパスを受け、3Pシュートを決める。JX29-21トヨタ。(堪らず、トヨタがタイムアウト)
タイムアウト明けも、ディフェンスリバウンドから吉田がゴール下の渡嘉敷にタッチダウンパス。31-21。
さらに、再度、吉田→渡嘉敷へのホットラインパスを決め、しかも、これがバスケットカウントになり、34-21。
その上、長岡のシュートを渡嘉敷がブロック。そして今度は藤岡(岡本に代わってコートに入っていた)が、トップにいた渡嘉敷にパスを送り、そのまま渡嘉敷が2歩のランニングシュート(ドリブルなし)!JX36-21トヨタ。
堪らず、再度、トヨタがタイムアウト。
しかし、トヨタ陣エンドラインからのスローインを宮澤がプレッシャーを掛け、苦しいパスを岡本がカット、パスを受けた宮澤が難なくシュート。
JXは、なおも手を緩めず、厳しいデイフェンスでパスミスを誘発し、奪ったボールを落ち着いて回し、藤岡がジャンプシュート。JX40-21トヨタ。
約3分30秒の間に、JXは16点連取!
猛ラッシュ!スパーク!……トヨタとしては息を継ぐ間もないうちにドドドッとやられてしまった。
点を取られて、取り返そうと早目にシュートを打って外し、それをファーストブレークで切り返され、更に焦ってターンオーバー、不完全にオフェンスを終えたので、ディフェンス態勢も整わず、“ホットライン攻撃”を浴びてしまった。……勝負あり。
その後は、トヨタも気持ちを切らさず頑張ったが、JX86-65トヨタで試合終了。
JXはゲーム序盤は渡嘉敷、宮澤が機能せず、リズムが悪かったが、途中から入った吉田が上手く建て直した。吉田→渡嘉敷のホットラインがトヨタディフェンスを粉砕した感がある。渡嘉敷曰く「世界一、自分をうまく使うポイントガード」……さすがである。渡嘉敷は31得点、15リバウンド、4アシスト、2ブロックショット。
宮澤はシュートタッチが悪く、3Pシュートは8-2と確率が低かった(しかし、その2本が非常に効果的)。しかし、ドライブに切り替え、要所で得点を上げた。ディフェンスも強力でトヨタのターンオーバーを誘発した。17得点、7リバウンド、6アシスト、2スティール、1ブロックショット。
さらに、岡本が4本の3Pを決め、宮澤の3Pシュートを補った(14得点、3スティール)
また、宮澤が良くない時は、梅沢を使い、梅沢もそれに応えた(10得点、5リバウンド)
トヨタはゲーム序盤は、よく動き、攻守にJXを上回ったが、JXに焦りを生じさせるには至らなかった。
痛かったのは、3Pの不調で、第3Q終了間際まで15-0。せめて5本ぐらい決まっていれば、全く違う試合展開になったはず。
(実況再度は、今期のリーグ戦では3Pの成功率は高いと強調していたが、今期はまだ、上位チーム同士の対戦が組まれていないという要素を考慮しなければならないと思う)
ただ、3Pシュートよりも、残念だったのは、第2QにJXのスパークを受け続けてしまったこと。吉田→渡嘉敷のホットラインパスの1本目が決まったところ辺りのオフェンスで、時間を掛けて展開をスローダウンさせるべきだった。
それにしても、JXは盤石の強さ。
少し前は、吉田の控えのPGが手薄という弱点があった。吉田も怪我を押してプレーしなければならないというシーズンもあり、吉田を攻めるという突破口もあった。(でも、故障で吉田不在でも勝っていたシーズンもあった。渡嘉敷、大崎が強力だったからなあ)
それが、宮澤が加わって更に攻守に厚くなった。その宮澤は3Pシュートの武器を加えて全日本のエースに進化。
さらに、PGの宮崎、その上、藤岡が加入し、今季は吉田を控えに回せるほどPGも厚くなった。
控えも昨季は大沼(今季は体調不良らしい)、今季は石原が成長し、活躍。スターティングメンバーに起用されている梅沢もその期待に応えようとしている。
現在、出産で大崎が不在であるが、そのマイナスを全く感じさせない強さである。
ポテンシャルの高い選手が揃っているのは間違いないが、選手ひとりひとりがしっかり自分の役割を果たし、しなければならないプレイを確実にこなす。高いチーム力をそのまま発揮し続けることができる。それがJXの強さである。
つまり、巡航速度が速い。ゲームを通してその巡航スピードで走り続けることができる。その上、悪路でも、悪天候でも苦にしない。
相手チームは、コーナリングやギアチェンジなどテクニックを駆使して、何とか食いついていくが、その内、タイヤがパンクしたり、ガソリンが切れたり、クラッシュしてしまう。
そんなことを想像してしまう、今回のJXの準決勝、決勝だった。
“結局”、JX-ENEOSが圧勝し、23回目の優勝、6連覇を達成した
“結局”という言葉を使いたくなるような、ここ数年のJXの強さである。
第1Q
トヨタが長岡の気合の入ったプレーや多彩なオフェンスで点を重ねるのに対し、渡嘉敷のジャンプシュートや岡本の3Pシュートなどで対抗するが、渡嘉敷はダブルチームでペイント内のプレーを封じられ、その他、ターンオーバーとしてカウントされないようなオフェンスミスが目立った。
6分48秒、トヨタ15-13JX、ややトヨタペースか、と見られたところで、JXがタイムアウト。
タイムアウト明けに、吉田がコートイン。藤岡も4得点、3アシストと悪くはなかったが、オフェンスの核となるべき渡嘉敷、宮澤が機能していないと見ての交代かもしれない。(渡嘉敷はダブルチームに手こずり、宮澤も長岡の徹底マークされるうえに、シュートタッチが悪い)
早速、JXは吉田からのパスを受けた岡本が3Pシュート。その後は渡嘉敷がゴール下でシュートを2本決めるなど、若干、オフェンスが機能し始めたが、宮澤の3Pシュートは決まらず、渡嘉敷はダブルチームされ、ヘルドボール(ジャンプボールシチュエーションでトヨタボールに)になるなど、オフェンスは完全には機能していない。
とは言え、オフェンスが今一つでもJXは慌てず、ディフェンスをしっかり行い、ゲーム序盤にハイピッチで動いたトヨタのオフェンスを止められるようになっていた。
第1Q、残り50秒弱、トヨタ19-20JX。ここで、ターニングポイントとなるプレーが出る。
馬瓜ステファニーのシュートミス(石原のシュートブロックかファールかは微妙)から、吉田が素早くボールを運び、サイドライン付近に走り込んで待つ宮澤にパス。すかさず、3Pシュートを放ち、ネットに吸い込まれる。この時、チェックに行った安間がファールを取られ、バスケットカウント。フリースローを決め、宮澤の4点プレーとなった。(トヨタ19-24JX)
“結局”、JX24-19トヨタで第1Qを終了。
JXはオフェンスが今一つうまくいっておらず、トヨタペースで進んだにも拘らず、5点のリードは望外の展開。
トヨタは良く動いたが、3Pシュートが5-0と決まらないなど、シュートを決め切れなかった。
第2Q
JXは吉田、岡本、石原、宮澤、渡嘉敷と第1Q後半と同じメンバーでスタート(石原は第1Q中盤に2つ目のファールを犯した梅沢に代わってコートに入っていた)
このピリオドで出だしも岡本がターンオーバーを犯すなど、ピリッとはしなかったが、1分10秒(JX24-21トヨタ)に、吉田がオフェンスリバウンドに跳び込み、岡本を経由してパスを受けた宮澤がドライブインシュートを決め、26-21。
そして、ここからJXの怒涛の攻撃が始まった。
まず、ボールを運んでいた山本に対しハーフライン付近で宮澤がプレッシャーを掛け、ボールがサイドラインからコート外に飛び出たボールを、宮澤が跳び込んでキャッチし、背面にボールを放り投げる。これを岡本が受け、一旦コート外に飛び出した宮澤がサイドライン付近に走り込み、吉田からパスを受け、3Pシュートを決める。JX29-21トヨタ。(堪らず、トヨタがタイムアウト)
タイムアウト明けも、ディフェンスリバウンドから吉田がゴール下の渡嘉敷にタッチダウンパス。31-21。
さらに、再度、吉田→渡嘉敷へのホットラインパスを決め、しかも、これがバスケットカウントになり、34-21。
その上、長岡のシュートを渡嘉敷がブロック。そして今度は藤岡(岡本に代わってコートに入っていた)が、トップにいた渡嘉敷にパスを送り、そのまま渡嘉敷が2歩のランニングシュート(ドリブルなし)!JX36-21トヨタ。
堪らず、再度、トヨタがタイムアウト。
しかし、トヨタ陣エンドラインからのスローインを宮澤がプレッシャーを掛け、苦しいパスを岡本がカット、パスを受けた宮澤が難なくシュート。
JXは、なおも手を緩めず、厳しいデイフェンスでパスミスを誘発し、奪ったボールを落ち着いて回し、藤岡がジャンプシュート。JX40-21トヨタ。
約3分30秒の間に、JXは16点連取!
猛ラッシュ!スパーク!……トヨタとしては息を継ぐ間もないうちにドドドッとやられてしまった。
点を取られて、取り返そうと早目にシュートを打って外し、それをファーストブレークで切り返され、更に焦ってターンオーバー、不完全にオフェンスを終えたので、ディフェンス態勢も整わず、“ホットライン攻撃”を浴びてしまった。……勝負あり。
その後は、トヨタも気持ちを切らさず頑張ったが、JX86-65トヨタで試合終了。
JXはゲーム序盤は渡嘉敷、宮澤が機能せず、リズムが悪かったが、途中から入った吉田が上手く建て直した。吉田→渡嘉敷のホットラインがトヨタディフェンスを粉砕した感がある。渡嘉敷曰く「世界一、自分をうまく使うポイントガード」……さすがである。渡嘉敷は31得点、15リバウンド、4アシスト、2ブロックショット。
宮澤はシュートタッチが悪く、3Pシュートは8-2と確率が低かった(しかし、その2本が非常に効果的)。しかし、ドライブに切り替え、要所で得点を上げた。ディフェンスも強力でトヨタのターンオーバーを誘発した。17得点、7リバウンド、6アシスト、2スティール、1ブロックショット。
さらに、岡本が4本の3Pを決め、宮澤の3Pシュートを補った(14得点、3スティール)
また、宮澤が良くない時は、梅沢を使い、梅沢もそれに応えた(10得点、5リバウンド)
トヨタはゲーム序盤は、よく動き、攻守にJXを上回ったが、JXに焦りを生じさせるには至らなかった。
痛かったのは、3Pの不調で、第3Q終了間際まで15-0。せめて5本ぐらい決まっていれば、全く違う試合展開になったはず。
(実況再度は、今期のリーグ戦では3Pの成功率は高いと強調していたが、今期はまだ、上位チーム同士の対戦が組まれていないという要素を考慮しなければならないと思う)
ただ、3Pシュートよりも、残念だったのは、第2QにJXのスパークを受け続けてしまったこと。吉田→渡嘉敷のホットラインパスの1本目が決まったところ辺りのオフェンスで、時間を掛けて展開をスローダウンさせるべきだった。
それにしても、JXは盤石の強さ。
少し前は、吉田の控えのPGが手薄という弱点があった。吉田も怪我を押してプレーしなければならないというシーズンもあり、吉田を攻めるという突破口もあった。(でも、故障で吉田不在でも勝っていたシーズンもあった。渡嘉敷、大崎が強力だったからなあ)
それが、宮澤が加わって更に攻守に厚くなった。その宮澤は3Pシュートの武器を加えて全日本のエースに進化。
さらに、PGの宮崎、その上、藤岡が加入し、今季は吉田を控えに回せるほどPGも厚くなった。
控えも昨季は大沼(今季は体調不良らしい)、今季は石原が成長し、活躍。スターティングメンバーに起用されている梅沢もその期待に応えようとしている。
現在、出産で大崎が不在であるが、そのマイナスを全く感じさせない強さである。
ポテンシャルの高い選手が揃っているのは間違いないが、選手ひとりひとりがしっかり自分の役割を果たし、しなければならないプレイを確実にこなす。高いチーム力をそのまま発揮し続けることができる。それがJXの強さである。
つまり、巡航速度が速い。ゲームを通してその巡航スピードで走り続けることができる。その上、悪路でも、悪天候でも苦にしない。
相手チームは、コーナリングやギアチェンジなどテクニックを駆使して、何とか食いついていくが、その内、タイヤがパンクしたり、ガソリンが切れたり、クラッシュしてしまう。
そんなことを想像してしまう、今回のJXの準決勝、決勝だった。
今年初のコメントですが、今年もよろしくお願い致します。
毎年1月の第2週の土日は、重要なスポーツイベントがこれでもかというぐらい重なっており、観戦と書き込みが遅くなりましたが、しっかりと決勝の記事を読ませていただきました。非常に的確な分析と指摘ばかりで、とても共感しました。
特に1、2Qの詳細な分析と記述は秀逸で、今すぐにでもスポーツ記者として通用するのでは、と思えるぐらいのレベルに達しておられると思います。長年JXを見続けて記事を書いてこられた英さんならではだなあ、と感嘆しました。
ほぼ99%同意と共感の記事でした。確実に私が書くよりも優れた記事だと思います。その上で、一つだけ付け加えるとしたら、実は英さんも書いてはおられるのですが、トヨタの得点が伸びなかった(3Pも決まらなかった)のは、JXのディフェンスがいかに優れていたかということ、そして、トヨタのシューターがJXの高さとプレッシャーを嫌がっていたように見えたことです。フリーのシュート、簡単なシュートすらも結構落としていたと思います。いろんな意味でプレッシャーを感じていたのだと思います。
そして、英さんがおっしゃるように、この試合は前半で決まっていましたね。クオーター24点は取られ過ぎです。100点ゲームのペースですから、トヨタのディフェンスがいかに機能していなかったか、という試合でもありました。私もちゃんと見ていたのは前半までで、録画視聴でしたから結果も知っており、後半は見る意味があるのだろうか、と思ったぐらいでした。結局流して見ていましたが、練習試合のようでしたね。
吉田が出てくると、リズムがありますし、安心感が違います。そこにいるか!というオフェンスリバウンドも素晴らしいです。優れたPGのプレーを見ていると、私は音楽を奏でているような気がするのですが、今回の吉田は正にそんな感じでした。(過去にはNBAのジェイソン・キッドのプレーは音楽だなあと感じていました)
ともあれ、JXの強さは盤石ですし、そこに近づけるようなチームも不在のように感じます。(と思っていたら、リーグ戦で富士通がJXを破ったようですが、どんなメンバーと試合内容だったのか興味深いです)また、プレーオフでの試合を楽しみにしたいと思います。(今回は決勝しか見ていません。準決勝はまだ録画したままです。春高バレーやVリーグ、ラグビーやサッカーなどまだ見切れていません。笑)それでは中途半端ではありますが、失礼します。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
>毎年1月の第2週の土日は、重要なスポーツイベントがこれでもかというぐらい重なっており
もともとスポーツイベントが密集している1月でしたが、春高バレーが1月前半にスライドしてきたので、さらに密集度が高くなりました。
私も、駅伝4つ(5日間)、バスケットボール日本選手権、春高バレー、高校サッカー、高校女子サッカー、卓球日本選手権、全豪オープンテニスなど、睡眠不足に陥っています。(年末もウインターカップや高校駅伝、バドミントンツアーファイナル、高校駅伝、フィギュアスケートなど盛りだくさん)
>1、2Qの詳細な分析と記述は秀逸で、今すぐにでもスポーツ記者として通用するのでは
褒めすぎです。でも、嬉しいので10回以上読み返しました。
>トヨタの得点が伸びなかった(3Pも決まらなかった)のは、JXのディフェンスがいかに優れていたかということ、そして、トヨタのシューターがJXの高さとプレッシャーを嫌がっていたように見えたことです。
ええ、そうですね。
どこかで同じようなことを書いていて繰り返しになるかもしれませんが、JXはディフェンスに93%、オフェンスは87%ぐらいの力でプレーしているように思います。5年くらい前のディフェンスはもっと激しかったように思います。
個人のポテンシャルが高いうえ、人材も豊富でチーム力が非常に高いので、そのくらいで対応できる。もちろん、手を抜くのではなく、自然体で対応しているわけです。
対する相手チームは攻守とも100%でプレーしなければならない。
ずっと、全力でプレーし続けるので、例えフリーや簡単なシュートでも、その時に既に一杯一杯なので、シュートに微妙な狂いが生じてしまうように考えています。全日本が強豪外国チームに対して、同じような現象に陥ります。
そして、JXは勝負所で全力でスパークする…。
私も一杯一杯の状況なので、スポーツかドラマの記事をさぼるかもしれません(今年は将棋についてもう少し書きたいです)が、よろしくお願いします。
吉田選手の事を褒めていただき、ありがとうございます。やはり、全日本チームに不可欠ですよね。