奄美ロングステイ

奄美の自然の中でロングステイのできるペンションを作りました。毎日のできごとを紹介していきます。

夏はそこまで

2014-04-23 20:00:17 | 暮らし
奄美ではどんどん夏が近づいてきている。
昨日の気温は最低気20度、最高が26度だった。
北海道あたりだったらこれってもう立派な真夏の気温だ。
でも奄美に慣れきった身にはまだ寒い。
長袖のTシャツではちょっと肌寒いのだが、かといってなにかを羽織ると汗をかく。
面倒くさい季節だ。



夏を感じるといつも近くの土盛海岸へ行ってみる
いつもとはちょっと違ったアングルからの写真




もう少ししたらウミガメが産卵にやってくる




なにか天気がよくて海岸に来る日はいつも大潮の気がする




この日はサーファーがひとり波乗りを楽しんでいた
土盛海岸でもサーフィンはできるのだ




帰り道の農道
まだ我が家が見えている
これももう少ししたらさとうきびが背をのばして見通せなくなってしまう
こんなところからも季節を感じる

今年こそは食べたい夏の野菜

2014-04-22 20:00:14 | 
毎年挑戦しているのにもかかわらずなかなかうまく育ってくれない野菜がる。
スイカととうもろこしだ。
どちらも一応実はつけるのだが満足からは程遠い出来だ。



今年こそは絶対においしい実をつけさせようと、万全の体制をもって準備をした
プランター、ポットそして直播きといろんなパターンで苗を育てる




ビニールハウスの中では2,3日で芽が出てくる




とうもろこしも負けじとスイカの翌日あたりに芽を出した




ポット植えの種も順調だ
ずいぶん前に蒔いた他の野菜の芽の成長をあっという間に追い抜いてしまった




なんといってもせっかく顔を出した芽を鳥に食べられてしまう心配がないというのがうれしい
雨の日でも水やりがかかぜないが、これだけ目に見えて成長してくれていると苦にならない
毎朝起きるとまずハウスに様子を見にやってくるのが日課だ




その後もすくすくと育っている
とうもろこしなどはそろそろ植え替えのタイミングを計らなければならない時期にきているようだ
たいへんなのは畑に植えたあとからだ

我が家のパッションフルーツ

2014-04-21 20:00:45 | 
パッションフルーツの受粉のさせ方を農家の人に習ったあとは自分のパッションで実践する。




我が家のビニールハウスでも先週あたりからぼちぼちとトケイソウの花が開き始めていた




1日3個か4個ではあるが毎日昼近くなるとポツポツと花を咲かせる
ほんとうにゆっくりとしたペースだ
その花びらを教わったようにがくの部分をおさえながら取り外す




筆でおしべ(下を向いている長っぴょろい部分)から花粉をこそげ取ってそのままめしべに
塗りつけてしまう
これが思ったより簡単ではなく、めしべの先端になかなかきれいにたくさん花粉がつかない
どれくらいつけば実がなるのかわからないので一応表面にまんべんなくつくまでつけ続ける
我ながら手際が悪い




そうしてしばらくするとめしべの根元の部分がぽっこりとふくらみ始める
これが大きくなり続け、実となっていくのだ




毎日こつこつと受粉させていると、そのぽっこりがあちらこちらに目につくようになってくる




さっと見渡したなかで一番大きくなっているのがこれ
食べられるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだ


パッションフルーツ農家のビニールハウスを見てきた

2014-04-19 20:00:41 | 暮らし
近所のマサさんのビニールハウスに見学にいったきた。
去年はパッションフルーツの葉はたくさん茂ったものの、さっぱり実がつかなかった。
どこが間違っていたのか教えを請いにでかけたのだ。




マサさんちのハウスではもう葉も茎も青々と大きく立派に育っている




今さかんに花が咲いているそうだ
きれいな花がちょうど時計のようにも見えるのでこのあたりではトケイソウと呼ばれるほうが多い
花は昼前頃に咲くそうだ
知らなかった
どうりでいつも朝一番で見に行っても花が咲いていなかったわけだ




そして花粉を手で受粉させなくてはいけないのだが、マサさんは花びらを手でちぎってから筆で
めしべに花粉をつけていた




このとき3つあるめしべすべてに受粉させなければ実はつかないそうだ
これも知らなかった
花を見つかられず、見つけたとしても完全に花粉をめしべにつけていなかったのだから、実も
つかなかったということらしい
そしてもうひとつ受粉作業に使用した筆は作業が終わったら洗って、花粉がついたまま翌日使わない
ようにすることも教えてもらった
花粉というものは時間がたつと劣化するものらしい




ちゃんとやればこのような立派な実がつくのだ
見習って我が家のハウスで作業してみよう
今年こそはおいしいパッションフルーツを作れそうだ

我が家の畑の新兵器

2014-04-18 20:00:55 | 
あーりーばーどでは長期滞在するお客さんのために700坪くらいの畑を用意してそこで野菜や
果物を育ててもらえるようにしている。
宿泊棟をはさんで南側は野菜用、北側はビニールハウスと果樹用の畑にあてている。
しかし以前から北側の畑での作物の育ち具合が非常によろしくなかった。
そのうちどうも土壌の問題ではないだろうかということに気がついた。
畑の土を農業試験場に持ち込んで検査してもらったところ、やはり土壌が全体的にかなり酸性に
傾いていることが判明した。
そこで堆肥や灰をこまめに撒いたりしながら地道に土壌改良に努めてきた。
しかし土壌のPHを調べてもらうのは結構手間がかかるので、そう頻繁にはできない。
自分でリトマス試験紙をつかって行なうこともできるがおそろしく面倒だ




そこでこのたび入手したのがこの土壌ph測定器
畑の土に突挿すだけで土壌の酸性度を表示してくれるすぐれものだ
半年遅れの我が娘からの誕生日祝い
プレゼントに何が欲しいか尋ねられていたが別に欲しいものもなかったのでそのままにしておいた
のだが、急に思い立ってこの測定器をリクエストしたのだ




早速あちらこちらの畑に挿して酸性度を測ってみた
するとやはり北の畑の土が酸性に傾いていた
特にビニールハウスの中は概ねph5.0以下、ここまで低いのにはびっくりした




キュウリもナスもph6.0以上でなければならないそうだ
ましてやトマトは6.5以上が望ましいとある
我が家の畑の夏野菜が今まで台風が襲われると簡単に枯れてしまったり季節外れの時季に実をつけ
たりしていたのは、土壌が酸性過ぎたことが影響していたのかもしれない




すぐに苦土石灰を撒いて中和させる
これでもっと育ちがよくなるだろう
それにしてもなんと便利な道具なのだろう
うれしくなって畑中を測定してまわった
おかげで今では畑のどのあたりがphいくつなのかだいたい頭に入っている
今まで何度挑戦してもうまく育てられなかったスイカ・たまねぎ・レタスなどもこれからはうまく
いくかもしれない