ビニールハウスでのエコな水やり

当たり前の話だがビニールハウスを作ってしまうと中の植物に雨は届かない。
毎朝じょうろで水やりをしなくてはならない。
雨が激しく降っている中濡れながら水を撒くためにハウスへ向かうのはじつにばからしいものだ。
水道代だってただではない。
そこで雨水をハウスの中に流し込む仕掛けを作った。



まずは雨水がいつも垂れ流しになっている雨どいにペットボトルで作ったじょうろを固定する




そこにホースをつなぎハウス内へと導く
幸い水が流れるようなちょうといい傾斜になっている




ハウスの中まで来たらパイプの分水器でそれぞれの畝にホースで送られる




ホースの作物の根元にあたる部分に小さな穴をあけておいて、そこから水が少しずつしみだすと
いう仕掛けだ
材料はすべて廃棄物の再利用で流れる水も天から降ってくる雨水、まさにエコシステムだ
これで準備は万端
果たしてうまく水が流れてくれるか、雨の日を今か今かと待つ




夜半に強い雨が降った翌朝早速様子を見に行ってみた
素晴らしい
野菜を植えた畝にはほぼ狙い通りの場所に水の跡が残っている




パッションフルーツの畝でも手前の部分に関しては水が供給されているようだ
さすがに雨どいから流れ出る水圧程度では全体まで水を行きわたらせるのは難しいか
最近は雨が降るとすぐにハウスへいってこの自動水やり器の具合をチェックするのだが、残念ながら
奄美ではこのところ晴天続きてさっぱり雨が降らない
今までになく梅雨の到来が待ち遠しい今日この頃である