婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

ポール ゲティー美術館 その2

2009-05-22 11:52:15 | Weblog
景色を堪能していたら 若い男女に話しかけられた 
何を言っているのかわからない。(たぶん英語?)
でも どうやら写真を撮ってくれるように依頼しているようだった。
「OK」
彼等は 長いスロープを仲良く歩いて雄大な景色が広がる所によりそって立ち
なんだか気恥ずかしさを覚えながらもシャッターを押す
こちらに向かって歩いてくる姿も・・

いみじくも人の愛をみて 心が満たされた



ピンク色

2009-05-21 14:15:26 | Weblog
年を重ねていくと概ねくすんだ色を身につけだします。
でも みんなピンク色が好きなんだそうです。
そしてピンク色をながめていると若くなります。
反対に黒色は 周りにあると花ですら枯れていくそうです。

マルチ商法

2009-05-20 15:34:56 | Weblog
朝から日差しが強く暑い日です。
今日は、仕事にあまり関わりのないことでの訪問の多い日でした。
とどめは 強烈!
爽やかな笑顔と大きな荷物 普通の主婦っぽく装ってはいるが 紫陽花の葉がにゅっと現れたのかと思ってしまった。(強い気を発しています)かたわらには、〇〇会社の役員の方。
あぁ~ 話しなんて聞かなくても なんだかわかってしまって 心は憂鬱。
サブリメントと化粧品と伺った時から 私ははっきりお断りしていたのですが・・
やはり マルチ商法だ。
「商品を売りにきたのではありません。どんなにいいものかお伝えしたくて伺ったのです」
「・・・・」
昔 昔 40年ほど前 APOジャパンっていったかな?最初 ネズミ講って言って 次にはマルチ講 車に取り付けると環境にいい 燃費がいいと前面にうちだして 要は販売方式がピラミッド型 友人のほとんどが もうかるんだ もうかるんだって流行った時期がありました。
私は、参加しません。見ていただけ。
結局 販売商品=原価+販売促進用ツール+ピラミッドの上に払うマージンのようなモノ 
こんな感じが長続きするはずもなく
欲にくらんだ人々が親兄弟 ローン会社からお金を借りてついに破綻というパターンが多かったですよ。
そうそう その時のピラミッドのナンバー2?だった人が この間 相変わらず似たようなもじった事をしていて(円天、擬似通貨かな) 悪いことで新聞に報道されていました。あれぇ~この名忘れもしないと思いました。
ピラミッドの上に立って 商品の理論武装と人を熱気で包み 短期で吸い上がるお金は きっと麻薬のようで 生涯を それに捧げたのでしょう。
生き方だから批判はしないが
日々を平穏に暮らす市井の人は冷静になって考えてほしい。

普通の商品や製品には上納金のようなものは上乗せされてはいない。
商品の販売ではなく 人を勧誘が目的であり スキを見せた時からぐいぐいとおしいってきて さながら妄信という言葉がピッタリの言動 行動を示します。
反論には、長い長い説明が反論され もういいよ!は許されません。

熱心に語る姿に いよいよ鮮やかに遠い日の記憶がよみがえる。


このあいだの講演会で『正しい』という字は一度止まる と書くと言っていた言葉を思い出した。


ハリウッド パーク競馬場

2009-05-19 11:03:00 | Weblog
国内の景気は相変わらずはかばかしくない。
どこまで耐えられるのか 一瞬不安がよぎる。
それに加えて 新しいインフルエンザのウイルスが国内で活躍しだした模様で
どうやら 宿主を殺してしまっては 本も子もないと思ってか思わぬか 従来のインフルエンザなみの力のようです。
「この景気でインフルエンザが蔓延したらますます低迷するのじゃないかな?」と不安気にいわれたが
そうかもしれない とは言えないので
「まぁ なるようになるでしょう」
私は 相変わらず『ウイルス』に共存しようよってささやきたいのだが・・

さて アメリカに滞在中、母のカラオケの先生が馬を持っていて 競馬場に招待されました。
競馬場?興味もないし行きたくないというのが本音。
むげにお断りするのも悪いので行ってきました。
なんと 全員起立して国家斉唱から始まりました。
各テーブルにはテレビが2台設置されて いろんな競馬場のレースのモノが見られ賭けられるのだそうです。
Win ウイン これ単勝
Exacta エグザクタ これ連勝単式 この二つだけは覚えたが 正直あまりよくわからない。
馬がラストに近づくと ひときわ歓声が高くなり 時間がたつにつれてテーブルの上は 紙くずになった馬券がたまる。
景色はいいのだけれど 今ひとつ いごこちが悪い。
母は 先生がいいと思う馬券を買ってくださいと他人まかせ
面白かったねって言われたが 何が面白いのかわからない。
せっかく 働いたお金が ワケのわからないことに消えていくのはなんだかねぇ~




バナナ

2009-05-18 12:41:55 | Weblog
渡米の最大の目的は、母の家事の手助けと日常の行動について歩くことでした。

母の家に着いて、部屋の片隅でひときわ目をひいたのが 大きなかごにうず高く積まれた洗濯物。
その横には 低い背丈の母にはふつりあいな大きなアイロン台が鎮座して・・。
むこうでは 洗濯の次は全て乾燥機にほうりこまれるため 綿の素材は 当然くしゃくしゃになってしまいます。それにアイロンをかけるのが 普通のパターンのようです。洗濯物が 風にはためく様は みかけられません。
若い時は、その家事労働もわけなくできたのでしょう しかし寄る年並と脳梗塞をわずらって手も不自由ということもあってか なかなか追いつかない有様でした。
早朝 まず その山を片付けましたが ホントは、タオルなど以外は パンパンとたたいてたたんで外に干すと いいんですけれどね。

 その晩、週に一回 お寺の一室を借りてのカラオケ教室でした。
この建物のどこがお寺なのだろう??
一人 うなる私
集まった顔ぶれは みるからに日本人。
しかし 言葉は英語でした。
はい 拙い英語でご挨拶しました。
なんと歌は演歌。歌詞は ローマ字で振り仮名されています。
後から聞いたら ほとんどが 日系2世の方です。恥ずかしい話し この日系 ハワイ日系 こちらの日系が理解できませんでした。
たった一人50歳後半の方が 日本語を話しました。
しばらく 皆さんの歌に聞きほれて 母の歌う姿に 涙があふれて
実は、母は、郷里の訛りが 今だにぬけなく
覚えていますという歌詞の発音を
「おぼイています~」と歌って笑われたのだと憤慨していました。
そう どうやら郷里を出た時から 何もかもがそこでストップしてしまっているのです。
だいぶ時が過ぎたあたり 日本語ができる方が、唐突に
「バナナって知ってる?」
「はい おいしいですよね」
「そのバナナではなく ほら 日本語を話さない人のことを言うのよ!」
「えっ!?よくわかりませんが・・」
「外は黄色で中は白ってことよ」
「・・・・」
侮蔑の言葉ではないかと 黙りこんでしまいました。
『バナナ』とはあんまりだ。
それについては 話しはうちきり
日本に帰ったら 少し日系の人達について本を読んでみようと おのれの無知を恥じました。

帰国後 スーパーの棚でバナナを見ると 胸が苦しくなります。
本は 《二つの祖国》という題名のものを読書中。