携帯電話様

『雪　雪　深夜から雪が降ります。積雪１センチ』
これ昨晩の予報なのだそうです。最近は便利なもので　みんな携帯電話に配信される情報（天気予報など）にもとづいてわさわさしています。
私の予報は『山勘』おそらく雨！
雪は降らなかった。
今度は、朝　あらたに配信された情報で
「晴れ　晴れ」とわきあがっている。
午後からみごとに雨があがり鼻の中がむずがゆい。誰もみていなければ指を入れて掻きたいぐらいに猛烈な痒み。
昼休み皆ほとんど会話はなく携帯片手。
どうやらこの頃の小学校は緊急連絡はいっせいに父兄の携帯電話にメールが配信される時代だそうです。そのせいなのか　かたときも携帯をそばからはなしません。
電車でも
歩いていても
自転車も
車を運転中も
みな一心に一様に携帯の画面を見ています。

これが最近の普通の光景です。

神様、仏様

幼なじみがお寺の住職で時々遠慮のないことを言ってしまいます。
ずいぶん昔
世間話のついでに
「夫のことあんまり頭にきたから仏様に地獄に落ちろ！ってお願いしようかしら？実際つい愚痴とお願いめいたことをむにゃむにゃぼやいているんだけれど」
「おまえねぇ～　仏様に願いこともだけどね　人を呪って手をあわせたら　だめだよ」
「えーーっ！じゃぁ　どこに向かって言えばいいの？」
この後　ヒミツなんだけれど　声をひそめて教えてくれたことは
「どうしてもだったら　山の神　海の神にお願いするんだよ」
なるほど　すごくいいことを聞いた気分で明るくなりました。
それから　毎朝　仏様には水をそなえて感謝の気持ちと　そちらの世界で修行をされますように（なんの修行か仏様に聞いてみたい）手をあわせました。そのまま　くるっと横を向いて
山の神、海の神にどれだけ夫が不実でひどいか訴えて手をあわせる。人にはみせられないぐらい　おぞましい光景が繰り返されました。ずいぶん日がたった頃　そんなことをしていたら笑いたくなりました。
そう　幼なじみに　してやられた気分　
足を投げ出して　ゲラゲラ笑って
やっていることが滑稽に思えた時点でそれっきりです。
さぞ神様も困惑されたことでしょう。

もうするまい苦しい時の神頼み

ありがとうございます

うれしいことにパレットが少し動きはじめました。
二次製品のコンクリート関連のようです。
３月はちょっと忙しくなるかもしれませんとおっしゃる会社さんもありました。
つかのま笑顔が出た日です。

お見舞い

白い壁　白いシーツ病院にいると　どういうわけか　皆　顔が透き通ってきれいに見えます。
「あらっ　痩せて若くなりましたね　まるで病人にはみえませんよ」
手術にそなえて　入院前にダイエットをしたのだそうで　人間　あまり余分にモノを食べない方がいいのかしら？とひそかに思いました。全て無事に事が運んだそうで　不謹慎な私は　傷口までみせていただいて　感心することしきり！（切って縫って回復）
　体力がおちないように　病院の中を歩き回っていらっしゃるとのこと　その気力もすごい！

　それにしても帰り道の高速道路　物流関係が思ったより低迷しているのを実感。
　みんなで下り坂をおりてる　この景気
　行き着く先がこわいです。

そんな夕方　ある企業から不景気お見舞いの電話をいただきました。
「大丈夫ですか？」
うぅ～ん　何が？
「はい」
「当分　もちこたえられそうですか？」
わからない　
「おかげさまで」
お見舞いに始まりお見舞いに終わった日です。

たこ焼き

買い物客でごったがえすスーパーの店内でひときわ甲高い声が気にかかる
「焼きたて熱々のたこ焼きはいかがですか」
たこ焼き！？そういえば　しばらく食べたことがないなぁ～
ふらふらとひきよせられて買ってしまった。
「たこ焼きください」
「お持ち帰りですか？」
「いいえ」
「あっりがとうございます」
私は何を言っているのだろうか？８個も食べるって？
「あの～残ったら持って帰れるのでしょうか？」
「大丈夫っすよ！」
ふと自分の傍らに目線がおちる
期待に大きくなった目で上を見上げる我が子を探してしまう。
とっくに大きくなって　いるわけがないのに・・
「熱い！」
顔をしかめながら全部たいらげてしまいました。
《熱くない？もっと食べる？ほらこぼさないようにね。たこ焼きはせいぜい１個か２個食べて幸せだった。こんなにたくさん一人で食べるなんて、そんなことを思いながら・・》

この後帰りあろうことか出口を間違えて駐車場の入り口から出てしまった。
（気がついたときは下って曲がって・・引き返すほうが危ないと判断）