婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

太宰治/三鷹市美術ギャラリー

2023-09-19 15:36:22 | Weblog




さよならだけが人生だ
その言葉だけに惹かれて覗きに行きました。

太宰治の小説を読み始めたのが小学校6年生の時からだから ずいぶんませた子供だったのかもしれない。
『斜陽』だったかな?
何が一番 印象的だったかと言えば 外でお母さまがおしっこをする描写でした。
衝撃的だったかもしれない。
後に学校の帰り道 草むらでスカートを広げて真似をしてみた。
間の悪いことに密かに憧れていた方が通った。
とっさに野の花を摘んでいるふうを装うのだが バレたかしら?とドキドキだった。
しばらく太宰治にかぶれた時期は、あったが
大人になって嫌悪感を覚えるようになる。
『選ばれてあることの恍惚と不安と我にあり』
こんな男の人は、大嫌い!!とまで思ったから凄い。

それでも気にかかる。

こっそり出かけた。

中学校の担任の喜代治先生を思い浮かべながらの帰り道。
(太宰治の名前を聞くと先生を思い出す。おそらく先生は太宰治にかぶれていたのかもしれない。グッバイの小説を教えてくださった)

さよならだけが人生だって泣きたくなる。


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