婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

輸出用木材梱包材(熱処理主流)

2010-10-29 11:07:14 | Weblog
おぼつかない記憶をたどると15、6年前ぐらいは、輸出用に使う木材(こんぽう材やパレット材etc.)の消毒の主流は、臭化メチルくん蒸処理でした。
イメージは、ゴキブリやダニを殺す家の中に煙がたちこめるバルサンみたいなもの・・ 
消毒をする業者さんは、出張してくると現場の隅で 必要な木材にシートをかぶせて くん蒸していました。(持ち運びの運賃がかからないから 依頼された会社の現場のすみが多かったようです)
それが始まると なんだか怪しげでもあるし声をひそめて話をしたくなりました。
こんなことが始まったのは、虫が木について自由に海外へ出かけたからのようです。

そうこうしているうちにいつのまにかくん蒸に代わり熱処理の消毒がはばをきかせるようになっていました。
比較すると安いからかしら?(この頃は、空気中のオゾン層を破壊しないため熱処理が推奨されています)
北海道の製材所でいろんな寸法にカットしてもらって熱処理までしてもらうのだから楽ですよね。
熱処理をした証明書と温度表がセットでついてきます。(これは保存して後日 植物検疫協会に提出)

海外に木材が行く時は、以前は証明書が必要だった。
それがいつからかは忘れたがかわりにスタンプになった。
『輸出用梱包材登録申請書』こんな名の申請書を植物検疫協会に出すと
登録№があるスタンプ これを証明書代わりにペタッ!
〈これは信友のスタンプ〉

私の中では、証明書がいらなくなったら会費が高くなりました。証明書を発行する手数料が減ったためなのかもしれません。
そうそう特に以前は中国が証明書を絶対に必要でした。

あらたにスタンプがはばをきかせてからは
どこの依頼主(荷主)にどれだけスタンプを押したかは3ヶ月ごとに提出しなければいけません。

こうして木についている虫たちは、海外へ行けなくなりました。

輸出用木材が消毒しなければいけないと ごたごた始まった時 一度 植物検疫協会をのぞいたのだが 年寄りばかりの記憶が残っています。
あまりの光景に思わずうなった!?

国対国で 考え方が違うので右往左往するかもしれません。
決まりごともあってないような国もあります。
決して怒らずすみやかに対応いたしましょう。


      木製パレット屋のつぶやき

















最新の画像もっと見る

コメントを投稿